【謎解き 感想】金沢謎旅まちあるき

全国150万人の”金箔が主食な”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在石川県金沢市で開催されている
『金沢謎旅まちあるき』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
金沢で遊ぶ。金沢を遊ぶ
「金沢謎旅まちあるき」は、金沢文化スポーツコミッションが提案する新しい観光プログラム。
“まちそのもの”を題材に遊べる体験商品です。
セットを手にまちなかを実際に歩いて、5つのエリアで謎を解き、最後の答えを導き出すとゴールです。
 


【プレイ方式】
タイプ :周遊型
所用時間:3時間程度
人 数 :1人~(今回は2人で挑戦)

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
あるいては解き、解いてはあるき。歴史ある金沢の声を聞け。

ざっくり感想

先日石川県に1泊2日の旅行に行ってきました。
特に目的もなく観光メインで色々と周る予定だったのですがついふと魔が差して
「石川 謎解き」で検索してしまったんですね。もう頭が謎に焼かれているのです

そしたらババンと出てきたのがこちらのプログラムでした。
金沢駅、兼六園、近江町市場、金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街の5つのエリアを中心に街歩きをしながら、その場所ならではの謎解きが楽しめます。



主催は金沢文化スポーツコミッションという地場の団体ですが、謎解き部分を手掛けているのはあのナゾトキアドベンチャー
私が以前参加したたまアリの謎解きを制作している企業さんですね。他にも日本各地の謎解きを手掛けているので、実績は十分でしょう。

www.rdbgjunction.com


そういうわけで無事(?)エンタメ要素もプラスされ、旅はより楽しいものへとランクアップしたのです。


キットはJR金沢駅の新幹線改札口前“おみやげ処”で購入が可能。
売り場にはおいてないのでレジに行き直接スタッフの方へお願いしましょう。


キットを開いてまず驚いたのは、金沢謎旅まちあるきには具体的なストーリーが無いということ。
謎があるエリアが存在しているだけで、行く場所も順番も、全て自分たちで決められます


これは旅行者にとって結構助かるポイントで、やっぱり人によって旅の目的って違うじゃないですか。夕方の金沢城を撮りたいとか、朝に近江町市場でご飯を食べたいとか。
謎解きによって次の目的地を強制されるのって結構つらいところがあると思います。

そんな中でこの公演は好きなタイミングで行くところを選べるので、旅行の工程が組みやすく、また各セクションの問題数も手ごろなため観光の邪魔になりにくいというとても考えられたバランスで成り立っています。
私たちも食事に観光にと十分に金沢を満喫しながら遊ぶことが出来ました。




チェックポイントとなる5つのエリアは全てが歩ける距離で繋がっていながら年代やカルチャー感が異なるため、ドンドンと街の様相が様変わりしていくのがワクワクしますね。
特にひがし茶屋街と浅野川付近は古い建物と新しい建物のコントラストが本当に素晴らしく、ここを訪れることができただけでも儲けものでしたね。

謎の感想

謎解きは冊子を読みながら現地に描かれているものやオブジェクトをヒントに解いていくものが多く、周遊謎の王道スタイルで進行。

特筆すべきは各エリアの謎には5段階のレベルが設定されており、求められる謎解き力、そして探索力が一目で分かります
特に近江町市場の探索力は高いレベルのものが要求され、市場のシステムの複雑さからかなりの時間を要しました。ここは注意が必要かもしれません。


また、私自身よくやりがちなんですが、現地に行って謎のカギを入手したら解かずに別の場所に行くのはやめた方が吉
問題数も少ないですし、きっちりとこなしてから次の場所に行きましょう。

個人的には兼六園エリアの謎が一番好き。難易度も高めですし、とても工夫が凝らされていたと思います。


逆にラストの謎は結構あっさり目でちょっぴり残念で。
ストーリーが無いことの弊害か解いてる側の感情の起伏が少なく、さらーっと終わった印象です。
とはいえラストのメッセージは金沢という街に非常にマッチしたものとなっており、帰りの新幹線の中でスッキリとした気持ちになれたのも事実なのでした。

限定ラベルの酒も美味しい。

おわりに

という感じで『金沢謎旅まちあるき』の感想でした。
街歩きという名前に違うことない5つのエリア、約8キロのウォーキングを楽しめました。そもそも金沢という街が非常に心に刺さったので、また遊びに行きたいと思います。
大野からくり記念館もおもしろそう。