【謎解き感想】夜のゾンビ遊園地からの脱出

全国150万人の”歩くときについつい両手が前に出てしまう”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は先日までよみうりランドで開催されていた
『夜のゾンビ遊園地からの脱出』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
夜。廃遊園地に無数の人影がうごめき始める。
それは腐りかけた肉体を持つ生ける屍。ゾンビだった!

ゾンビたちはうなり声を上げて人間に襲いかかりその血肉を貪る!
……ようなことは一切せず、心優しく穏やかで人畜無害。園内で慎ましく暮らしていた。

しかし先入観やデマからゾンビを誤解した人間たちは、ついに「ゾンビ殲滅作戦」を決行するのだった……!

あなたは廃遊園地に住みついたゾンビとなり、作戦を止めるべく仲間たちと行動を開始する。
作戦決行まで残りわずか。
死んでも死にきれなかった不屈の魂とゾンビの力で地上の楽園を守り抜け!!
 


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【プレイ方式】
タイプ :特殊型
制限時間:70分
人 数 :1人~(今回は4人で挑戦)

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
3年ぶりの遊園地脱出は、かつての熱狂そのままのテンアゲ公演出した

ざっくり感想

全国各地の遊園地を閉園後に貸し切り、謎解き参加者以外誰もいない空間での謎解きを楽しむイベント【夜の遊園地シリーズ】最新作

実に3年ぶりに開催された今作は、ゾンビとして人間から迫害されながらも廃屋となった遊園地で悠々自適に暮らしていた私たちを襲うとある危機からの脱出を目指します。


2022年になってからいよいよ大型イベントが復活してきたSCRAP。
スタジアム公演の成功もそこそこに、遊園地公演も待望の凱旋です。

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夜の遊園地シリーズの魅力は何といってもその非日常性
稼働していないアトラクションや閉まっているお土産屋、レストラン。
そんな1日の役目を終えたハズの遊園地に続々と集まる人たち。
全員が謎を解くという目的のために集結するその様子は、昼の喧騒とは少し違う熱気を帯びた空間にしていきます。

私はこのワクワクと少しばかりの不安が混ざった空気がすごく好きなんですよね。
どの公演もそんな気持ちになるんですが、こと夜の遊園地に関してはその気持ちが何倍も膨れ上がります。


私が参加した日はあいにくの天気でしたが、小雨などなんのそのと、雨具を準備して会場入りしました。

終演後の様子。この後バケツをひっくり返すぐらい降った。

今回のテーマはストーリーにもある通りゾンビものなんですが、いわゆるホラー的演出は全くなし
CMで語られたように「ゾンビになっちゃったけど、それはそれでこの境遇を楽しもうぜ!」とアッパーなテンションのシチュエーションで物語が進んでいきます

これは直近の公演巨大監獄とも通じるものがありましたね。閉塞した空気を吹き飛ばすようなココロオドルイベントなんですよ。



声を出して盛り上がれない私たちに代わって会場を一体にさせてくれるDJ SHIKABANEとダンサーたち
私たちも精一杯の拍手でそれに応えます。

そんな感じでウェイウェイやっていると武装した人間たちが乱入。
ゾンビを根絶やしにしようとする彼らは、DJ SHIKABANEに強烈な挨拶をくらわせると「ゾンビ殲滅作戦」を宣言しその場を立ち去りました


それまでのポップな感じが一転ピンチ。
状況を打破するために、私たちは立ち上がるのです!
ちなみに私たちは古いタイプのゾンビなので走れないという特徴は、ゲーム中の禁止事項とマッチしていてよい落としどころだなと感じました。

謎の感想

事前に配られ会場マップを片手に、園内中をゾンビとして練り歩く私たち。 小雨が降りつつなので足元は最悪でしたが、行くべきポイントが明確に設定されているため無駄な往復をせずに済んだのは幸いでした。
近年の大型公演は動線が良く考えられていて、それだけですごくありがたい気持ちになりますね。


序盤・中盤の謎はTHE周遊謎といった感じで、スポットで集めた情報を結集して謎を解くタイプ。
本来であればサクサクと進める感じなのですが、天敵である湿気のおかげで紙が変なところでくっついたりヘナヘナになったりしていて結構苦戦しました。
「根性が足らん!」とプロレス的に紙にキレながらもなんとか関門を突破。

中盤以降は謎のレベルも一段アップし、ひらめきと情報整理が大切なものが多かった印象。
途中で出てくる謎のギミックが素晴らしく、1枚の紙でこれだけ表現できるのは本当に凄い
スタッフロールにあの人の名前が出てきて、深く頷きましたね。


そこから先の謎は、前説とストーリーで出てくる情報をしっかりと読み込むのももちろん大事ですが、一番大切なのは「自分たちがゾンビである」ということを前提に行動していくことだったのではないでしょうか。
その前提条件と目の前の事象がぴったりと重なった時、逆転の一手が閃くことでしょう。


普段の公演なら成功者の名前を呼ばれることはまずないのですが、今回はホールの大画面にデカデカと自分の名前が掲示される仕様。これは達成感がすごい。

早く解けた順なのかしら。

おわりに

残念ながら東京公演は終了しましたが、まだまだ各地にはゾンビが出没する遊園地があるようです。
興味のある方、みんなでワイワイしたい方はぜひ次の公演をチェックしてみてはいかがでしょうか。


感想をつぶやくとDJ SHIKABANEのステッカーがもらえるキャンペーンをやっていました。うれしい。