全国150万人の”香港グルメファン”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在ウェアハウス三橋にて開催されている
『電脳九龍城 傀儡狂騒曲殺人事件』に挑戦しました!
【ストーリー】
金田一君
ごきげんよう。 君のお好きな殺人事件のご案内です。
今宵私が用意した『宮殿」にて、私の仕掛けた 傀儡たちが“とある秘宝"を巡って踊り狂う愉快な 奇劇が行われます。劇中は傀儡たちによる醜い惨劇が 繰り広げられるでしょう。
君にはぜひその劇の観客となって頂きたいので、 特別にこうしてお招きした次第です。
ただし、条件が1つあります。
劇中は口を出さずにただ見ていること。
不本意ですが、君の大事なものを預からせて いただきました。
もしも条件が守られなければ、 君にとって最も不幸な結果となるでしょう。
それでは、新たな電脳九龍城にてお待ちしていますよ。
地獄の傀儡師
ーの元に届けられた1通の手紙、それは「地獄の傀儡師」高遠遙一からのものだった。
これまで『電脳九龍城』では2度の悲劇が起きたが、その裏で糸を引いていた傀儡師が、ついに直接動き出したのだ。
ふざけやがって 高遠め!!
そういえば朝から美雪と連絡が取れない。言い知れぬ胸のざわめきを抱えながら、一は新たな『電脳九龍城』へと向かうのだった。
【プレイ方式】
タイプ :周遊型
公演時間:無制限(最終受付21:00)
人 数 :1人~(今回は4人で挑戦)
今回私は謎解きに成功しました!
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
金田一3部作完結編。全ての周遊型謎解きを過去にするハイパフォーマンス公演。
ざっくり感想
金田一少年の事件簿R×takarush BLACK LABELのコラボレーション謎第3弾。
これまで事件を陰で操っていた地獄の傀儡師こと高遠遙一がいよいよ参戦。幾人もの血液を吸ってきた電脳九龍城を舞台とした一連の因縁に決着がつきます。
漫画で連載されていたこの事件のオリジンである『香港九龍財宝殺人事件』が、2012年の話ですからね。まるで大河ドラマを見ているような気分。
一方タカラッシュブラックレーベルとのコラボ謎は、まるで本物の九龍城を模したゲームセンターウェアハウス川崎を会場に、
2017年に第1弾である『電脳九龍城財宝殺人事件』、2018年に第2弾の『電脳九龍城怨念遊戯殺人事件』が開催。
私は1弾2弾の両方とも参加しており、 その圧倒的な完成度に本当に打ちのめされまして、今回の公演も非常に楽しみにしておりました。
前回と大きく変わったのが会場。
これまでは本物の九龍城を模して造られたゲームセンター、ウェアハウス川崎店を舞台にしていたのですが、
2019年の11月に惜しくも閉店。内装の雰囲気がめちゃくちゃ良かっただけに、本当に残念でしたね。
そして新たな電脳九龍城になったのは、埼玉県さいたま市にあるアミューズメントパークウェアハウス三橋店 。
これまでのアジア系なテイストとは変わって、アラビヤ系のようなヨーロッパ系のような、オリエンタルな魔宮といった様相。
階が細かく分かれていた川崎店に、ズドンと大きく1フロアな構成も対照的で良いですね。
ちなみにウェアハウス三橋店の最寄り駅は大宮駅なんですが、歩くと40分ぐらいかかるので、素直にバスかタクシーで行くのをおススメします。
一見何もなさそうな草っぱらからいきなり魔宮が飛び出してくる魔訶不思議なロケーションが楽しめますよ。
入り口すぐのところにイベント看板があり、普通にゲームセンターやカラオケに来た人でも興味をそそる感じになっています。
キットは会場中央あたりにある受付で購入します。受付近くにはスタンドの丸テーブルがあり、買ってすぐに中身を確認できるのはありがたいですね。
一口にゲームセンターと言ってもウェアハウス三橋はかなり広く、謎解きの手掛かりを集めるのに会場を歩き回る必要があります。疲れたら素直にソファに座りましょう。
あと、この公演で気を付けてほしいのが 謎解きを始めるタイミング。
例えば午前中から初めて謎を解き切っていないタイミングでお昼になってしまった場合、ウェアハウス三橋の周りにはこれといったランチを食べれる場所がありません。
最寄りのファミレスが1キロ歩かないと無い状況なので、昼食後に挑戦するか、軽食をもって挑戦するのをおススメします。
【2020/8/11追記】
ブログを見てくださった方から、ウェアハウス三橋店から歩いて5分圏内に、日高屋とゆにろーずというラーメン屋さんがあるのを教えていただきました。
これでランチ対策も万全ですね!(むしろ当日調べきれなかった私のポンコツぶりよ)
また、ゲームセンターなので騒音は結構激しめ。最後まで現地で遊ぶタイプなので、騒音が苦手な人はイヤホンとか耳栓をつけながら遊びましょう。
謎の感想
『電脳九龍城 傀儡狂騒曲殺人事件』は価格が1,500円なんですけど、、、
毎度思いますが金田一コラボ謎は価格帯がおかしい。運営陣が正気とは思えません。
序盤に手に入るキットの出来の良さはもちろんの事、 金田一の推理を視覚的に表現する圧倒的なギミック。
そして中盤から開始されるゲームブックのようなシナリオ展開。高遠を出し抜くための作戦行動。止めとばかりにある種の次元を超えるラスト。
タカラッシュブラックレーベルの総力を結集した謎だと断言できます。
キットのデザインに関しても微に入り細に入り本当に細かいところまで上手に作られていて、感動しますよね。無駄なところが一切ない。
一見バラバラに見えるピースが物語が進むにつれて新たな意味を持つ瞬間は本当に痺れます。
あと細かいところだとタカラッシュのシールはかなり前から品質が良くなっていて、剥がしやすく、貼りやすく、なのに破れにくい構造になっています。
手先不器用男の私にはとってもありがたい。ぜひこのままにしてほしい。
これがたったの1,500円で遊べるのは本当に素晴らしいことだと思います。
あんまり言いたくはありませんが、クリアファイルにペラ紙2~3枚で1,500円とる持ち帰り謎だってあるんですよ。そういうところはこの公演を通じてわが身を振り返って欲しい。
今回、タカラッシュブラックレーベルが新たな基準を打ち立てましたよ!そう言いたい。
ちょっと熱くなってしまいましたが、謎解きに興味のある方全般におススメできる公演 だと思います。
個人的には同じタカラッシュの『モナリザは2度微笑む』と双璧をなすくらい今年のお気に入り公演になりました。あちらはストーリーがめちゃくちゃ好き。
www.rdbgjunction.com
マスターピースが出てしまったことで、これからのタカラッシュが逆に心配になってきました。ここからどんな作品が登場してくるのか、楽しみです。