全国150万人の”サイコロよりもダイス派”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回はタンブルウィードナゾベース下北沢で開催されていた
『環魂争賽遊戯(カンコンソウサイユウギ)』に挑戦してきました!
【ストーリー】
ジンセイを賭けた、ゲームをしましょう。
アナタの目の前に現れたのは、見たことのないボードゲーム。
サイコロを振り、コマを進め、ナゾを解き、ゴールを目指す。
魂を賭けて争う相手は、神か、悪魔か、それとも……人か。
【プレイ方式】
タイプ :ホール型
公演時間:解説含め110分程度
人 数 :6人1チーム
今回私は謎解きに成功しました! 個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
謎解き×ボードゲームの異色作。分の悪い賭けが嫌いじゃないあなたに
ざっくり感想
下北のヤバい謎解き制作団体タンブルウィードの新店舗、タンブルウィードナゾベース下北沢での公演第二弾。今回は、囲んだテーブルで実際にボードゲームをプレイしながら物語を進める、という作品になっております。
このブログを読んでいる方はご承知の通り、私は謎解きと同じくらいボードゲームが好き。この『環魂争賽遊戯』というコンセプトは好き要素×好き要素のまさに「俺得」状態。これは行かない手はないでしょう。
タンブルウィードナゾベースは、前回こけら落とし公演の『クロスカントリー』に挑戦して、初タンブルの友人を巻き込んで無事に成功を果たしたわけですが、
今回も別の友人を初タンブルにアテンドする形で参戦してきましたよ。ホイホイついてくる友人をどんどん沼に引きずり込むのが私の仕事です。
会場はタンブルウィードナゾベース下北沢。
前回はうっかり京王線から歩いて迷ってしまったので、今回はしっかりと小田急線南西口から会場へ。到着難易度がダンチ。
コロナ下の開催の影響もあってか、チケット提示時に手を十分にアルコール消毒して、いざ入場。
ナゾベースはコンクリート打ちっぱなしの壁とスケルトン天井で、今回のような無機質で得体のしれないデスゲームにはぴったりの雰囲気。そして席に座るなり目の前に飛び込んでくる謎のボードゲーム。
ボードゲームの盤面は、60cm×60cmぐらいの大きさで6人掛けの丸テーブルいっぱいぐらいに広がる、一見するとすごろくタイプの盤面の様。続いて各アイテムの紹介シートをもらうのですが、これがぱっと見結構複雑な印象。「これを全員理解できるのかしら」と思っていたら会場が暗転。オープニングが始まりました。
オープニング映像もそこそこに、司会の方がボードゲームについてのルールを説明していきます。「ボードゲームこそがこの公演キモ」との意思が伝わるかのように、スクリーンで映像を出しながら、かなり丁寧に説明してくれたおかげで、スタートしてスッとプレイすることができました。これって結構すごいことだと思います。
そしてこのゲームがめちゃんこ楽しい!詳しくは語れませんが、 謎解き要素を主軸にしながらも、ボードゲーム定番のアイテムを使用して展開されて行くので、謎解き好きもボドゲ好きも満足できる仕上がりに。会場のボルテージも一気に上昇。
この時間が永遠に続けばいいのに~(´▽`)キャッキャ
謎の感想
まぁ、そんな私たち願いをバッキバキに打ち砕いていくことでおなじみのタンブルウィード。ここから一気に物語はドライブしていきます。
ホント素晴らしいのが謎含め物語の構成。ボードゲームのルールを参加者に十分に教え込んだ後、一気に視界が開ける中盤以降。巻き起ころる様々な出来事に、私は困惑してしまいました。ここからはヒラメキはもちろんのこと、状況判断能力が高い水準で要求されていきます。
もたもたしている時間が本当にないので、常にてんやわんやだった気がします。
『環魂争賽遊戯』について、「この公演の0から8まで作った」というディレクターの八索氏の悪魔的な発想が遺憾なく発揮されており。今まで存じ上げなかったのが大変恐縮なのですが、今回でバッチリ覚えさしてもらいました。もっとこの方の公演を遊んでみたい。
恐らくタンブルウィード史上最多であろう小謎ラッシュからの魔物が囁くネクストステージ。正直全ての謎を把握できているわけではありません。それでも満足度が高いのはこの物語全体のロジックの筋が一本しっかりと通っているからだと思います。いくら強大な壁が立ちはだかろうと、必ず付け入るスキがある。どこまでもサイコロを振り、コマを進め、分の悪い賭けに打ち勝ち、最後の一手を決めれたチームだけがクリアできたことでしょう。
私たちが参加した回は5/8チームが成功という、成功した私が言うのもあれですが、難易度に対しては結構多い印象。みんな頭の回転が速くてすごいなぁ。私はチームメイトが気づくまで全く考えもしなかったですもの。
そんなこんなで総括しますと、 むちゃくちゃ楽しいボドゲ会に参加できて本当に良かった。といった感じ。
現在は終演してしまいましたが、恐らくまた遊べる機会が訪れるでしょう。
参加して損はない公演だと思います。おススメ。
- 作者:一条 真也
- 発売日: 2019/03/22
- メディア: 単行本