【感想】SCRAP団スペシャルパーティー 団員10周年大団円!!

全国150万人の”少年探偵SCRAP団員”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は7月3日に開催されたオンラインイベント
『SCRAP団スペシャルパーティー 団員10周年大団円!!』の感想(第2部メイン)です! 

【概要】
オンラインで遊べる1日限りのイベント
「SCRAP団スペシャルパーティー 団員10周年大団円!!」

全国どこにいてもお家から参加可能な
ファンクラブ設立10周年記念パーティー!
最新作のキット通販型リアル脱出ゲーム
「こちら謎解き通信司令室」を一斉に遊んだり、
この日のためだけに作られた特別な高難易度謎解きもご用意!

1日限りのスペシャルパーティー、
どうぞお楽しみに!

少年探偵SCRAP団創立10周年!

リアル脱出ゲームでおなじみのSCRAPをより深く、そしてもっと面白く楽しみたい。
そんな人たちが集まるのがSCRAPファンクラブ『少年探偵SCRAP団』


月額330円か年間3,300円を支払うことで入団でき、他の人よりも先に公演のチケットを購入出来たり、団員限定の持ち帰り謎やコンテンツを体験できたりします。
なにより1公演につき300円がキャッシュバックされるクーポンも12回分。計3,600円も用意されているため、多少懐に余裕がある人ならば入っておくに越したことはない。というファンクラブとなっています。


私も御多分に漏れず入団している『少年探偵SCRAP団』が創立10周年ということで企画されたのが、今回の「SCRAP団スペシャルパーティー 団員10周年大団円!!」となっております。


このイベントはお昼の12時スタートの第一部夕方16時半スタートの第二部の2部構成となっており、どちらの部から参加してもOKという感じ。

第一部は新作持ち帰り謎をみんなで楽しもうみたいな内容だったので、私は第二部から参加。
こちらのメインは団員のみが参加できる新作オンラインリアル脱出ゲーム「本当に難しい!? 少年探偵SCRAP団への挑戦状」
SCRAPが本当に難しいというのだからマジで難しいんだろうなと思いつつ、PCと珈琲の準備をしてその時を待ちました。

第二部のざっくり感想

『SCRAP団スペシャルパーティー 団員10周年大団円!!』の第二部はリアル脱出ゲームのほぼすべての音楽を担当する伊藤忠之さんによるスペシャルライブからスタート。

東京ミステリーサーカスで流れる「Dream I saw in the observatory 」を弥沙美紗子さんが歌ったり、
いきなりシークレットゲストで出てきた社長が「限りある世界で」「ものがたりのはじまり」を歌ったり
団員からコーラスパートを募集した新曲「テーマソングのない世界からの脱出」を永原真夏さんが歌ったりして短い時間ながらとても贅沢な時間を過ごせました。
アルバムも持ってるんですけど、やっぱり生で聴く音楽は本当に素晴らしい。


そのあとはSCRAP団10周年企画振り返り裏話&新作キット通販型リアル脱出ゲームお披露目会等のトークコーナー。
青木さんの安定の司会ぶりを楽しめました。


そして18時から、本日の目玉である新作オンラインリアル脱出ゲーム『本当に難しい!? 少年探偵SCRAP団への挑戦状』
これが本当にやばかったんです

謎の感想

ざっくりとストーリーを話すと、とある部屋に閉じ込められてしまった団長を救い出すため、現地にいるスタッフと情報をLINEでやり取りしながら謎を解いていくというオンライン系公演ではオーソドックスなもの。

ただ、やり取りする情報には欠陥があり、画像一部の情報が手で隠れていたりぼやけていたり、ついには画像すらない。という悪条件の中で解かなければいけない超ハードな難易度だったんです。
ちなみに問題がぼやけていることは事前の練習問題で公開されていて、これにイヤな予感をした方も多かったのではないでしょうか。


問題から得られる情報が少ないので必然的に謎を推測する部分が多く、ほとんどの問題はひらめき特化型
ひらめかないと一生沼にハマっていたと思います。
制限時間が100分と長い中で、20分間も謎の取っ掛かりと格闘している私。やっぱり焦ります。
時間ごとにヒントが出るものの、個人的には芯を食ったものではなく、もどかしい気持ちが募るばかり。


