今月遊んだLINE謎たち【2022年10月編】

全国150万人の”こたつを出そうか悩んでいる”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。


過ごしやすかった秋はもう過ぎ去り、冬の足音が聞こえ始めてきた今日この頃。 外にでるのも億劫になってきますよね。わたしもベットから出るというミッションに朝から大変な精神力を使っています。

そんなことに悩むくらいなら、ベットから動かなくても遊べるLINE謎を楽しもうではないですか
ということで今回は10月に遊んだLINE謎をまとめて紹介していきます



LINE謎の情報はいつものごとくしゑひさんのHP「私営謎屋敷」をチェックして収集しています。本当にお世話になっています。

https://shiwehi.com

それでは参りましょう!寒い!

なぞ潜む海底からの脱出




〔一言コメント〕
宇宙よりも謎が多いとされている深海探査をテーマにした謎解き。 まるで海底2万マイルのような世界観はスリリングながらどこか温かみを感じさせてくれます。 ギミックの設定がファンタジー的なのも〇。遊んでいてワクワクしますね。
LINE謎のリンクはコチラ

SPY×MYSTERY



〔一言コメント〕
某大人気漫画ライクなデザインが目をひくLINE謎。 とはいえ似ているのはデザインだけで、オリジナルの謎をガッツリと楽しめます。 ヒントが充実しているのと定番の小謎がたくさん出てくるので、いろんな人におススメできそうです。


LINE謎のリンクはコチラ

すべてが になる



〔一言コメント〕
こちらはWeb謎の部類になるのですがスマホのみできちんとプレイ可能。 ゲームシステムの発想が素晴らしく、この構造でどれだけのアイデアが詰まっているのかと唸りました。 すべてが になった時、本当の意味を知ることになるでしょう。好き

Web謎のリンクはコチラ

秋謎2022



〔一言コメント〕
いつも遊ばせてもらっているももたろうさんの謎解き。 毎度素晴らしいコンテンツを発表されているのですが今回の力の入れ具合はすさまじい。 シナリオと謎のどちらも満足できる大ボリュームな作品です。
LINE謎のリンクはコチラ

POCKET MONDAI



〔一言コメント〕
SPY×MYSTERYと同じ作者さんが制作した某大人気ゲームを模した謎解き。 こちらはそのゲームのエッセンスを取り入れつつも、より謎を解く面白さを体験できると思います。 ラストにだいぶ悩まされましたが、無事にマスターできてよかった!

LINE謎のリンクはコチラ



そんな感じで今月遊んだLINE謎を5つご紹介しました。

本当はこのほかにも色んなLINE謎に挑戦していたのですが歯ごたえのある謎が多くて挫折も多かった月でしたね。 年末にかけて怒涛のラッシュが来ると思うので、心して準備をしたいと思います。 それでは。

【謎解き 感想】ギリギリすぎる店長業務からの生還

全国150万人の”謎解きcafeスイッチでバイトをしている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在謎解きcafeスイッチで開催されている
『ギリギリすぎる店長業務からの生還』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
謎解きゲームを提供している店舗
「謎解きcafeスイッチ」でアルバイトをしているあなた。

ある日、店長が出張とやらで、急遽この店の店長業務を任されることになってしまった。
とは言っても、普段店長がやっていることを見よう見まねでやるだけだ。
今だけは、あなたがこの店の店長。
開店作業は他のバイトたちに任せて、自分はゆっくり事務作業でも——


「店長!バイトが1人体調不良だそうです!」
「店長!!発注していた物品がまだ届いてません!!」
「店長!!!とりあえずあっちもこっちもヤバいです!!!」
「「「店長!!!!このままだとオープンできません!!!!!」」」

……今だけは、あなたがこの店の店長。
なんとかしてピンチを乗り切らなければ、この店は潰れてしまう!?

押し寄せる慣れない店長業務。
あなたのヒラメキで、このギリギリすぎる状況を突破せよ!!
 


