全国150万人の”春が世界で一番好きな”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在新宿御苑公演で開催されている
『新宿御苑四季物語 Seasons』に挑戦してきました!
【ストーリー】
1年前の春、海で見つかった彩花と二郎。
「春」「夏」「秋」「冬」では、2人がそれぞれ異なる人物とともに記憶を取り戻そうとする物語が描かれます。
四季をめぐった2人に待ち受ける結末を、ぜひ見届けてください。
【プレイ方式】
タイプ:周遊謎
制限時間:特になし(所要時間目安各60~180分)
人 数 :1人~(今回は2人で挑戦)
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
季節をまたぐ物語。リアルタイムに楽しむもよし、熱量赴くままに楽しむもよし。
ざっくり感想
『新宿御苑四季物語 Seasons』は最近バシバシ新作が出て勢いに乗っている街ハック!の周遊謎。
タイトルにもある通り新宿御苑で開催されているこの公演は、季節ごとに顔を変える花や動物たちの模様を楽しんで欲しいからか、春・夏・秋・冬の4冊に分かれており、それぞれのストーリーがリアルタイムで楽しめるロングラン公演となっております。
季節ごとに用意されたキットはそれぞれ想定プレイ時間が60~180分と長めに設定。御苑の中にあるチェックポイントを見ながら解くタイプの謎解きになっており、周遊謎としてのポイントをガッチリと抑えています。
加えて全てのストーリーを体験すると、物語のクライマックスへ突入する最終章というキットが無料でついてくるのです。
つまり『新宿御苑四季物語 Seasons』春・夏・秋・冬+最終章の5つの展開で構成されているんですね。
手練れの皆様だったらすでにおわかりだとは思いますが、これはとてつもないボリュームです。
それでいて価格は1つ1,100円と大変リーズナブル。都度入園料(500円)かかりますが、それでも長く遊べるコンテンツとして高いパフォーマンスを持っているのは間違いない。
ちなみにまとめて購入するとオリジナルバッグもついてきます。
私も最初はちゃんと季節ごとにやろうと思っていたんですよ。えぇ。
せっかくのロングラン公演ですし、これまで新宿御苑に行ったことすらなかったので少しずつやったほうが楽しめるんじゃないかと。
でも気づいたら2日で4つの季節を終え、1日で最終章もクリアしてしまいました。
だって正直気になるところがありすぎる!
過去の記憶をなくした男女が、それぞれの肉親や縁のある人々とともに御苑を周り、その中で自分の記憶を少しずつ思い出していくというのがストーリーラインのベースとなっているのですが、少しずつ記憶を思い出していく過程や彼らのちょっと込み入った関係性、そしてなにより記憶喪失になってしまった原因である1年前の出来事とは一体なんなのとか!
しばらくやらないと忘れてしまう可能性もあるので、一気にやってしまう方が良いかもしれませんね。
ただ新宿御苑自体の開園時間が結構短いので、1日でクリアとかは相当気合を入れないとできないと思う。
全てのパートで…とは言いませんが、広大な新宿御苑の土地を使った周遊はなかなかにハード。
歩きやすい靴、動きやすい服装など、それなりに対応した装備で挑戦することをおすすめします。
公園内の景色を愛でながら楽しめるのも良いところ。休憩施設もたくさんあります。
謎の感想
4種類の周遊謎として販売されているこちらのキット。物量としてもボリューム大なわけですが、季節によって少しずつ謎解きのテイストが違うのも素晴らしい。
正統派の周遊謎タイプの春・秋に対してギミック多めの夏・冬。
特に夏は移動要素を残しつつもほぼテーブル上で謎を解くタイプのじっくり型だったりして、実はかなりトリッキーな構成だと思う。
ともかく誰が遊んでも1つは刺さる周遊謎があるはずです。
ストーリー的にも結構好きなものが多くて、特に秋の主人公である女性が秘伝のレシピを視覚的に再現する過程が、自身の記憶を思い出すアプローチにも重なり、初っ端に挑んだパートなのも相まって非常に印象深いエピソードでした。
最終章では文字通りこれまでの要素が全て結集。
わかっていたことではありますが、ここまでワクワクする展開になるとは思ってもみませんでした。
点と点だった要素が線につながり、ストーリーの謎がドンドンと明かされていく最終章。
これをやらずに物語は終わりません。絶対にやるべき。
そして私は物語の余韻に浸りたいのでもう一度新宿御苑を訪れようと思っています。確かめたいこともあるしね。
おわりに
そんな感じで『新宿御苑四季物語 Seasons』の感想でした。
これから気温も暖かくなりますし、周遊謎をあそぶにはピッタリの季節となってきますので、特大ボリュームで謎に浸りたいぜ!という方はぜひ挑戦してみてください。