そこをなんとか乗り越え答えを入力しても、出てくる情報に頭をひねるばかり。何なのだ、これは!どうすればいいのだ?!
モニターの向こうでコメントする人たちも最初こそ威勢が良かったものの、次第にトーンが落ちていき苦しんでいる様が手にとるようにわかりました。こんな気持ちを共有したくはなかったのですがね・・・。


私自身は経験していないのですが、以前『ほんとに難しいリアル脱出ゲーム』というイベントがなぜ自分に合わなかったのかを話してくれた友人の体験談をプレイ中に思い出し、「あの人はこんな気持だったのかな」と考えてしまいました。


それでも必死に食らいつき友人と2人で挑んだ最後の謎。
発想を転換させた先にある、こちらもとても歯ごたえのある謎でした。
案内されるヒントも底をつき、でてきた情報を使ってなんとかキーワードを見つけ出さなくてはなりません。
もちろんそこにはロジックが存在するわけですが、私にはそれをする時間はもう残されていませんでした。

情報から余分なものを排除し残されたパーツを拾うとなんだかそれっぽい感じになりました。
この後行われるであろう解説で言いそうなフレーズにも繋がりそうだし「なんとかなれー」という気持ちで入力し報告ボタンをポチ。

正解でした。
70%山勘でしたが、なんとか一矢報いることに成功。
私一人では絶対ここまでこれなかったので、一緒に遊んでくれた友人には本当に感謝しています。

おわりに

少年探偵SCRAP団設立10年を祝う一大イベント。結論から言えば参加できて良かったです
謎解きに関しては難易度が高すぎてヒントもすべて見てしまった結果、自分自身の力で解いたという感じが薄く、あまり爽快感は得られませんでした
加えて私が謎解きにおいて求めてない要素が多かったのも正直イマイチと感じた要因でしょう。
ただフォローするわけじゃないですが、こういうコテンパンにされるタイプの謎解きに胸を借りるつもりで今後も挑んでいきたいですね。


ライブパートは本当に楽しかったですし、同じ時間を同じことが好きな人たちと過ごせたのは夏の良い思い出になったと思います。
今までは団員系のイベントには参加してこなかったんですが、これからはもう少し楽しんでみようかな。

今月遊んだLINE謎たち-6月編-

全国150万人の”ahamoが気になり始めている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。


梅雨もあっという間に過ぎ去り、夏が本格的に近づいてきました。
夏バテとかされてませんか?


暑くて外に出られない日は、クーラーが効いた部屋でLINEで謎解きをしながら過ごしてみてはいかがでしょうか
というわけで今回は
今月遊んだLINE謎たち6月編と題して紹介していこうと思います。



LINE謎の情報は毎度同じみしゑひさんのHP「私営謎屋敷」をチェックして収集しています。
私のこのLINE謎特集は、しゑひさんとフォロワーの皆さまのおかげで成り立っています
本当にありがとうございます。

http://www.shiwehi.com/link/www.shiwehi.com

ではいきましょう!

???????からの脱出




〔一言コメント〕
タイトルの通りなにもわからないところからスタートするLINE謎。
厳しい制約を潜り抜けた先には驚くべき展開が待ち受けていました。
制作者後記を読むと、なぜこのシチュエーションでやらなければならなかったのかが分かり、より味わいが豊かになった気がします

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メア塔



〔一言コメント〕
とある方の誕生日を祝う目的で作られた謎。
コンセプト特化のためライト&シンプルな問題たちですが、色んな意味でとても良くできています。
なにより自分もこんな風にお祝いしてもらえたらとても嬉しいなと思いました

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《謎々彼女》の文化祭



〔一言コメント〕
タイトルの通り文化祭をモチーフにした謎。
「今日どこどこで○○がやってるんだってー」と友達がこちらに語り掛ける、文化祭当日の喧噪の中にいるような気分になれました。
今月遊んだ中で特に物語性があり、楽しめます

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無限塔



〔一言コメント〕
なにがとは言いませんが、確信がもてないまま今日にいたります

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いまなんもんめ



〔一言コメント〕
こちらもコンセプト特化。
「今、何問目?」と永久に問いかけられる頭がクラクラする状況ですが、その発想はなかったと問題が出るたびに思い知らされます
初めから終わりまで謎たっぷりです。

