【謎解き感想】コマンダーエグゼ

全国150万人の”AIに生活を管理してほしい”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在下北沢にあるタンブルウィードナゾベースで開催されている
『コマンダーエグゼ』に挑戦してきました! 

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【ストーリー】
2xxx年、ナノテクノロジーとAI技術の飛躍的な発展は、健康的な生活と安定した社会をもたらした。
AIが管理する社会で、誰もが何不自由なく暮 らしている――はずだった。


希望に満ちた社会の裏で進行していたのは、一台のAIによる人類支配計画。
「あなたにはこれから、私が開発した最新技術の実験台になっていただきます。AIと人類の輝かしい未来のための尊い犠牲に!」


実験完了を阻止し、己の未来を切り開け――。


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
公演時間:解説含め約100~110分
人 数 :4人1チーム

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
タンブルウィード×東京大学AnotherVisionのコラボ作品。初めてのアナビにおススメ。

ざっくり感想

日本でも有数な頭脳を使って謎解きを作るヤバい人達でおなじみの東京大学謎解き制作団体AnotherVision


そんな彼らのホール型公演最新作が開始されたので、いてもたってもいられず参加しました。
個人的には2019年に開催された『Revolver』以来の挑戦なので実に2年ぶり。
あれもなかなかに凝った構造の物語でしたねー。

www.rdbgjunction.com

今回はAIに管理された社会を舞台に、ひょんなことから邪悪なAIに目をつけられてしまった私たちが、なんとかしてその魔の手から逃れることを目指します。


なになに?「またAnotherVisionが悪のAIが登場するディストピア公演をやっている」ですって?
それがどうした。私はアナビの近未来ディストピアモチーフの謎こそ解きたいんですよ。


確かにモチーフは似ているものがあるかもしれませんが、世界観や設定、そのロジックは公演ごとに千差万別で、毎回フレッシュな驚き を私たちに提供してくれます。

なにより各公演とも 制作陣のこれがやりたい (言いたい)というギミックが絶対に入っているため「AnotherVisionブランド」の面白さは本当に信頼できるのです。間違いない。


また、今回タンブルウィードとのコラボ企画ということもあってか、プレイしていてとても遊びやすい公演だなとも感じました。
それは難易度設定であったり、ロジックの誘導方法であったり、使用されるデバイスであったりするのかもしれませんが、これどういう事?みたいな飲み込みづらさがないのが非常に良かったです。


つまりは 初めてAnotherVisionを体験する諸氏にはぴったりな公演だということ。
その日同卓したカップル2人は謎解き歴が浅いみたいだったんですけど、公演終了後には目をキラキラさせながら持ち帰り謎の列に並んでいました。1組の男女が沼に入っていく後ろ姿を見たような気がします

謎の感想

正直に告白すると一番詰まった場所はステップ1の小謎たちでした。
その中でもヒラメキ系の謎が数個あり、これが4人で考えても全く解けず、進捗具合がまずそうな気配がしたためやむなくメタで解いて次のステップへ。
その問題の答えが分かったのは最終解答を出した後。やっぱり一度頭を切り替えないと分からないものです。


今回の謎は公演中に仕掛けられるとあるルールに則って解くものが多かったんですけれども、そのルールを駆使してここまでバラエティ豊かな作問ができるのかと感心しながら解いていました。

その後とある違和感に気づいた時は、完全に制作陣の手のひらの上で踊らされていたことを自覚。
見事ハメられたことに気づき、必死に解きなおしましたよ。


また、 中盤以降のとある方法で私たちが試されるシークエンスは本当に秀逸
はじめはこんなのあるよねーと笑っていたのも束の間、いつの間にか冗談では済まされない難易度になるため、チームメンバーの総力を駆使しなんとか突破することに成功しました。これだけ一生解かされるアプリとかあったら絶対にDLします


ラス謎も迷う部分はあったものの、チーム内でこの状況を打破するためには何をしなければならいかを事前に共有できていたためかなりスムーズに最終解答への道を見つけることができた気がします。
これまで参加したアナビの公演で、一番悩まずに答えが出せたのかもしれません。


私が参加した回では成功チームが7/11チームと、成功率は高め
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これまでアナビの公演で悔しい思いをしていた方は一矢報いるチャンスですよ。


そんな感じで、2年間溜まったアナビ欲を無事に発散させることができた『コマンダーエグゼ』の感想でした。
次の公演も期待して待っています!