全国150万人の”謎解きcafeスイッチでバイトをしている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在謎解きcafeスイッチで開催されている
『ギリギリすぎる店長業務からの生還』に挑戦してきました!
【ストーリー】
謎解きゲームを提供している店舗
「謎解きcafeスイッチ」でアルバイトをしているあなた。
ある日、店長が出張とやらで、急遽この店の店長業務を任されることになってしまった。
とは言っても、普段店長がやっていることを見よう見まねでやるだけだ。
今だけは、あなたがこの店の店長。
開店作業は他のバイトたちに任せて、自分はゆっくり事務作業でも——
「店長!バイトが1人体調不良だそうです!」
「店長!!発注していた物品がまだ届いてません!!」
「店長!!!とりあえずあっちもこっちもヤバいです!!!」
「「「店長!!!!このままだとオープンできません!!!!!」」」
……今だけは、あなたがこの店の店長。
なんとかしてピンチを乗り切らなければ、この店は潰れてしまう!?
押し寄せる慣れない店長業務。
あなたのヒラメキで、このギリギリすぎる状況を突破せよ!!
【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム
個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点
≪一言≫
タンブルウィードのスタッフが有能すぎる件
ざっくり感想
謎解きcafeスイッチで行われるタンブルウィードのホール型公演最新作。
今回はなんといつも通っている謎解きcafeスイッチの店長代理を任されるというかなり現実に則したシチュエーションが楽しめます。
学生時代秋葉原のネットカフェで1日4時間、月に5日しかシフトを入れず2万円を稼いで満足していた貧弱なバイト歴を持つわたしがどこまで業務を遂行できるのか。
そんな大人の職場体験みたいなノリで参加。
過去にもタンブルウィードは『リストランテ・ア・ルゴールのドタバタキッチン』みたいな仕事をテーマにした謎解きを開催していたんですが、まさか自分たちの職場を題材にして公演をおこなうとは思ってもみませんでした。
やはりタンブルはどこか尖っている。
しかも『ギリギリすぎる店長業務からの生還』においては業務に対する解像度が段違い。
なにせ自分たちの職場をですからね。普段通っているわたし達が想像する以上に大変な業務が待っていたのです。
ストーリー書かれているような発注だったり人員の確保だったり、そんなベーシックなことはもちろん、多少の誇張があるとはいえタンブルウィードがお客さんのためにやっていることが可視化されるのは結構貴重。
自分のバイト遍歴が薄いのもあって、謎解きカフェとして運営されるとこんな業務が発生するのだなーと思わぬ発見があったりして自分の見識が深まるとともに、そんなことまでやってくれているのか…と、嬉しさと感謝がないまぜになった気持ちになりましたね。
後個人的に好きなのが今回のキービジュアル。
全体的に丸っこくてほんわかしている絵柄ですが、それはこの公演の厳しさを隠すためのフェイク。
職場は戦場であることが本当に身に染みた公演でした。
デザインと言えば今回使用する資料にもこだわりが。
具体的には言えませんが情報の整理だったり取捨選択がしやすい様工夫がされていました。
今後もこのシステムが導入されるととても助かるのですが、難易度調整が大変な気もする。
謎の感想
タイトルの通りギリギリ過ぎるシチュエーションから始まる本作。
仕事をテーマにしている作品ですが、感覚的に一番近いのは『シンラバン商マーケット』でしょうか。
あの公演が好きだった人はきっと楽しめるはず。
業務を謎解きに落とし込むアプローチ方法がバラエティに富んでおり、特に序盤で出てくる謎は業務としてのリアル度がすこぶる高いのも魅力の一つ。
参加者が本当にただただ仕事を手伝ってるだけの時間があって結構面白いんですよね。
謎自体は本当に本当にバラエティに富んでいるんですが、ゲームの進行上避けては通れない部分の謎が個人的に苦手なタイプだったのでそこにかなりの時間を使ってしまいました。
ここがサラっと解けるようになればもっと店長のギリギリ感を楽しめたのですが…(?)。
店長代行として業務を成立させるためには1つの謎に固執せず様々なものを俯瞰的に見る目と違和感に気づく頭脳、そしてそれらを一気呵成に実行する胆力が必要でした。
とにもかくにも制限時間いっぱいずーーーーーーーっと手を動かしていた気がしますね。
編成の関係で3人で挑戦というよりギリギリなシチュエーションで戦い、お互い励まし合いながら奮闘したのですが結果はふるわず、相当なカツカツ具合で公演は終了となりました。
終わった後の疲労感がすさまじかった…帰ってビールを飲みたい気持ちになりましたもん。
おわりに
といった感じで『ギリギリすぎる店長業務からの生還』の感想でした。
この公演を通して思ったことはタンブルウィードのスタッフは有能でなければ勤まらないということ。その働きっぷりはまるで鬼神の如し。
そんな彼らをこれからも公演に遊びに行く形で支えていきたいですね。
我こそはという人は、実際にアルバイト募集に応募してみてはいかがでしょうか。