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終わらない謎



〔一言コメント〕
初めから終わりまで謎たっぷりではこちらも負けない。
絶望してからの希望、そしてまた深い霧の中へ叩き込まれたような気分にさせてくれる、非常に解きごたえのあるLINE謎でした。
ラストの言葉も素敵です。

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始まらない謎



〔一言コメント〕
終わらない謎と同じ制作者の方が作ったLINE謎。
こちらも謎たっぷりですが、先ほどのクリア画面と比較すると…
つまりはそういうことなのです。この霧が晴れるのはいつの日か…

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以上7作品が6月に遊んだLINE謎でした
5月に比べると一気に作品数が増え、全く追いつかない状況ですが、TLで見かけたら片っ端から挑戦していこうと思います。
7月はどんな名作に出会えるのか、今から楽しみです。


【謎解き感想】演じすぎた男

全国150万人の”紙たばこから加熱式たばこへ変えた”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在リアル脱出ゲーム吉祥寺店で開催されている
『演じすぎた男』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
その部屋には他と違う部分がひとつだけあった。
それは天井からぶら下がった死体。

現場は劇団アルバンが公演を行う劇場の楽屋。部屋では脚本家の吉川昌之が死んでいた。
第一発見者は劇団員の染谷太一。
「以前から自殺をほのめかすようなことを言っていたので、嫌な予感がしたんですよ」
よどみなく語る彼の話と、ある現場の状況から自殺であることは決定的だった。
しかし、刑事であるあなたは現場の“小さな違和感”に気がつく。

「少し時間をいただけますか? この事件はみなさんが思っているよりも複雑なようです」

あなたは確信していた。これはただの自殺ではないということを。

さあ、あなたは細かな観察力と大胆な推理で犯人を追い詰めることができるだろうか?
 


【プレイ方式】
タイプ :特殊型
人 数 :1~3人1チーム

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
謀ったな岡田義徳ぃぃぃぃ!

ざっくり感想

実際に事件現場を捜査し、推理とヒラメキで犯人を追い詰める「現場捜査ゲーム」
今回遊んだ『演じすぎた男』は、その第1弾として開催された公演となっています。


とある劇団の控室で死んだ脚本家。そして第一発見者となった劇団員の男。
彼の口ぶりによると脚本家は自殺のようだが、その様子がどうにもおかしくて…というのが本公演のざっくりとしたストーリー。


会場に再現された事件現場。そこを調査し、手掛かりや証拠をもとに殺害方法や犯人のトリックを見破ることがこのゲームの目的
過去に遊んだ現場捜査ゲームの第2弾である『配信者は殺せない』をプレイして、推理という苦手なジャンルながらも古畑任三郎的な世界観は好きなのでぜひ前作も遊びたいと思っていました。

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事件現場には様々なアイテムが雑然と置かれ最初は戸惑いますが、調べられるアイテムには数字が書かれているので迷うことはないでしょう。
劇場の公演ポスターなど、架空のものながら作りこみはきっちりとしています。


自信家で不敵な劇団員を演じるのは俳優の岡田義徳さん。
もともと演じる役柄によって雰囲気を大きく変える方でしたが、この公演でもその個性をいかんなく発揮。
とっても憎らしい敵役としてこちらに立ちはだかってきます。

普通の推理ものだったらちょっと怪しい人物ぐらいで済む人物像ですが、犯人がわかっている世界観においては30%増しでこちらの感情を逆なでしてくる
基本こちらをナメている態度で接してくるので、本気であの無精ひげをブチ抜きたい気持ちにかられましたよ。

謎の感想

いやー本当に難しかった
『配信者は殺せない』をいい感じでクリアできていたので、「どうせ1作目は探り探りなんだろΨ(`∀´)Ψケケケ」みたいに思っていたらバチボコにやられました。


その要因の一つとして『配信者は殺せない』よりも『演じすぎた男』の方が公演の構成がシンプルになっており、物語のポイント1つでも見逃してしまうとまったくもって真相が見えてこないところにあります。

推理が苦手な私は結構序盤から頭を悩ませてしまって、制限時間によって開示されるヒントが全て出きってもまだ結論が出ないなんてことも。
虫食いの穴にキーワードを片っ端から入れて、なんとか喰らいついていった印象です。

