【脱出感想】闇オークションからの脱出

全国150万人の”いつかは本当のオークションに参加したい”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は5/10まで開催されていたオンライン公演
『闇オークションからの脱出』に挑戦してきました!

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【ストーリー】
刺激はないかもしれないが、
何も起こらない平和な毎日が幸せだった。
今ならそう思える。

あなたにとって大事な人「ミユ」が
裏世界の人間たちに捕まってしまった。
持てる力全てを尽くして探した結果、
「闇オークション」で売られてしまうことが分かった。

場所を探そうとしたが、時間がない。
一体どうしたら良いのか。

そこであなたは閃いた。
それならば、直接買い戻せば良いのだ、と。

あなたは自宅の電子機器を目の前に、
決意を固めた。

あなたはオークションが始まる時刻までに、
全ての暗号を解き明かし、
大事な人を取り返すことができるのか。
戦慄の闇オークションから脱出せよ。



【CM】闇オークションからの脱出(ESCAPE from Illegal Auction)

【プレイ方式】
タイプ :オンライン公演型
公演時間:60分
人 数 :個人戦

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
初のオンライン公演に挑戦。オンラインだからこそできるギミックが見事

ざっくり感想

『闇オークションからの脱出』は、イベント制作団体ゆうげんの手掛けるオンラインで行う謎解き公演。私が調べた限りだと、ゆうげんはこの情勢からいち早くオンライン公演へシフトを切った意欲的な団体だと思っています。まぁ、その前にコロナの影響で魅力的な2公演が中止になったりして、そうせざるを得なかったとも言えますが。特にボドゲのコードネームとコラボした謎は本当に行きたかった。残念です。

www.rdbgjunction.com



この公演の凄い所は、 キットを買ったら公演が開催される3日間(5/8、5/9、5/10の21時開催)のうち、どこにでも参戦できるところ。本来だったら参加日程を決めたらそれに合わせて色々調整しなければなりませんが、今回はその必要なし。なんなら開始1時間前に気分が変わってやりたくなくなっても、翌日に持ち越しが可能。このシステム結構画期的じゃないでしょうか。


キットは事前にBOOTHで購入。
角3封筒で送られてきた中身は、クリアファイルとA4用紙の束でした。

オークションという公演のテーマもあってか、黒地の紙に金色で装飾が施されているなど、なかなかに豪華仕様。
自宅でプレイするので、キット類がちょっとでも凝っていると非日常感が増して嬉しい。


今回の謎はLINEとYouTubeを使っての公演と聞いていたので、手元にスマホ、PCでYouTubeを見られるような2画面体制で待機をしていました。結果この2画面体制が本番でかなり有利に働くことになります


公演初日は若干の機材トラブル等もあり、30分遅れてスタート。
ゆうげんの司会の方がオークショニア役で登場した時には、不思議と彼が目の前にいるかのような気持ちになりました。
そして開口一番「待たせてしまって申し訳ない」とセリフ半分本音半分と申し開きがあり、そこから公演の説明・そして本編がスタート。


基本的には手元にある謎を解き進めつつ、新たな情報や手掛かりをYouTubeで流れているライブ映像を見ながら紙に落とし込んでいくスタイル。

ストーリーはYouTube上でリアルタイムに進んでいくので、YouTubeの映像は流しっぱなしが結果正解でした。私は2画面体制で問題なかったのですが、スマホだけで参戦していた人は、アプリの切り替えの影響で重要な情報が抜けていた人もチラホラいたようです


ただ、オンライン公演をするにあたり、 これまで会場でやっていたものを探す動作や、テーブルを移動して手掛かりを見に行く動きをネット上で再現すると、このようなシステムになるのは自明かなと思います。
ゆうげんの公演をスマホ1台で受け止められるわけないじゃないですか。これまでのゆうげんの公演を見てきたあなただったらきっと分かってくれるはずです。


演出面で言うと、今回の登場するキャラクターのデザインは結構好き。なかでもYouTubeの待機画面に出てくる金髪の女性(多分オークショニアかな)が正直ヒロインよりも魅力的に感じたので、彼女たちや他のキャラの活躍の場面が少ないのがちょっぴり残念でした。


また、流れている映像も、「オークションの出品物を品定めできるように流している」という説得力があるので、流れている意味がきちんと担保出来ているのも良かったです。
ほかにも細かい所で気が利く表現の文章があったりして、解説中に思わずなるほどとつぶやいてしまいました。お見事。

謎の感想

本来であれば前回辛酸をなめたゆうげんリベンジを達成できたので、諸手を挙げて喜びたいところですが、やはり初めてオンライン公演、レベルの調整もわからない中で決行できないと、いつもよりも少し易しい難易度だったと感じました。

加えてヒントサイトのヒントがかなり充実しているので、時間配分さえ間違えなければたいていの人はラス謎まで到達できたでしょう。


じゃあ小謎はすぐ解くことができたのかと言えば全然そんなことは無くて、いくつかの問題はかなり歯ごたえのあるものでした。個人的にはとある動物の名前を冠した問題は、取っ掛かりすら思いつかずに、しばらくうんうんと唸っていましたね。
その後の解説時間で触れられた 問題を早く解くための発想ポイントを聞かされた時には度肝を抜かれました。それは全然気づかなかった~。ホント、目から鱗です。


そして凄かったのはやっぱりラスト。
これぞオンラインでやる意味というか、ある種の制約を逆手に取ったギミックを使ってこちらを楽しませてくれました。ラストのナゾにたどり着いた時が大体残り5分だったのですが、最初に出した答えが違ったときは本当に焦りましたね。一緒にプレイしていた友人とも「なんで違うの~?うわ~( ノД`)」みたいになりながらこれまでの情報を整理しましたもん。

だからこそ「この○○って××って意味では?」と気づけたときには震えましたね。久しぶりのギリギリ成功でした。


解説ですべてのギミックを解けた瞬間の演出もとっても良かった。見てるこっち側もおおってなりますからね。


そんな感じで初のオンライン謎解きもばっちり楽しむことができました。
私は東京住まいだから気軽に店舗型の公演に行けますが、地方の人はなかなか挑戦できないと思うんですよね。
コロナが収束してからも、オンライン公演があるときっと遊べる幅が広がるのではと感じました。

ゆうげんさんは、すでに次回作の公演を発表。現在制作中のようです。

応援の意味も込めて、チャレンジしてみようと思います!