【謎解き 感想】THE VS II 〜ザ・ヴァーサス2〜

全国150万人の”二卵性双生児”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在新宿で開催されている
『THE VS II 〜ザ・ヴァーサス2〜』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
前代未聞の2マン謎解きバトル!
新章開幕!

制作者に与えられた時間は50分!


あなたは、2つのゲームに続けて挑戦し、面白かった方に投票!
あなたの投票が、より面白い公演を作れる制作者を決める!


【プレイ方式】
タイプ :変則ホール型
制限時間:50分×2
人 数 :4人1チーム

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
情け無用の2マン謎解き!これが正統進化か。

ざっくり感想

2組のクリエイターが制作した公演を1度に体験できる対バン公演『THE VS 〜ザ・ヴァーサス〜』の第2弾

前作ではよだかのレコード内のベテランクリエイターと若手クリエイターという下剋上マッチアップだったわけですが、今回は制作団体の枠を超え、よだかのレコードVS他団体という己のプライドをかけた戦いが繰り広げられます

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よだかのレコードを背負うのは前作『THE VS 〜ザ・ヴァーサス〜』でも勝利を収めたベテランクリエイターの5103氏
私のオールタイム・ベスト公演でもある『クラインの壺』を制作した方でもあります。
それに対するはニチョ謎のコウ氏。このブログでニチョ謎といえば、ホール型+オンラインという意欲的なプレイスタイルを提案してくれた『ソーススワイプクリーナーズ』を開催した団体。

双方固定観念にとらわれないクリエイターのため、どのような公演が飛び出すのか非常に興味がありました。

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この公演において特筆すべきはやはりゲームシステム。
各制作陣は前説から解説まで含めて50分に収まる公演を作り、参加者は50分の謎解きを2つ遊んだ上でどちらがより面白いかに投票を行います。

途中休憩があるとはいえなんとカロリーの高い公演でしょう。その場にいながらほぼハシゴができるわけですから。


また、今回は文化祭というテーマで制作陣が謎を制作しています
たしかに統一したテーマを設けることで各陣営の謎のアプローチや演出力を比較しやすくなりますし、投票もし易いかと思いますが、個人的には前作のように各々が自分の得意なフィールドで戦った方がよりはっちゃけられたのではないかとも思います。

謎の感想

さて先程も行った通り、『THE VS II 〜ザ・ヴァーサス2〜』では2つの公演を遊んでいきますので、感想も2つ分けて書いていこうと思います。

誰も知らない謎解きゲームからの脱出

いつもこちらを驚かすシチュエーションではじまる5103氏の謎。
一般層に市民権を得てきたジャンルがいずれ通るであろう功罪をテーマにしており、ユーモラスでエンタメ的要素が高い公演でした。
前説で語られる「誰も知らない」という言葉の意味。公演終了後に改めて味わい深く感じます。


文化祭という雰囲気が有りながらもこちらの思考を飛躍させないとたどり着けない答えが用意されており、常にこちらの常識を試されているような気持ちになりました。
ようはいつもの5103イズムと言うことだ。
こんなシチュエーションは絶対に無いと思うんだけど、もし出くわしたら愛しちゃうな。多分。

公演の名称を書いて下さい

対するニチョ謎・コウ氏の謎。
キービジュアルから発せられる違和感をそのままストーリーに落とし込んだような公演。
個人的には前説のやり取りが非常に好み。このような暴挙をハイハイと請け負ってしまうのが謎解き好きのサガなのかもしれません。

すでに50分戦った上に色々疲労困憊の頭にとてつもない量の謎が打ち込まれるため、とにかく数を裁かなければなりませんでした。
恐らくですがすべての謎を把握している人はいないんじゃないかな。
情報共有と役割分担の大切さを感じました。


序盤から強烈なインパクトを残しつつ、決して飛び道具感だけで終わらない展開は秀逸
ラストは自分たちを信じきれず失敗してしまいましたが、最後まで走りきれた自分を褒めてあげたい。

おわりに

2つの公演が終わったあとには投票タイム。
具体的なことは言いませんが、私が参加した回はこんな感じになりました。

すぐに結果がわかるのはいいですね。



そんな感じでシリーズ2作目にして対バンの輪を広げたよだかのレコード。
今後はいろんな団体が道場破りをする展開になるのでしょうか。今後の行方が楽しみです。