『配信者は殺せない』はピンチになってもなんだかんだリカバリーが効くなという印象だったので、そういう意味で『演じすぎた男』の方が難しいきがします。


動機もわかってるし犯人もわかってる。でもどうしてもあいつを追い詰められない。
違和感を違和感と感じられない時点で勝敗は決まっていたのかもしれませんね。


最後は岡田義徳の勝ち誇った顔をみて終了。
彼の演技によって真相は煙に巻かれてしまったのです。
ちなみに解説を聞いた私の感想は「そんなの分かるか!」でした。
推理…難しい…

おわりに

現場捜査ゲーム『演じすぎた男』は推理苦手民にとってかなりハードな公演となりました。 このゲーム1~3人で挑戦可能なんですけど、1人よりは2人、2人よりは3人でプレイすることをおススメします。

次回作でリベンジしたい!

演劇入門 生きることは演じること (集英社新書)

【謎解き感想】謎まみれ3

全国150万人の”三部作の中では最後の作品が好き”な皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在タンブルウィード ヒラメカで開催されている
『謎まみれ3』に参加してきました! 

【ストーリー】
大人気シリーズ謎まみれ、待望の第三弾!

答えワードから謎を探す、新感覚ゲームシステムはそのままに、

より遊びやすいようにパワーアップしてお届け!

襲い来る謎で埋まった壁に立ち向かい、

60分以内にいくつの答えを探すことが出来るのか!
 


【プレイ方式】
タイプ :ルーム型
公演時間:約80分程度(説明含め)
人 数 :4人1チーム

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
遊びやすさがグーンと上昇。マンネリかとおもいきや・・・?

ざっくり感想

事前に与えられた答えをヒントに我々が空間から謎を見つけ出すタンブルウィードの大人気企画『謎まみれ』の第3弾

今回もその画期的なコンセプト的はそのままに、細かなブラッシュアップと新たなお楽しみが追加。
まさに正統派続編というべき作品に仕上がっていました。


この公演で好きなのはスコアアタックとタイムアタックが両立していること。
とある条件を満たすまでのタイムと制限時間までにどれだけの謎が解けたかが一目でわかるため、「あと2問で75%だから気合い入れよう」みたいな公演中の頑張りの目安になるんですよね。

私が謎まみれに参加する際はいつも固定メンバーで臨んでいるのですが、謎まみれ1・2と少しずつ成長がみられる結果だったので、今回も気合十分で会場に向かいました。
過去の激闘はコチラ
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『謎まみれ3』の所感ですが、圧倒的に遊びやすい!
配られるデバイスにかなりのブラッシュアップが図られており、煩雑になりがちは情報整理をデバイスに任せ、参加者はいったいどこに謎が隠れているかということに全ての力を注ぐことができる
これは初代謎まみれから考えるとかなりスマートに進化したといえるでしょう。


段階を経てアンロックされる要素とBGMもそのまま楽しめます。
無機質な声とテンポが織りなすグルーヴ感はホント癖になりますね。一生聴ける。

逆に意地悪な見方ですが、はやりコンセプト特化のストーリー無し公演のため謎解き初心者に積極的におススメできない公演なのは変わらずといったところ。

謎の感想

謎まみれではいつも謎やアイテムの発想に驚かされます。
この謎をこう組み合わせれば全く違うものになる。アイテム一つ一つにもその形、その色、その余白にも全て意味付けがされており、物事がいかに多面的であるかというのを私たちに教えてくれる


60分間で100問を捌かなければならないため余韻に浸る時間は全くないのはわかっているのですが、可能だったら一問一問なるほど~と唸る時間が欲しい。
それを叶えてくれるのがコンプリートブックだったりするのですが。


固定メンバーで3回も公演を経験すれば阿吽の呼吸もお手の物で、
自然と全員が床+壁の1面を担当する形になり、解けない謎だけフォローしあうという仕組みになったのでいつもよりスムーズに謎が解けていきました。
もうこのパーティでしか勝たんよ。本当に。


ラス謎は取っ掛かりがつかめず最初四苦八苦したものの、きっかけが見えた瞬間に全員がバババッと動きだし見事にクリアすることができました。
クリアタイムと合わせて自己ベスト更新。素直にうれしい。


おわりに

毎度その公演の終わり間際に遊んでいる『謎まみれ』シリーズ。
ある意味突き詰めた感もあったのでこれでシリーズ終わりかと思っていましたが、なんとポップ&リッチというサブタイトルが付き第4弾の開催が決定
ここにきてどんなシステムなのかが予測できない作品に、心が震えております。

