RDBGジャンクションの謎解きランキング2020

全国の150万人の"世界ランキング協会"の皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

2018年の夏から始めたこのブログも開設してから約2年と半分が経過しました。
今年は総アクセス数10万人を達成したりと、1つの目標が達成できた年でもあります。これもひとえにこのブログを読んでくださる皆様のおかげです。感謝です。

さて、年の瀬も押し詰まっている今日は、昨年に引き続き『RDBGジャンクションの謎解きランキング』を書いていきたいと思います。
今年はコロナの影響もあり、あんまり公演に行けない時期が多くブログも停滞気味…と思っていたんですが、なんだかんだ50ちょっとは行ってましたね。でも昨年よりは少なくなりました。

2020年の謎解き業界は「オンライン公演」という新たな公演スタイルに否が応でも順応しなければならない年でした。
それによって新しい試みが生まれ、面白い謎解き公演がたくさん出てきたような印象です。

そんなこんなで、2020年に私が体験した謎解き公演から選ぶ、個人的ベスト10です。
今回は通常公演の外に、周遊謎・持ち帰り謎も含めて考えました。


10位『環魂争賽遊戯』 制作:タンブルウィード 成功

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謎解き×ボードゲームの異色作。
ホール型公演なんですが、各テーブルのど真ん中にボードゲームがドーンと置かれており、今年遊んだ公演の中でも抜きんでたインパクトを残してくれました。しかもこのボードゲームが普通に面白い。
むせかえる程の小謎ラッシュと、ロジックの筋が一本しっかりと通った骨太な物語。
「分の悪い賭けは嫌いじゃない」を信条としている私としては本当に楽しめる公演でした。
あとデスゲームのような司会ぶりも最高。

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9位『闇オークションからの脱出』 制作:ゆうげん 成功

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私が初めて挑戦したオンライン公演。コロナで各制作団体が動きを止めてしまった中でいち早くオンラインへシフトしたゆうげんの判断は本当に英断だった思います。

急ピッチで進んだと思わる仕込みと準備の先には、素晴らしい公演が待ち受けていました。
私たちがPCの前にいることへの説得力を担保した設定や、面白い謎解きのシステム。なによりオンラインであることを前提としたトリックには思わず舌を巻きました。

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8位『絶遠エクソシズム』 制作:クロネキューブ 成功

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今年のナーメテ―タ―枠その1
6月に遊んだんですが、「PCの向こう側にいるキャストに指示を出しながら解き進む謎解き」というスタイルに衝撃を受けました。
スマホカメラを駆使した、まるでホラー映画のような視点の動きや画面構成も見事で、家に居ながら本当にドキドキしたのを覚えています。

初のクロネコキューブの公演だったのですが、これで一気にファンになりました。

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7位『アケ_テ』 制作:AnotherVision 成功

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持ち帰り謎からランクイン。
普段持ち帰り謎はあんまり遊ばない私ですが、ビジュアルに惹かれて購入。
私の好みにガッチリとハマり、ラストまでダレることなく一気に駆け抜けました。
物語・謎のギミック・演出の親和性が高く、無駄をそぎ落とした謎の構成も見事。なにより「このギミックを使いたいんじゃ!」と言う作者のメッセージがバシバシと伝わってきて、完全に打ちのめされてしまいました。

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6位『「特殊捜査0課」#1. Y澤精肉店』 制作:オバケン 成功

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あのオバケンが「驚かさない公演」を作ったということで少なからず注目を集めていた作品。
架空の肉屋を舞台に、まるでスリラー映画の登場人物になったかのような気分を味わえるでしょう。
R15仕様に強化されたグロテスクな描写の数々は本当に最低で最高で、現実世界で絶対に体験したくない体験をさせてくれたという意味では今年ナンバー1だと思います。
謎解き自体のレベルが高く、私自身は手も足も出なかったんですが、つよつよメンバーで行ったおかげでなんとかクリアできました。
次回作も期待しています。

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5位『電脳九龍城 傀儡狂騒曲殺人事件』 制作:タカラッシュ 成功

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周遊謎からランクイン。
これが1,500円で遊べるという驚きのコストパフォーマンス。制作者の正気を疑ってしまいます
金田一少年の事件簿シリーズ最終作ということで、原作漫画とシリーズ3作品を追ってきた身としては感慨深い作品となりました。
これまでのタカラッシュの総力を結集させたかのような、圧倒的な完成度の謎解きが楽しめます。

今ならバーチャルキットも販売しているようなので、現地まで行くのが厳しいという方は購入を検討してみてください。

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4位『びっくり謎工場からの脱出 』 制作:SCRAP 成功

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とにかく最初から最後までずーーーーっとびっくりさせられる公演
プレイしている時は本当に忙しく、思わず立ち上がったりおもむろに座りなおしたりを繰り返してバタバタと謎を解いていました。終わった時には不思議な爽快感。

ラス謎はこれまたびっくりする内容だったんですが、ある意味往年のSCRAPらしさ溢れるいいギミックでしたね。
その回最速でクリアしたチームにもらえる表彰状も、大切に持っています。

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3位『モナリザは2度微笑む』 制作:タカラッシュ  成功

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これまた周遊謎からランクイン。ナーメテ―ター枠その2。
2月ぐらいに挑戦した時点で「2020年の周遊謎ベスト1位」とTwitterに書いていましたが、その気持ちは覆ることなく年末まで来ました。
これまでコラボ謎は別として、基本的にはハートフルな謎を多く手掛けてきたタカラッシュブラックレーベルが放ったダークなストーリー。
兎にも角にもこの恐ろしい物語とアートリックミュージアムという場所の力が凄かった。
因果の行きつく先に待ち受ける無慈悲な現実。切れ味が最高です

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2位『Analyze -アナライズ-』 制作:タンブルウィード  成功

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クラウドファンディングで実現した、「分析」をタイトルに冠した公演。
今回の公演で取りあげられている問題形式が、自分の謎解き人生の出発点のようなジャンルだったので本当に楽しく解けました。

もしこの方が別ジャンルの謎を希望されていたら、全く違うスタイルの公演ができていたわけで、そう考えると謎解き公演の出会いは大事にしなければいけないと感じますね。

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1位『ジョジョの奇妙な美術館からの脱出』 制作:SCRAP 成功

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2020年の1位はやっぱりこれ。
ジョジョの中でも5部はいちばん思い入れが強くて、SCRAPはいつかやってくれると信じていましたが、原作のエッセンスである逆境の中でも諦めずに泥臭く勝利への道を模索する姿勢がキチンと公演に反映されていて本当に感動しました。
もちろん自分がスタンドを操れるという体験も最高で、いい年してスタンド発動ポーズもバッチリ決めちゃいました。
とにかく公演中ずっとアドレナリンがドバドバ出ていて、多幸感に包まれた謎解きでした。

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・・・・といった感じで2020年の個人的ベスト10でした。当時の記事を見直しても、ランクインしている感想記事はどこか書いている熱量が他のものより高い印象がありますね。

実は今年はタイミングを逃したり単純に書く時間が確保できなかったりして、行ったのに感想が書けなくて泣く泣くお蔵入りした公演がいくつかあります(たぶん10くらい)。それはいつかひっそりと発表させてもらえればと思います。 来年も良い公演と出会えることを祈りつつ、この記事を締めたいと思います。見てくださりありがとうございました。