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
タンブルウィードのスタッフが有能すぎる件

ざっくり感想

謎解きcafeスイッチで行われるタンブルウィードのホール型公演最新作。
今回はなんといつも通っている謎解きcafeスイッチの店長代理を任されるというかなり現実に則したシチュエーションが楽しめます。

学生時代秋葉原のネットカフェで1日4時間、月に5日しかシフトを入れず2万円を稼いで満足していた貧弱なバイト歴を持つわたしがどこまで業務を遂行できるのか。
そんな大人の職場体験みたいなノリで参加。


過去にもタンブルウィードは『リストランテ・ア・ルゴールのドタバタキッチン』みたいな仕事をテーマにした謎解きを開催していたんですが、まさか自分たちの職場を題材にして公演をおこなうとは思ってもみませんでした。
やはりタンブルはどこか尖っている。

しかも『ギリギリすぎる店長業務からの生還』においては業務に対する解像度が段違い
なにせ自分たちの職場をですからね。普段通っているわたし達が想像する以上に大変な業務が待っていたのです。


ストーリー書かれているような発注だったり人員の確保だったり、そんなベーシックなことはもちろん、多少の誇張があるとはいえタンブルウィードがお客さんのためにやっていることが可視化されるのは結構貴重。

自分のバイト遍歴が薄いのもあって、謎解きカフェとして運営されるとこんな業務が発生するのだなーと思わぬ発見があったりして自分の見識が深まるとともに、そんなことまでやってくれているのか…と、嬉しさと感謝がないまぜになった気持ちになりましたね


後個人的に好きなのが今回のキービジュアル。
全体的に丸っこくてほんわかしている絵柄ですが、それはこの公演の厳しさを隠すためのフェイク。
職場は戦場であることが本当に身に染みた公演でした。

デザインと言えば今回使用する資料にもこだわりが。
具体的には言えませんが情報の整理だったり取捨選択がしやすい様工夫がされていました。
今後もこのシステムが導入されるととても助かるのですが、難易度調整が大変な気もする。

謎の感想

タイトルの通りギリギリ過ぎるシチュエーションから始まる本作。
仕事をテーマにしている作品ですが、感覚的に一番近いのは『シンラバン商マーケット』でしょうか。
あの公演が好きだった人はきっと楽しめるはず。

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業務を謎解きに落とし込むアプローチ方法がバラエティに富んでおり、特に序盤で出てくる謎は業務としてのリアル度がすこぶる高いのも魅力の一つ。
参加者が本当にただただ仕事を手伝ってるだけの時間があって結構面白いんですよね。

謎自体は本当に本当にバラエティに富んでいるんですが、ゲームの進行上避けては通れない部分の謎が個人的に苦手なタイプだったのでそこにかなりの時間を使ってしまいました。
ここがサラっと解けるようになればもっと店長のギリギリ感を楽しめたのですが…(?)。


店長代行として業務を成立させるためには1つの謎に固執せず様々なものを俯瞰的に見る目と違和感に気づく頭脳、そしてそれらを一気呵成に実行する胆力が必要でした。
とにもかくにも制限時間いっぱいずーーーーーーーっと手を動かしていた気がしますね。


編成の関係で3人で挑戦というよりギリギリなシチュエーションで戦い、お互い励まし合いながら奮闘したのですが結果はふるわず、相当なカツカツ具合で公演は終了となりました。
終わった後の疲労感がすさまじかった…帰ってビールを飲みたい気持ちになりましたもん。

おわりに

といった感じで『ギリギリすぎる店長業務からの生還』の感想でした。
この公演を通して思ったことはタンブルウィードのスタッフは有能でなければ勤まらないということ。その働きっぷりはまるで鬼神の如し。
そんな彼らをこれからも公演に遊びに行く形で支えていきたいですね。


我こそはという人は、実際にアルバイト募集に応募してみてはいかがでしょうか。

【謎解き 感想】絶対絶命ワンダーランドからの脱出

全国150万人の”仮面で背広を着ている仕事についている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在全国各地で開催されている
『リアル脱出ゲーム×デスゲーム 絶対絶命ワンダーランドからの脱出』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
「おめでとうございます。このたび”ワンダーランド”の参加者として、1万人の中からあなた様が選ばれました」

ある日、あなたのもとに届いたゲームの招待メール。
そこには開催日時と集合場所、そしてこんな一文が書いてあった。

「すべてのゲームにクリアした方には、どんな願いでも1つだけ叶えて差し上げます」

胡散臭い内容だが、もし本当だったら魅力的な話だ。
なにより…… この怪しい招待に高揚している自分がいた!
騙されているかもしれないと頭ではわかっている。しかし気付けばあなたは会場に足を運んでいた。

そして到着してから知ることになる。
そこは一度足を踏み入れたらゲームに勝つまで出ることができない、命を賭けたデスゲーム会場だった!
勝てば生存、負ければ死……。
あなたは生きてこの会場から脱出することができるのか!?
 