次回も楽しみです。それではまた。

【謎解き感想】謎だらけの火星からの脱出

全国150万人の”M-78星雲からやってきた”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在東京ミステリーサーカスで開催されている
『謎だらけの火星からの脱出』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
ここは火星。人類の新天地として期待される惑星。
あなたはその調査班のメンバーだ。

今日は調査の最終日。あとは記録をまとめて地球に帰還するだけ、そのはずだった。

しかし、あなたは衝撃の光景を目にする。

なんと、帰還用のロケットがバラバラに壊されている!! 惑星軌道を計算すると、今日を逃せば帰還のチャンスは134年後......。
一刻も早くロケットを修理しなければ、このまま死んでしまう!

そのとき、絶望するあなたを未知の生命体が取り囲む!
「キコエルカ、チキュウジンヨ、ゼッタイニ、カエサナイゾ」

一体、何がどうなっているんだ!! 音の響かない宇宙であなたは絶叫した。

「絶体絶命、奇妙奇天烈なこの状況で、 すべての謎を解き明かし、この火星から脱出せよ!!


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【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :2~4人1チーム(今回は4人で挑戦)

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
計算をし、問題を1つ解決し、そして次の問題を解決する。問題を十分に解決したら、君は家に戻ってくる

ざっくり感想

実家のような安心感(?)でおなじみのSCRAPが送る、火星が舞台の謎解き公演。
少し前にあった孤島もそうですが、最近は題材が一周回ってシンプルになってきているような気がします。


それじゃあ中身のシンプルかと言えばそうでないのがリアル脱出ゲーム。
火星を舞台にアクション性高い謎解きが待ち受けています。
なんてったって実際にロケットを創り出しますからね!


ちなみに火星が舞台というとどうしても思い出してしまうのが映画『オデッセイ』

オデッセイ(字幕版)

あちらも火星に取り残されてしまった主人公が工夫とポジティブ思考で困難を乗り越えていく、そんな黄金の精神を学べる映画なんですね。
今回の『謎だらけの火星からの脱出』もそんな工夫と努力で難題を解決する、ウェルメイドな仕上がりになっていました!


会場はいつもの東京ミステリーサーカス。
地下の大ホールが、荒廃した火星の地へと変貌しています。照明も全体的に赤かったかも?しれません。
そして一際目につくアレやコレ。絶対に謎に使うけどとりあえずは無視でその時を待ちます。



今回も司会兼キャスト陣による導入劇から公演はスタート。
個人的にここの部分が結構好きで、宇宙空間あるあるとホラー映画あるあるとドリフがごった煮になったようなストーリーが最高でしたね。


そしてなによりこの公演が面白いのは、最後の1秒まで気が抜けない劇的展開
これはホームページにも載っている情報ですが、自らの手でロケットを作り上げ、そして製造していく過程が本当に楽しい

過程がボロボロであっても、最後の最後まで勝負は分からない。そんなギャンブル的要素も含めてなかなかにチャレンジングな公演だったのではないでしょうか。

謎の感想

謎を解き進めれば進めるほど打ち上げ成功率が高いロケットを作れるということで、どのチームも前のめりに謎を解いていたと思います。

テーマが宇宙のためそれに類するデザインで構成された謎が多く、見ても楽しく解いても楽しいものが多かった印象。自分のイメージがパチリとハマる快感はとても癖になりました。


そしてこの公演では謎解き力も大切ですがなによりチームワークが非常に大事
制限時間は60分と短いうえにこなさなければならないミッションは山のようにあり、それを一つづつ積み重ねた結果が目の前に現れるので、この苦境を乗り越えることができれば、絆もぐっと深まるはずです。

そして上述したようにアクション性もそこそこあるため、自らのコンディションも大切な要素。体調は万全にすると吉ですね。


そんなこんなでドタバタしながらも私たちは万全の状態でロケット作りに励み、無事に火星からの脱出に成功しました!この公演達成感が凄いんです!


