全国150万人の”芸術系ストリーマー”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在SCRAPナゾビル吉祥寺で開催されている
『配信者には殺せない』に挑戦してきました!
【ストーリー】
大人気動画クリエイターが、アトリエで生配信をしている。
「どうも、ユキです! 今日は待ちに待った油絵の新作発表を行います!」
一方、その隣の倉庫では、その油絵と“まったく同じ状況”で男がひとり死んでいた……。
第一発見者はアート作品の制作過程を配信をしているユキ。被害者は彼女のマネージャー。
現場の状況から、ユキが犯人だと推理した刑事のあなた。
しかし、ユキには鉄壁のアリバイがあった。
「マネージャーが殺された時間、私は1万人の前で生配信をしていたのよ」
彼女はのらりくらりと推理をかわしていく。
さあ、あなたは細かな観察力と大胆な推理で犯人を追い詰めることができるだろうか?
【プレイ方式】
タイプ :特殊型
制限時間:ドラマパート+捜査時間で70分
人 数 :1~3人1チーム
今回私は謎解きに成功しました!
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
ちょっと趣向の違う新たな「リアル」。逆転裁判、コロンボ、古畑好きのあなたに
ざっくり感想
実際に鍵のかかった部屋に閉じ込められ、その場所から脱出する「リアル脱出ゲーム」
闇と共に会場に忍び込こみ、ミッションを達成する「リアル潜入ゲーム」など、
様々な体験型イベントを手掛けるSCRAPが送り出す新たな地平線。
それが 実際に事件現場を捜査し、推理とヒラメキで犯人を追い詰める「現場捜査ゲーム」なのです。
会場に再現された事件現場。そこを調査し、手掛かりや証拠をもとに犯人の動機やアリバイを見破ることがこのゲームの目的。
今回の『配信者には殺せない』は「現場捜査ゲーム」のシリーズ第二弾。
大人気動画クリエイターであるユキの生配信中に起こる殺人事件。犯人はユキに間違いないのだが、彼女には鉄壁のアリバイがあって…というストーリー。犯人であるユキはタレントの千秋さんが演じています。
ここからわかる通り、「現場捜査ゲーム」は犯人を当てるのが目的ではありません。 犯人が犯行を「どうやって」なしえたかを紐解いていくのがこのゲームの特徴。
犯人が事前に分かっている設定はドラマの古畑任三郎や刑事コロンボを思い出しますね。あれは視聴者に犯人とある程度のシンクロをさせることで追い詰められた時のドキドキ感を味合わせる魅力がありましたが、今回は私たちが古畑やコロンボ側です。
会場は吉祥寺にあるSCRAPナゾビル吉祥寺。
夏に挑戦した『あるラジオ放送局からの脱出』以来の参戦です。吉祥寺は日頃の行動範囲と少しずれているので、エイヤと気合を入れないと来れないイメージ。
受付を済ませるとスタッフの方からタブレットを手渡され、それを後方のエリアにあるスタンドに置き、OP映像がスタート。
動画クリエイターのユキはYouTube的な場所で活躍している人なんですけど、チャンネル登録者数が30万人という芸術系のYouTuberとしてはかなりの人気度を誇る人物。
「登録者数が30万人で生配信に1万人が視聴しているのは、このレベル帯では非常にリアル」とは友人の談。
そこから地下への階段を降り、捜査現場へ到着。刑事さんから現場保存に関する注意事項を聞いたら、いざ捜査開始です。
現場はTHEクリエイターのオフィスのような感じで、雑然といろいろなアイテムがころがっており、小道具的にも公演的にも見どころがたくさん。
その中でも情報がありそうなアイテムには数字が振られており、それをタブレットに打ち込むことでそのアイテムにまつわる話を確認できます。
アイテムに書かれている情報やちょっと抜けた捜査員の会話など、ところどころにクスッと来る要素があり、人が死んでいる現場でありつつもワイワイと楽しめる緊迫感 に仕上がっています。
トリック原案として参加している逆転裁判シリーズプランナーでもある山﨑剛さんのエッセンスが感じられましたね。
謎の感想
現場捜査ゲーム銘打っていることもあり、やっぱりいつも遊んでいるリアル脱出ゲームとは少し違う なと感じました。
現場捜査ゲームのほうがより推理・論理要素が強めというか、リアル脱出ゲームみたいに「試行錯誤して駄目なら次」みたいなプレイ方法ができないつくりになってるんですよね。
言ってしまえば虫食いのテスト用紙を選択肢で埋めていくような感覚。ミステリーナイトとかそうですよね。
得意な人と不得意な人によって感じる難易度に幅があるような気がします。
もちろん私は脳筋なので結構苦労した部分もあったんですが、友人にだいぶ助けてもらいました。
ただ、推理が苦手な人であってもヒントが充実しているので、制限時間いっぱいまで煮詰まる事はないと思います。
あと普通に作品として面白いので、途中で白けてしまうこともないでしょう。
中盤以降は本格的にユキを追い詰めるパートが開始され、より体験型の比重が重くなっていきます。ここでのユキの言い訳なのか屁理屈なのかわからない弁論が個人的にはツボ。
ラストは制限時間ギリギリでなんとかクリア!いやー「証拠分かってるんだけど証明の方法がない」のはミステリーの醍醐味 ですよ。とてもハラハラしました。
そして最後にユキへ突きつける最後の証拠。思わず「くらえっ!!」って言いましたね。
無事に犯人を捕まえた私たちは、とりわけ優秀な捜査員だったようで、警視総監から表彰状をいただきました。
こういう+αの要素があると嬉しいですよね。
そんな感じで初の現場捜査ゲームでしたが、苦手な要素がありつつも大変楽しませていただきました。第一弾の方も俄然遊んでみたくなりました。
欲を言えば、トリックは目の前で再現出来たら最高でしたね…って感じです。
これからやる人に1つアドバイスをするとすれば、このゲーム1~3人で挑戦可能なんですけど、やるなら1人か2人でプレイがおススメです。
3人だと手持ち無沙汰な人が出てきてしまいそう。
これまでの謎解きとは少し変わった現場捜査ゲーム。興味のある方ぜひ挑戦してみてください!

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