www.youtube.com


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :最大3人1チーム

個人的満足度★★★★★★★★★☆ 9/10点 

≪一言≫
雰囲気抜群。命を賭してこのデスゲームをクリアせよ

ざっくり感想

これまで数々の絶体絶命なデスゲームをわたし達に提供してくれた(語弊)SCRAPが、いよいよ本格的なデスゲームを作りましたよーというのが本作『 絶対絶命ワンダーランドからの脱出 』


ストーリーにある通り、ゲームをクリアすればどんな願い事も叶えてくれるが、失敗すると命の保証は無い。そんなスリリングな展開と知能バトルを繰り広げられるこの作品は、普段謎解きを好きでやっている諸氏でしたら誰もが刺さるテーマではないでしょうか。
もちろんわたし自身もその一人。


ネオンサイン調のタイトルとジャージを着た参加者が目をひく今回のキービジュアル。
背後に映る仮面の男に加え正装で身を固める赤い狐達は、まさにデスゲームの運営委員会のイメージがピッタリではないでしょうか。


そんな魅力的なキービジュアルから発せられるオーラにあらがうことはできません。2名の強力な助っ人を頼み、悪魔のゲームにはせ参じたのでした。


会場であるワンダーランドは赤と青のライトが煌々と光るいかにも怪しく、そして壁には異様なオブジェクト。そして入室時に配られる様々なアイテムはこちらの期待感を不安を否が応でも煽ってきます

登場する仮面の男。
そして繰り広げられるゲームの数々。
デスゲームとしての”リアル”な演出も見事。確かに本当のデスゲームだったらこんな感じになりますよね。

その先に待つのは驚きの展開でした。さすがSCRAP。いい意味でこちらの期待感を裏切ってきます。


絶対絶命なのは変わりませんが、物語のテイストはガラっと変わり一転攻勢の構え
考え抜いた先に必勝法はある。そんな風に思わせてくれるリアル脱出ゲームでした。

謎の感想

ゲームの内容がいわば謎解きになっているので、体感としてはほぼほぼデスゲームに参加している感覚で楽しめる本作。
ゲームはどこかで見たことのあるものやシンプルなものが多いのでルール把握に時間をとられることは少ないでしょう。むしろその方がデスゲームっぽさがあります。


ただ、漫然とゲームをしているだけで勝てるほど決して甘くはないのが本作
常に考え、突破口を見つけなければなりません。
そのためのヒントは少なからず散らばっているので、大切なのは観察力と決断力だと思いました。


その大枠としてのノリはデスゲームですが、個人的な体感はカイジやライアーゲームに近いテンションでプレイしていましたね。
途中で流れるBGMもほぼそれやん!なものが流れるなど、制作陣の遊び心も垣間見えます。


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ラスト付近はリアル脱出ゲームとして設定とゲーム設定の微妙なニュアンスの違いをどのように処理するかでチームで悩んでしまいましたが、最終的にはシンプルな決着で良かったようです。
結局私たちはそれを加味したうえで遊んでしまったので失敗してしまいましたけどね。
たまにはこういう遊び方もアリだと思います。

おわりに

これまでの定番を詰め込んだ『絶対絶命ワンダーランドからの脱出』
人生で体験したくないことを体験させてくれるという意味ではトップクラスに良い公演だったのではないでしょうか。

これからも公演は全国各地で続いていくようですので、貴方もこの魅力的なデスゲームに参加してみてはいかがでしょうか。おススメです。


【謎解き 感想】お嬢様はエスパー探偵

全国150万人の”高いところが好きな”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在横浜ランドマークタワー展望フロアで開催されている
『お嬢様はエスパー探偵』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
『このスカイガーデンは私がジャックした!指示に従え』
機械加工された何者かの音声が館内に響き渡った。

「…この私に命令するとは何事ですの?
 私が犯人を捕まえてやりますわ!」

彼女は右手をかざし、意識を集中させた。
そう、お嬢様はエスパーだったのだ!


【プレイ方式】
タイプ :周遊型
制限時間:無制限(大体1.5時間ぐらいでエンディング)
人 数 :1人~(今回は2人で挑戦)

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
エスパー×お嬢様って最強じゃありません?