ちなみに横のチームはギャンブルロケットを作って私の心を昂らせてくれました。
あれは凄い。

おわりに

そんなこんなで満足度の高い『謎だらけの火星からの脱出』
内容もエンタメ性が高く、初心者の方でもワイワイと楽しめるコンテンツだったと思います。
ちなみにこの公演は動画配信界隈でおなじみ「高田村」とのコラボがあり、メンバーによる特別公演もあるとのこと。
彼らが恐らく演じるであろうあの人物。どのように料理されてるのか注目です。


【謎解き感想】TRAP リメイク

全国150万人の”気持ちを新たにしている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在ドラマチックルームで開催されている
『TRAP リメイク』に参加してきました! 

【ストーリー】
ストーリーはゲーム開始時に公開いたします
 

【プレイ方式】
タイプ :ホール型
公演時間:約120分程度(説明含め)
人 数 :5人1チーム

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
様々な部分がブラッシュアップしたリメイク作品。当時の雰囲気も思い出しました。

ざっくり感想

2016年に実施したよだかのレコード B-SIDEの公演『TRAP』がまさかの再演
それだけでもすごいのに、更に内容をブラッシュアップして『TRAP リメイク』としてリニューアル


先に言っておきます。
この公演を未参加の人はこんなのを見ていないでさっさと行った方が良いです(暴論)
基本的にこのブログはネタバレしませんが、なにかしらの風味を感じてしまうと非常にもったいない。
さぁ、今すぐチケットをポチリましょう。


さて、前提条件として私は前作『TRAP』も参加済み。まさか再びあの世界へ迷い込めるとは思ってもみませんでした。
ちなみに前作参加者でも楽しめるとの告知の通り、謎解きにはなんら影響ありません。 ですが前作の要所(謎の答えではなく、よだかのやりたいポイント)はきっちりと押さえてあるので、雰囲気はほぼ同じで懐かしさを覚えるでしょう。

キービジュアルは初演時のポスターを手に取る人の姿という、なんとも粋な演出。
「騙される体験」とはすなわち一体自分が今何をしている・させされているのだろうという「体験」であると思います。


そんな想像だにせぬ事態を一番体感させてくれるのは、やはり今でもよだかのレコード B-SIDEがずば抜けていると思いますね。


会場は西新宿にあるドラマチックルーム。やはりここでしょう。


『TRAP』をベースとしながらも再演ともリピーター公演とも異なるリメイク公演。
当時の雰囲気をそのままに様々な部分でブラッシュアップが図られていました
それと同時に参加者の平均レベルが上がっているのだと改めて感じました

そう考えると、リメイク公演はやはり英断だったのだと思います。

おわりに

いつも以上にざっくりとした感想になりましたが、B-SIDEの凄さは今も健在であるとはっきり感じられる、素晴らしい公演でした。
いつもの謎解きに少し飽きて、ひと味違う謎解きを探している人に本当におススメの作品です。


【謎解き感想】夜のゾンビ遊園地からの脱出

全国150万人の”歩くときについつい両手が前に出てしまう”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は先日までよみうりランドで開催されていた
『夜のゾンビ遊園地からの脱出』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
夜。廃遊園地に無数の人影がうごめき始める。
それは腐りかけた肉体を持つ生ける屍。ゾンビだった!

ゾンビたちはうなり声を上げて人間に襲いかかりその血肉を貪る!
……ようなことは一切せず、心優しく穏やかで人畜無害。園内で慎ましく暮らしていた。

しかし先入観やデマからゾンビを誤解した人間たちは、ついに「ゾンビ殲滅作戦」を決行するのだった……!

あなたは廃遊園地に住みついたゾンビとなり、作戦を止めるべく仲間たちと行動を開始する。
作戦決行まで残りわずか。
死んでも死にきれなかった不屈の魂とゾンビの力で地上の楽園を守り抜け!!
 


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【プレイ方式】
タイプ :特殊型
制限時間:70分
人 数 :1人~(今回は4人で挑戦)

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
3年ぶりの遊園地脱出は、かつての熱狂そのままのテンアゲ公演出した

ざっくり感想

全国各地の遊園地を閉園後に貸し切り、謎解き参加者以外誰もいない空間での謎解きを楽しむイベント【夜の遊園地シリーズ】最新作

実に3年ぶりに開催された今作は、ゾンビとして人間から迫害されながらも廃屋となった遊園地で悠々自適に暮らしていた私たちを襲うとある危機からの脱出を目指します。


2022年になってからいよいよ大型イベントが復活してきたSCRAP。
スタジアム公演の成功もそこそこに、遊園地公演も待望の凱旋です。

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夜の遊園地シリーズの魅力は何といってもその非日常性
稼働していないアトラクションや閉まっているお土産屋、レストラン。
そんな1日の役目を終えたハズの遊園地に続々と集まる人たち。
全員が謎を解くという目的のために集結するその様子は、昼の喧騒とは少し違う熱気を帯びた空間にしていきます。

