【謎解き感想】びっくり謎工場からの脱出

全国150万人の”しゃっくりは驚いて止める派”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在全国各地で開催されている
『びっくり謎工場からの脱出』の感想です。

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【ゲーム概要】
その巨大な工場は、静かに街にたたずんでいました。
トンテンカンテン朝から晩までずっと何かを作る音がしていますが
その工場に入った人も出てきた人も誰も見たことがありませんでした。

ある人はいいました。
「あの工場はなにか国の兵器を作ってるんじゃないか」
またある人はいいました。
「なにかいかがわしいおもちゃをつくってるんじゃないか」
別のある人はいいました。
「アラブのお金持ちが趣味のロボットをを作ってるんじゃないか」
いったい誰が何を作っているのでしょう?

ある日、その工場から一斉に、街のいたるところにポスターが貼られました。

「招待状
とんでもない謎が完成いたしました。
ぜひとも遊びに来てください。
参加条件
謎解きが好きな方
びっくり謎工場長より」

無類の謎好きだったあなたは
そのポスターを見てすぐに工場へ向かって走りました。

胸がはずみ心が沸き立ちます。
どんな謎が待っているのでしょう!

しかし。 あなたはまだそのとき知らなかったのです。
まさかあんな驚きが、その工場で待っているとは……。"



リアル脱出ゲーム「びっくり謎工場からの脱出」CM


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
SCRAPらしさ満点のびっくりと謎。EDの余韻が素敵です。

ざっくり感想

SCRAPが新作オリジナル公演をするということで、
しかも代表の加藤氏が直接制作に関わっているということで、
これがコケたら会社が傾くという社運を賭けた公演ということで、
古の謎好きが大好物なシチュエーションが揃った公演に挑戦してきました。

いい意味で昔懐かしい謎解きを体験でき、初めてリアル脱出ゲームに触れたころを思い出しましたよ。


会場は原宿ヒミツキチオブスクラップ
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入口での検温作業は、大丈夫と思っていても直前まで屋外にいるのでドキドキ。汗はダラダラ。

入場してすぐに『びっくり謎工場からの脱出』のワイヤーアートがお出迎え。
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手作り感とポップさがタイトルとマッチしており、「手塩にかけた作品なのでおもしろさには自信あります( ー`дー´)キリッ!」というメッセージが伝わってきます。


テーブルへ案内されると目の前には大きな箱と招待状
オリジナル公演はコラボ公演と違ってイントロダクション以外の情報がなく、今後の展開の予想がつかないのが私は好き。

そんなところに巨大な箱が待ち構えているわけですから、いったいどんなことが起きるのだろうとワクワクしっぱなしでした。


ストーリーもとてもシンプルで、なにはともあれ箱を開けるところからスタート。
そこから始まる怒涛のびっくりつるべ打ち。 それも驚かせる単純びっくりだけでなく、
喜び+びっくりや、感心+びっくりなど、様々な味わいの違うびっくりがあなたに押し寄せることでしょう

登場するアイテムたちも、謎解きイベントとしてみればかなり斬新なものが登場しこれまたびっくり。思わず「本当にこれ使うの!?」と叫びそうになりました。
ストーリーを進めていくと、そのびっくりがちゃんと納得に変わるのが素晴らしいなと思います。


そしてなにより素敵だったのはED
びっくり謎工場で作られているものは何だったのか、公演中に登場した様々なアイテムや謎の意味、そしてこの公演自体に込められた製作陣の願い。
そのすべてが帰着する爽やかなエンディングに、胸を打たれました。

こういう経験ができるから謎解きって楽しいんだよな、と余韻に浸りながら家に帰りましたよ。

謎の感想

難易度はともかく謎解き自体のルールは非常にシンプルで、目の前の箱をとにかく開けていく だけ。
鍵の付いた箱をバカバカ開けたいプレイヤーにはまさに至福の時間でしょう。


至福の時間はたっぷりと味わいたわけですが、そうもいっていられないのが『表彰状』というシステム

13年間のリアル脱出ゲーム公演において初の各回最速で成功したチームに送られる表彰状は否応なしに私たちの対抗意識を燃やし、ハラハラ感に拍車をかけてきます。


このハラハラ感が曲者で、ゲーム中どうしても他のチームの動きを考えてしまう瞬間があり、注意力が散漫になりがち
それで失敗したら元も子もないので、目の前の謎に集中しましょう。成功率の低さはこの焦りから来ているとおもいます


全体的にアイテムを使う謎が多く、パズル系は少ない印象。先入観にとらわれず、フラットな目線で謎に取り組むのが勝利へのカギだと感じました。


後半にかけてのとある展開にもある意味びっくりしたわけですが、SCRAPにはこの手の件に関してもっとすごい前科があるのを知っていたので、違和感からすぐに気が付くことができました。とはいえ労力が凄いことには間違いありませんが。


そんな感じでてんやわんやでしたが、無事にクリア!
私が参戦した回は10チーム参加して2チーム成功とのことで、平均よりは脱出率高めでした。


そして嬉しいことに最速クリアも達成!やったー。
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強力なライバルグループがいる中での表彰状はとても誇らしいですね。


東京では8/30日でいったん終了となるみたいですが、全国ではまだまだ開催されているこのイベント。
初心者からあの頃の気持ちを思い出したい謎解きファンの方までおすすめできる公演です。
ぜひ行ってみて!