ざっくり感想

自分では思いつかないような 「未知の体験」を提供する休日ハックの謎解き最新作。
今回は横浜ランドマークタワーの69階にある展望台「スカイガーデン」を舞台に、見るからにタカビー(死語)なお嬢様がその頭脳ととある特殊能力を使って事件を解決する物語が繰り広げられます。


最近個人的に横浜に行くことが多いのですが、とある方のTwitterを見ていたらとても素敵な謎解きプランを提案してくれていたので、それに則って1日まるっと周遊謎2本立てプランで遊びました。
ちなみに『お嬢様はエスパー探偵』は18時頃から開始しています。


この公演の魅力はなんといっても横浜ランドマークタワーという立地ですね。
地上273mから見る横浜の夜景は本当に見事で、謎解きそっちのけ・・・とはならないまでも、解いている途中でも思わず見とれてしまう素晴らしさがあります。



夕方過ぎになると夜景を見るためにカップルが多く集まり、カフェバースペースではロマンティックな雰囲気が通路まで漏れ出しているわけですが、それを見ぬふりして強い意志を持って事態に当たるという、ある種の非日常感も楽しめます。

キットは1階のチケット窓口で買えるほか、スカイガーデン内のおみやげコーナーでゲットできますが、じつは若干こちらのほうがお高いので窓口で買うのがおすすめ


また、エスパー探偵の異名を持つ彼女の特殊能力も謎解きにおいて良いスパイスとなっており、犯人を特定するためのアリバイ捜査をより一層豊かなものにしてくれています。
超能力によって思わぬところから手がかりを得て、それを有効活用していきましょう。


右手をかざして発動する超能力というと、私は世代なのでドラマにもなったアレをどうしても思い出してしまうわけで、それを真似してキャッキャとはしゃいでいたら、一緒に遊んでくれた彼女に白い目で見られました。かなしい。


ストーリーはLINEと冊子で進行。
最初に自らの分身を1名選んで挑戦するのですが、恐らくどちらを選んでも展開にさほど影響はなさそう
好きな方でお嬢様の行く末を見守っていきましょう。

謎の感想

超能力を使いつつもきちんとミステリーしている本作。
序盤の小謎を解くと情報が集まっていき、情報を整理することで事件の全体像に迫っていきます


出題される謎の量はさほど多くなく、どちらかというと後編の推理の方に比重が置かれている本作ですが、その日は私と謎のチューニングが合わなくてめちゃくちゃ苦戦しました。

特にランドマークタワーから見える景色と情報を使った謎は本当にわからなくて、これだけで30分くらい悩んでいたんじゃないかな。最後は悔しいけれどヒントを見て事なきを得ましたよ


推理パートは丁寧なガイドが設定されているため、ミステリー系が苦手な人でも情報をきちんと当てはめれば次にやるべきことがわかる親切設計
ある程度のひらめきは必要ですが、可能性を一つづつ検証して導き出した結論が合っていた時の感情の高ぶりは本物でした。


唯一残念だったのは冊子を普通にパラパラめくると物語のオチも読めてしまうところ。
もちろん文中に「謎が解けたら次のページへ」と注記はありますが、せめて真相が明かされる場面に関してはシールか何かで封をしておいた方がアクシデントが防げるのではと思いました。


「それは家でやれ」とツッコみたい気持ちはあるものの、エスパー探偵としてのビギンズナイトを感じさせる物語はエンディングを迎えましたよ。
個性もつよつよな彼女の、さらなる展開も見てみたいですね。

おわりに

そんな感じで『お嬢様はエスパー探偵』の感想でした。
初めてランドマークタワーに登ったのですが、景色もいいし謎解きもできるしで最高の体験になったと思います。来年の3月まで開催されているので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

【謎解き 感想】追憶のハロウィンからの脱出

全国150万人の”披露宴のビデオメッセージで会場をざわつかせたことのある”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在東京ミステリーサーカスで開催されている
『リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「追憶のハロウィンからの脱出」』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
「君達なら、この事件の犯人がわかるかい?」
喫茶ポアロを訪れた高木刑事がコナンと安室に語り出したのは、 ハロウィンの季節にとある結婚式で起きた不可解な事件の話だった。
それは、人里離れた山奥の結婚式場で起きた。 新郎の友人のワイングラスに、なんと毒が入れられていたのだ。
会場にいた全員が容疑者だ。


人々が疑心暗鬼に陥る中、第二の事件、第三の事件が起こる・・・。
あなたはこの結婚式会場にいた目撃者であり、容疑者の1人だ。
自分にかけられた容疑を晴らすため、 真犯人を見つけ出さなくてはならない。
事件はあなたの目の前でリアルタイムに起きていく。 犯人が仕掛けた罠に惑わされずに、真実を見抜くことはできるか...?!