私はこのワクワクと少しばかりの不安が混ざった空気がすごく好きなんですよね。
どの公演もそんな気持ちになるんですが、こと夜の遊園地に関してはその気持ちが何倍も膨れ上がります。


私が参加した日はあいにくの天気でしたが、小雨などなんのそのと、雨具を準備して会場入りしました。

終演後の様子。この後バケツをひっくり返すぐらい降った。

今回のテーマはストーリーにもある通りゾンビものなんですが、いわゆるホラー的演出は全くなし
CMで語られたように「ゾンビになっちゃったけど、それはそれでこの境遇を楽しもうぜ!」とアッパーなテンションのシチュエーションで物語が進んでいきます

これは直近の公演巨大監獄とも通じるものがありましたね。閉塞した空気を吹き飛ばすようなココロオドルイベントなんですよ。



声を出して盛り上がれない私たちに代わって会場を一体にさせてくれるDJ SHIKABANEとダンサーたち
私たちも精一杯の拍手でそれに応えます。

そんな感じでウェイウェイやっていると武装した人間たちが乱入。
ゾンビを根絶やしにしようとする彼らは、DJ SHIKABANEに強烈な挨拶をくらわせると「ゾンビ殲滅作戦」を宣言しその場を立ち去りました


それまでのポップな感じが一転ピンチ。
状況を打破するために、私たちは立ち上がるのです!
ちなみに私たちは古いタイプのゾンビなので走れないという特徴は、ゲーム中の禁止事項とマッチしていてよい落としどころだなと感じました。

謎の感想

事前に配られ会場マップを片手に、園内中をゾンビとして練り歩く私たち。 小雨が降りつつなので足元は最悪でしたが、行くべきポイントが明確に設定されているため無駄な往復をせずに済んだのは幸いでした。
近年の大型公演は動線が良く考えられていて、それだけですごくありがたい気持ちになりますね。


序盤・中盤の謎はTHE周遊謎といった感じで、スポットで集めた情報を結集して謎を解くタイプ。
本来であればサクサクと進める感じなのですが、天敵である湿気のおかげで紙が変なところでくっついたりヘナヘナになったりしていて結構苦戦しました。
「根性が足らん!」とプロレス的に紙にキレながらもなんとか関門を突破。

中盤以降は謎のレベルも一段アップし、ひらめきと情報整理が大切なものが多かった印象。
途中で出てくる謎のギミックが素晴らしく、1枚の紙でこれだけ表現できるのは本当に凄い
スタッフロールにあの人の名前が出てきて、深く頷きましたね。


そこから先の謎は、前説とストーリーで出てくる情報をしっかりと読み込むのももちろん大事ですが、一番大切なのは「自分たちがゾンビである」ということを前提に行動していくことだったのではないでしょうか。
その前提条件と目の前の事象がぴったりと重なった時、逆転の一手が閃くことでしょう。


普段の公演なら成功者の名前を呼ばれることはまずないのですが、今回はホールの大画面にデカデカと自分の名前が掲示される仕様。これは達成感がすごい。

早く解けた順なのかしら。

おわりに

残念ながら東京公演は終了しましたが、まだまだ各地にはゾンビが出没する遊園地があるようです。
興味のある方、みんなでワイワイしたい方はぜひ次の公演をチェックしてみてはいかがでしょうか。


感想をつぶやくとDJ SHIKABANEのステッカーがもらえるキャンペーンをやっていました。うれしい。

【謎解き感想】PSYCHOS

全国150万人の”紙たばこから加熱式たばこへ変えた”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在開催されているオンライン公演
『PSYCHOS』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
「サイコスで最高にスッキリ!!」

一度使うだけで頭がスーッと軽くなり
脳の潜在能力を引き出すことができるという電子タバコ「サイコス」

ポスティングされていたチラシに書かれていたのは
怪しい電子タバコの宣伝であった。

そんなものが本当にあるのか?
半信半疑のまま、あなたはチラシのURLにアクセスすると、そこには・・・
 


【プレイ方式】
タイプ :オンライン型
制限時間:60分
人 数 :1人~(今回は1人で挑戦)

