【謎解き感想】Analyze -アナライズ-

全国150万人の”経済アナリスト”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在タンブルウィードナゾベールで開催されている
『Analyze -アナライズ-』に挑戦してきました! 

f:id:alfbds0954:20201129130632j:plain:w600

【ストーリー】
あなたたちは、とあるゲーム制作会社の平社員。
新作のアイデアが出ずに困っていたとこ ろに見つけたのは、初代社長が作った幻のゲームカセットだった.......

対応するゲーム機自体の開発が頓挫してしまったために世に出ることはなかったようだが、遊んでみれば何かヒントが得られるかもしれない。

そう考えたあなたたちは現代の最新技術を駆使して解析し、ゲームの世界へ飛び込んだ!


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
公演時間:100~110分(解説含め)
人 数 :4人1チーム

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★★☆ 9/10点 

≪一言≫
分析、解析、いずれも~~~、最高!

ざっくり感想

下北沢に拠点を置く謎解き制作団体タンブルウィードの最新作。
タンブルの凄いところって、公演の質もそうなんですが量も本当に多作。 毎月1作以上のペースで公演を打ってますからね。
遊んでいるこちらとしては願ったり叶ったりなんですが…天才たちの才能は枯れることを知りません。


さて今回の公演『Analyze -アナライズ-』なんですが、いつもとは少し違った経緯で制作されています
というのもこの公演はクラウドファンディング「新型コロナ禍からの脱出プロジェクト」内の「あなたの理想の謎解き作ります」特典で作成されたもの。
支援者から3つのテーマ(単語)を出してもらい、そのテーマに沿って作成がされています。


ちなみに現在3つのテーマが何かを当てようキャンペーンも開催されており、公演に参加した人だけが応募可能。
わたしも応募しましたが、あっているかはわからん。



私個人としてはこの3つのテーマを提案してくれた支援者の方、そしてテーマにそって『Analyze -アナライズ-』を作成してくれたタンブルウィードに感謝を申し上げたい。


なぜなら私はこの手のタイプの謎解きが大好きだから!!


いやープレイしていて本当に楽しかった。詳しくは言えないんですが、このジャンルは大好物だし結構得意。
学生時代にこのジャンルに類する小説なりゲームばかり集めていたから、むしろ謎解きを好きになる前から親しんでいるかもしれない。


それでもってこの公演のタイトルをAnalyze(分析)にしてしまうタイトルセンスの良さ。
遊んだ後、込められた意味について思いを馳せてしまいますね。


また、テーマとなっている 「ゲーム」部分にももちろん力が入っておりまして。
8bit調のデザインやピコピコするサウンドなど。再現力においてはさすがの一言。技術力が違います。ともすればそれすらも超越するほどのアナログ感もあり、そこはぜひ会場で味わってほしい。


f:id:alfbds0954:20201129130910j:plain:w600
線で描写されている剣と杖が格好いい。
メインビジュアルの全体的に青い感じもなんだかレトロゲームっぽくていいですね。
f:id:alfbds0954:20201129130927j:plain:w600

ちなみに「ゲーム」と「分析・解析」という言葉を聞くと、プロアクションリプレイを思い出してしまうのは私だけでしょうか。
実際に使ったらゲームの面白みが半減しそうなので、手は出していませんが。ずーっと売ってますよねこれ。

SFC用 プロアクションリプレイ

SFC用 プロアクションリプレイ

  • 発売日: 2002/03/02
  • メディア: Video Game

謎の感想

上の方で私はめちゃくちゃ好きで得意なジャンルって書いたんですが、一方で絶対苦手な人もいるだろうな。とは感じます。
なのでいつもより各々の感じる難易度には幅がありそう。
Twitterの感想でも「名作」「苦手」「思考が別ベクトルへ」「悔しくてキレながら絶賛」など、ある意味両極端かつ熱い感想が多いのが印象的。


かといって苦手な人でも絶対に無理な難易度ではないですし、 公演の端々に謎を解く鍵が潜んでいるので、あきらめずに全ての現象を記憶するつもりで臨むのが吉。
今回からの新制度「SSS(スーパーサポートスタッフ)」に助けを求めるもの有効ですね。


これだけコンセプチュアルなものってタンブルウィードとしては珍しいと思うんですが、逆にこのジャンルをタンブルがどのように料理したかという着眼点でも楽しめるかなといった感じです。


前回、前々回と大敗を喫してしまった私ですが、ようやくリベンジがかないました。
とくに前回のW-ダブる-では結構コテンパンにやられてしまっただけに、嬉しさもひとしおです。謎の系統は違いますがいいのです。勝利のお酒が美味しければ。


そんな感じで年末に差し迫ったこの時期でも非常に楽しい公演に出会えました。
『Analyze -アナライズ-』は12/6日まで、まだ行っていない方はぜひ行ってみてください!