高木刑事の話を聞いて、犯人を推理するコナンと安室。 そして、現場に居合わせた容疑者のひとりとして事件に挑むあなた。
2つの視点で進む物語の結末は... やがて思いもよらない形で繋がっていく。
 


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【プレイ方式】
タイプ :ホール型
所用時間:110分(解説含め)
人 数 :6人1チーム

個人的満足度★★★★★★★★★☆ 9/10点 

≪一言≫
これは謎解きの枠をはみ出し新たなワクワクへと繋がる体験

ざっくり感想

毎度おなじみ名探偵コナンとSCRAPのコラボ謎最新作。
今回は2022年に公開された映画『ハロウィンの花嫁』とリンクする形で、とある結婚式で起きた事件を解決します。


これまで数々の高難易度公演を開催してきた本シリーズ。
名探偵コナンの世界に入って様々な事件に立ち向かうというコンセプトはそのままに、シリーズを経るにつれ”世界に入り込む”という意識がどんどんと拡大されていった結果、本作はとんでもないシチュエーションが完成
『リアル脱出ゲーム』の枠にとらわれない圧倒的な体験としての公演に仕上がっていました よ。

このときばかりは私服で参加したことを後悔しました。


体験といえば、本作は「通常チケット」と「配役付きチケット」という2パターンのチケットが発売されています。
「配役付きチケット」においては物語の登場人物として台詞を(一言二言)話したりキャストとわちゃわちゃできたりする特典がついており、積極的に楽しみたい!というスタンスの人が購入すると楽しいかもしれません。

私個人としては「通常チケット」の方で全然問題ないかなと思います。


思えば昨年度の公演『緋色の捜査網(ブラッド・タスクフォース)からの脱出』とキャラクターの登場の仕方や公演の構成は似通っていると思うんですけども、満足度は桁違いにこちらのほうが上。細かい部分でブラッシュアップが図られたのだろうというのは想像に難くない。

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FBIがシリアスでハードな少し暗めの物語であったのに対し、ハロウィンは殺人事件が題材なのに会場が結婚式場なのでベースが華やかでゴージャスな物語なんですよ。
照明もずっと明るいし。とにかくストーリーにおける没入感が高かったですね。

会場の装飾も凝っており、チャペル的なものは無いものの、アットホームな結婚式と考えれば納得できるぐらいのレベルでしたし、なにより自分の座るテーブルに置いてあるあれやこれやのリアル感といったら!
SCRAPのやるイベントの中でも、一風変わったワクワク感がありました。


一方でコナン陣営が登場するシーンはほぼOPとEDのみというのが残念で、コラボと言いつつもコナンでなければならない要素ってのは薄かったように感じます。
私自身はそれほど熱心なファンではないのでいいのですが、コナンファンで参加した方はちょっと寂しい想いをしたかもしれませんね。

謎の感想

事件が起こり自らの身に降りかかる容疑。
それを払拭し真犯人を見つけるため、チームで力を合わせ謎に立ち向かわなければなりません。


とりあえず言えることは、序盤から最後までとても熱量高く楽しめたということ。
ネタバレになる部分が多くて詳しくは言えませんが、謎に対するアプローチ方法が絶妙で、すべきことが分かった瞬間のざわつきと、それを実践する瞬間の決意はこの公演ならではの盛り上がりだったのではないでしょうか。

東京ミステリーサーカスを皮切りに様々な場所で謎解きが行われると思いますが、こればっかりはミステリーサーカスで遊べたのが幸運でしょう。


また、今回の公演で出題される謎のはチームで協力して対処するタイプのものが多かった印象
中盤からグンと選択肢が広がり様々なムーブを積極的に試せるので、自分にできることをガンガンやっていきましょう。

一方で「今どんな状況だっけ」と自分たちの立ち位置を見失いやすいので、物語をきちんと咀嚼しながら進んでいった方が成功率は高くなると思います。


個人的にはとある謎で使われるギミックがとても好きで、ある種古典的ではあるのですが、それを実践する胆力に脱帽です。
実際に目にしたことがなかったので、ちょっと感動すら覚えましたよ。


終盤になると謎の難易度はグンとアップし、私たちのチームも急ブレーキが掛かります。
ここで必要だったのはある逆転の発想でした。ここさえ突破できれば・・・といった状況だったのですが、とてもその発想へは至らず悔しい結果となってしまいました。