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
謎の煙草にはご用心

ざっくり感想

「誰もがヒーローになれる」をコンセプトに脱出・謎解きゲームを企画する団体テクニコテクニカの旗揚げ公演
基本的に大阪を拠点とする団体さんとのことですが、こけら落とし公演である本作をたくさんの方に体験してほしいとのことでオンライン公演にしたそうです。英断。


さて『PSYCHOS』のテーマですがキービジュアルにもあるようにタバコ、それも電子タバコを巡る物語となっています。


「一度使うだけで頭がスーッと軽く」「脳の潜在能力を引き出す」など、なにやら摂取されるのはニコチンやタールだけではない様子。むしろ電子ドラッグ的なサムシングを感じます。

それが顕著に出ているのが公演のOP
ネットに都市伝説的に出現する「サイコスに関するデータ」。
登場人物である私たちがそれを焦がれ、追い求めるさまを、怒涛の勢いで差し込まれる文章と緊迫感のあるBGMで語りかけてきます。吸う前から禁断症状出てるんじゃないのこれ。
そしてラスト、BGMが終わりかける瞬間に表示される「○○されました・・・」の文字。

まるで世にも奇妙な世界に取り込まれてしまった後のような、そんな余韻をこちらに与えてくれるのです。なんて完成度の高いOPなんでしょう。



オンライン公演のため司会や制限時間の提示などはZOOMを使って進行
その他の謎解き部分に関してはオリジナルのWebサイトを用いて遊んでいきます
Webサイトのデザインもキービジュアルと同じようなテイストで固められ、テーマを大事にしているとてもしっかりした作りになっていました。
それ以外にも謎のギミックに関してあれやこれやが使われており、めちゃくちゃコストが掛かっているなという印象。テクニコテクニカ、最初から出し惜しみしません。


Zoomでは60分間とあるキャラクターが物語を回していくんですが、時折こちらとコミュニケーションをとったり、謎解きに必要な情報を提示してくれたりして遊んでいるときの温度感が良かったですね。
とくに今回のコンセプト的に喫煙者にとっては常識だけど…みたいな部分もあるので、そのフォローは大事だったのではないでしょうか。


また、タバコ知識のある人なら思わずニヤリとしてしまう小ネタもたくさんあり、この時ばかりは元喫煙者であることに感謝をしました。緑色のやつが好き。

謎の感想

『PSYCHOS』の謎は序盤からこちらをギョっとさせてきます。
最近謎解き力が落ちている自分にとっては非常に恐ろしい状況。
とはいえある種の魔法が掛かることによっていつも通りの感じでスタート。いやぁこの感覚はとてもフレッシュ。

個人的には魔法が掛かる前と後の景色が違いすぎたので、ここは同じテイストのマイルドバージョンにしたほうがより面白かっただろうなと思ったり。


先程も述べたように謎だけでなくシステム面もかなりコストが掛かっており、謎を解く手法やギミックはバラエティに富んでしました
私たちの「あんなこといいなできたらいいな」が実際にできます。
それでいて謎自体はテーマが統一されているってオシャレ過ぎませんか。


ちょっと気になるのは、一部に意図せずメタ解きができそうな部分があるところ。
その部分のロジックって、謎解き好きにとってはフィレステーキみたいな部分だからそれを意図せずにスルーしてしまうのはもったいなさそう。


難易度はそこまで大変ではなく(一部苦手な分野の謎がありつつも)サクサク進め、なんやかんやで無事にクリアすることができました。


ヒントも段階を踏んで見られる構造になっており丁寧な作り。推奨時間も提示されているため、困ったら使うのは全然OKだと思います。

60分間きっちり『PSYCHOS』の世界を堪能できました。
サイコー!(これが言いたかっただけ)

おわりに

テクニコテクニカのこけら落とし公演『PSYCHOS』
エンドロールの制作陣をみて納得しましたが、もはやベテランの風格すら漂わせる地固めの強い作品でした。
それでいてオンラインでできる限りの意欲的なシステムを導入してみる遊び心も持ち合わせており、これから期待しかない団体ですね。
今後もコンスタントに公演を発表するとのことで、首を長くしながらウォッチしていこうと思います。