【謎解き 感想アーカイブ】アイドルは100万回死ぬ〜繰り返す死の時間から脱出せよ!!〜

全国150万人の”100万回生きている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回の更新は少し趣向を変えて、私がRDBGジャンクションを開設する前に更新していたブログからのサルベージ記事となります。
というのも、この公演を開催していたリアル脱出ゲーム下北沢店が閉店してしまったので、ネットに少しでも遊んだ思い出を残したいなと考え急遽書いています。
遊んだ方も多かった公演だと思いますので、ぜひ「あぁ~こんなんだったよねー」と思っていただければ幸い。

ということで今回は、
『アイドルは100万回死ぬ〜繰り返す死の時間から脱出せよ!!〜』の感想です!

【ストーリー】
あなたが閉じ込められたのは不思議な部屋。 その隣の部屋でアイドルが殺された!!!
驚くあなた。 しかしさらに驚くべきことに、突然時間がさかのぼりアイドルの死ぬ前に戻された。
あの手この手でアイドルを救おうとするが、どうしてもアイドルは殺されてしまう。

この死の運命からは逃れられないのか?

残されたタイムループはあと10回。
限られた「時間ループ」の中で、あなたはアイドルを救う方法を見つけ出すことができるだろうか?



【プレイ方式】
タイプ:ルーム型
制限時間:タイムループ10回分
人 数 :10人1チーム

ざっくり感想

『アイドルは100万回死ぬ』は今から5年ほど前に開催されていた公演で、今でこそ珍しくなくなった『リアルタイムループゲーム』の先駆けともいえる存在です。

当時から途轍もない人気で、その後続編の公演が出たりその精神を受けつぐスピンオフが出たりと、その魅力はいまなお色褪せない素晴らしい公演でした。

www.rdbgjunction.com

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また、外部からシナリオライターを呼んでいたのも特徴的で、これを書いているのはゲーム会社スパイク・チュンソフトの打越鋼太郎氏
この方は『極限脱出 9時間9人9の扉』『極限脱出ADV 善人シボウデス』『Ever17 -the out of infinity-』など、限定空間でサスペンスを得意とする方です。この公演にはうってつけの方ですね。

打越氏はこのゲームの開催に寄せてこんなことを言ってます。 「イメージ的には、みんなでわいわいと相談しながら【時のダンジョン】の奥深くに向かって潜り込んでいくような感じです。
最初は地下1階までしか辿り着けなかったのが、何度も何度もループを繰り返しいるうちに、だんだんと【時の最深部】に向かって近づいていけるようになります。
それはリアル脱出とはまたひと味違った知的な興奮を、皆さんにもたらしてくれることでしょう。」


本当にその通りで、最初のループではとある状況になんの説明もなく投げ出され、頭のなかにはハテナがいっぱい。
その後何回かのループを重ねていくことで、ゲームの全体像がおぼろげに判明してくる感じです。
その中でトライ&エラーを少しずつやっていきクリアを目指すのですが、トライできるのがたった10回なんですよねぇ~~~
ぱっと見10回もチャンスが有るじゃないか!と思われるでしょう。
というか実際私もそう思っていました。けれども実際やってみるとまぁこれが難しいのです。

また、ゲーム中の演出も見事です。 まず扉を開けて会場に入った瞬間におどろくと思います。「ここからどうすんの!?(・_・;)」って。

その後は表に裏にスタッフの方が大活躍!スタッフの方のアドリブ力には頭が下がる思いです。

詳しくはネタバレになって書けませんが、このゲームのプレイ中に映画の『バタフライエフェクト』を思い出してしまって、若干頭がクラクラしました。

しかしながら、自分たちが選んだ「運命の選択」の結果が、後々どのような影響をもたらすのか。それによって自分たちの首がどれぐらいの速度でしまっていくのか。
そんな気持ちに囚われていくと背中の真ん中あたりがゾクゾクとしてきて面白かったですね。

打越氏が「あなたやあなたの仲間たちがなにもしなければ、ただ同じ歴史を繰り返すばかり......。でもなにか行動を起こしさえすれば、必ず歴史は変わっていきます。その結果、仮に悲劇的な結末が訪れたとしても、そのとき皆さんは今まで知り得なかった新たな手がかりをきっと手に入れているはずです。」 と言っていましたが、まさにその通り。10回の制限付きタイムリープをどのように活用するのかはプレイヤーの腕次第君次第なのです!


おわりに

といった感じでだいぶぶつ切りなな感じではありますが、『アイドルは100万回死ぬ』の感想記事でした。
当時私が謎解きを遊び始めてまだ2~3年ということもあり、演出やコンセプトのすべてが新鮮で、狂ったように遊んでいたことを覚えています。
多分年間150公演くらいは行っていたかも。

さすがに頻度は少なくなりましたが、今でも飽きずに遊んでるので、謎解きの奥深さを改めて実感します。
次は新しい公演の感想でお会いしましょう!

たくさんの思い出をありがとう下北沢店!