余談ですけどこの事件に関して、聞いた情報だけで推理を巡らすコナン君と安室さんの凄さ、改めて実感しましたね。バケモノばかりじゃ。

おわりに

ここ数年新たな手法の実験場になっているような気がするコナンシリーズ。
それでも企画が成立してしまうのは、コナン持つ圧倒的な信頼感より他にありません。
今回の『追憶のハロウィンからの脱出』も唯一無二の体験ができたと思います。

今後全国展開される本作品。ぜひお近くのSCRAPで遊んでみてください。
きっと損はさせません。

【イベント感想】 風都探偵-Welcome to FUUTO- でクッキーを買いました。

全国150万人の”ドラミングの手はグーではなくパーであることを知っている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在横浜ワールドポーターズで開催されている
『風都探偵-Welcome to FUUTO- 』に参加してきました。 

おいでませ風都へ

アニメ「風都探偵」の世界観を体験できるイベント『風都探偵-Welcome to FUUTO-』が、横浜ワールドポーターズを皮切りに全国3カ所で開催
ワールドポーターズでの開催期間は2022年8月31日(水)~10月23日(日)となっており、終了間際になんとか友人と参加してきました。
潮風すさぶみなとみらいと風都の相性は存外良い。


エスカレーターで2階に上がるとすぐ目の前にイベント会場があり、舞台の下から主役がせり上がってきたかような演出にテンションが上がりました。


入り口には主役である翔太郎とフィリップの等身大POPと一緒に取れるフォトスペースがあり、訪れる人はみんな1枚写真を撮っていたと思いますね。

そのほか街のマスコットキャラクターである風都くんがあしらわれた看板やポスター、風車が会場中に置いてあり、世界観をより引き立たせる魅力が詰まっていたと思いますね。

また上空にはガイアメモリ型の横断幕が飾ってあったのですが、ガイアメモリって意外と旗としてのデザイン性が高いんだなと、仮面ライダーW時代から数えて13年ぶりに思ってみたりと、新たな発見がありました。



会場は大まかにイベントエリアと物販エリアに分かれており、イベントエリアでは
対話型アトラクション『これで決まりだ!探偵適正診断』や、
体験型謎解きアトラクション『消えたときめの謎を追え!』、
ミニゲーム『翔太郎のハードボイルド・リアクション』『フィリップの「教えてくれたまえ!」』
の4つが遊べます。

ミニゲームの2つは一番くじを少し豪華にしたような感じであまりゲーム性が感じられなかったので遊びませんでしたが、『消えたときめの謎を追え!』と『これで決まりだ!探偵適正診断』には参加しましたので、その感想をちょろっと書いていこうと思います。

対話型アトラクション『これで決まりだ!探偵適正診断』


翔太郎とフィリップが出してくる質問に解答しながら、自分に応じた探偵のタイプ、そしてアドバイスを貰うことができるアトラクション。

探偵のタイプは5つに分かれており、最後にどのような結末を迎えるかはその人の人間性にかかっています。
質問は"探偵としてどのような行動をとるか”と言ったものが中心となっているので、素直に答えていくのが吉。

私は思い込んだら一直線ということで亜樹子タイプになりました。うーん分かる。


質問に答えると2人がちゃんとリアクションしてくれるのが嬉しいですね。

体験型謎解きアトラクション『消えたときめの謎を追え!』


もう1つが実際に会場を歩き回りながら謎解きをおこなう『消えたときめの謎を追え!』。
こちらが今回の本命。仮面ライダーの世界観で謎解きなんて貴重な体験ですからね。とりあえずやってみたいと思っていました。


キットを購入し、OPストーリーを見るために別室へ移動。

新規アニメーションではないですが、今回のために撮り下ろしたボイスを聴けるのはやはり嬉しいところ。

ときめが探偵助手になっているため時系列的には3話以降となりますが、いろいろ矛盾点もあったのでパラレルワールドぽいかなと言った印象。


お話を聞き各エリアに散らばるパネルを見つつ、手元の謎を解いていく。
難易度はかなり優し目で、どなたでも遊べると思います。

とは言え謎解きとしてのポイントを押さえており、なによりクライマックスにこれまでとは違ったスリリングな体験もできたので満足度は結構高かったです。
ただ、ダブル愛補正が多分に入っていることは明記しておきます。


クリアするとおなじみの「HOKOKUSYO」カードがもらえます。
プレイ時間は大体30分程度でしょうか。

おわりに

写真は撮りませんでしたが物販コーナーやフードコーナーもありました。「風都にいってきましたクッキー」を作るセンスに脱帽です。
ひごろあまりキャラクターショップに行くことはない私ですが、勇気を出していって良かった…


関東地方は残念ながら23日で終了ですが、それ以降は大阪博多と続きますので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください!

【謎解き 感想】THE VS II 〜ザ・ヴァーサス2〜

全国150万人の”二卵性双生児”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在新宿で開催されている
『THE VS II 〜ザ・ヴァーサス2〜』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
前代未聞の2マン謎解きバトル!
新章開幕!

制作者に与えられた時間は50分!


あなたは、2つのゲームに続けて挑戦し、面白かった方に投票!
あなたの投票が、より面白い公演を作れる制作者を決める!


【プレイ方式】
タイプ :変則ホール型
制限時間:50分×2
人 数 :4人1チーム

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
情け無用の2マン謎解き!これが正統進化か。

ざっくり感想

2組のクリエイターが制作した公演を1度に体験できる対バン公演『THE VS 〜ザ・ヴァーサス〜』の第2弾

前作ではよだかのレコード内のベテランクリエイターと若手クリエイターという下剋上マッチアップだったわけですが、今回は制作団体の枠を超え、よだかのレコードVS他団体という己のプライドをかけた戦いが繰り広げられます

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よだかのレコードを背負うのは前作『THE VS 〜ザ・ヴァーサス〜』でも勝利を収めたベテランクリエイターの5103氏
私のオールタイム・ベスト公演でもある『クラインの壺』を制作した方でもあります。
それに対するはニチョ謎のコウ氏。このブログでニチョ謎といえば、ホール型+オンラインという意欲的なプレイスタイルを提案してくれた『ソーススワイプクリーナーズ』を開催した団体。

双方固定観念にとらわれないクリエイターのため、どのような公演が飛び出すのか非常に興味がありました。

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この公演において特筆すべきはやはりゲームシステム。
各制作陣は前説から解説まで含めて50分に収まる公演を作り、参加者は50分の謎解きを2つ遊んだ上でどちらがより面白いかに投票を行います。

途中休憩があるとはいえなんとカロリーの高い公演でしょう。その場にいながらほぼハシゴができるわけですから。


また、今回は文化祭というテーマで制作陣が謎を制作しています
たしかに統一したテーマを設けることで各陣営の謎のアプローチや演出力を比較しやすくなりますし、投票もし易いかと思いますが、個人的には前作のように各々が自分の得意なフィールドで戦った方がよりはっちゃけられたのではないかとも思います。

謎の感想

さて先程も行った通り、『THE VS II 〜ザ・ヴァーサス2〜』では2つの公演を遊んでいきますので、感想も2つ分けて書いていこうと思います。

誰も知らない謎解きゲームからの脱出

いつもこちらを驚かすシチュエーションではじまる5103氏の謎。
一般層に市民権を得てきたジャンルがいずれ通るであろう功罪をテーマにしており、ユーモラスでエンタメ的要素が高い公演でした。
前説で語られる「誰も知らない」という言葉の意味。公演終了後に改めて味わい深く感じます。


文化祭という雰囲気が有りながらもこちらの思考を飛躍させないとたどり着けない答えが用意されており、常にこちらの常識を試されているような気持ちになりました。
ようはいつもの5103イズムと言うことだ。
こんなシチュエーションは絶対に無いと思うんだけど、もし出くわしたら愛しちゃうな。多分。

公演の名称を書いて下さい

対するニチョ謎・コウ氏の謎。
キービジュアルから発せられる違和感をそのままストーリーに落とし込んだような公演。
個人的には前説のやり取りが非常に好み。このような暴挙をハイハイと請け負ってしまうのが謎解き好きのサガなのかもしれません。

すでに50分戦った上に色々疲労困憊の頭にとてつもない量の謎が打ち込まれるため、とにかく数を裁かなければなりませんでした。
恐らくですがすべての謎を把握している人はいないんじゃないかな。
情報共有と役割分担の大切さを感じました。


序盤から強烈なインパクトを残しつつ、決して飛び道具感だけで終わらない展開は秀逸
ラストは自分たちを信じきれず失敗してしまいましたが、最後まで走りきれた自分を褒めてあげたい。

おわりに

2つの公演が終わったあとには投票タイム。
具体的なことは言いませんが、私が参加した回はこんな感じになりました。

すぐに結果がわかるのはいいですね。



そんな感じでシリーズ2作目にして対バンの輪を広げたよだかのレコード。
今後はいろんな団体が道場破りをする展開になるのでしょうか。今後の行方が楽しみです。

【謎解き 感想】金沢謎旅まちあるき

全国150万人の”金箔が主食な”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在石川県金沢市で開催されている
『金沢謎旅まちあるき』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
金沢で遊ぶ。金沢を遊ぶ
「金沢謎旅まちあるき」は、金沢文化スポーツコミッションが提案する新しい観光プログラム。
“まちそのもの”を題材に遊べる体験商品です。
セットを手にまちなかを実際に歩いて、5つのエリアで謎を解き、最後の答えを導き出すとゴールです。
 


【プレイ方式】
タイプ :周遊型
所用時間:3時間程度
人 数 :1人~(今回は2人で挑戦)

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
あるいては解き、解いてはあるき。歴史ある金沢の声を聞け。

ざっくり感想

先日石川県に1泊2日の旅行に行ってきました。
特に目的もなく観光メインで色々と周る予定だったのですがついふと魔が差して
「石川 謎解き」で検索してしまったんですね。もう頭が謎に焼かれているのです

そしたらババンと出てきたのがこちらのプログラムでした。
金沢駅、兼六園、近江町市場、金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街の5つのエリアを中心に街歩きをしながら、その場所ならではの謎解きが楽しめます。



主催は金沢文化スポーツコミッションという地場の団体ですが、謎解き部分を手掛けているのはあのナゾトキアドベンチャー
私が以前参加したたまアリの謎解きを制作している企業さんですね。他にも日本各地の謎解きを手掛けているので、実績は十分でしょう。

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そういうわけで無事(?)エンタメ要素もプラスされ、旅はより楽しいものへとランクアップしたのです。


キットはJR金沢駅の新幹線改札口前“おみやげ処”で購入が可能。
売り場にはおいてないのでレジに行き直接スタッフの方へお願いしましょう。


キットを開いてまず驚いたのは、金沢謎旅まちあるきには具体的なストーリーが無いということ。
謎があるエリアが存在しているだけで、行く場所も順番も、全て自分たちで決められます


これは旅行者にとって結構助かるポイントで、やっぱり人によって旅の目的って違うじゃないですか。夕方の金沢城を撮りたいとか、朝に近江町市場でご飯を食べたいとか。
謎解きによって次の目的地を強制されるのって結構つらいところがあると思います。

そんな中でこの公演は好きなタイミングで行くところを選べるので、旅行の工程が組みやすく、また各セクションの問題数も手ごろなため観光の邪魔になりにくいというとても考えられたバランスで成り立っています。
私たちも食事に観光にと十分に金沢を満喫しながら遊ぶことが出来ました。




チェックポイントとなる5つのエリアは全てが歩ける距離で繋がっていながら年代やカルチャー感が異なるため、ドンドンと街の様相が様変わりしていくのがワクワクしますね。
特にひがし茶屋街と浅野川付近は古い建物と新しい建物のコントラストが本当に素晴らしく、ここを訪れることができただけでも儲けものでしたね。

謎の感想

謎解きは冊子を読みながら現地に描かれているものやオブジェクトをヒントに解いていくものが多く、周遊謎の王道スタイルで進行。

特筆すべきは各エリアの謎には5段階のレベルが設定されており、求められる謎解き力、そして探索力が一目で分かります
特に近江町市場の探索力は高いレベルのものが要求され、市場のシステムの複雑さからかなりの時間を要しました。ここは注意が必要かもしれません。


また、私自身よくやりがちなんですが、現地に行って謎のカギを入手したら解かずに別の場所に行くのはやめた方が吉
問題数も少ないですし、きっちりとこなしてから次の場所に行きましょう。

個人的には兼六園エリアの謎が一番好き。難易度も高めですし、とても工夫が凝らされていたと思います。


逆にラストの謎は結構あっさり目でちょっぴり残念で。
ストーリーが無いことの弊害か解いてる側の感情の起伏が少なく、さらーっと終わった印象です。
とはいえラストのメッセージは金沢という街に非常にマッチしたものとなっており、帰りの新幹線の中でスッキリとした気持ちになれたのも事実なのでした。

限定ラベルの酒も美味しい。

おわりに

という感じで『金沢謎旅まちあるき』の感想でした。
街歩きという名前に違うことない5つのエリア、約8キロのウォーキングを楽しめました。そもそも金沢という街が非常に心に刺さったので、また遊びに行きたいと思います。
大野からくり記念館もおもしろそう。