全国150万人の”浅草キッドが十八番の”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在東京都の浅草エリアで開催されている
『お嬢様はエスパー探偵〜ぶらり浅草編〜』に挑戦してきました!
【ストーリー】
横浜ランドマークタワーでの一件で、
自分の能力を使い探偵なることを誓ったミライ。
しかし、探偵事務所のように本格的な活動をしていなかった
ミライのもとに依頼など来るわけもなく…。
そんな中、一通の封筒がミライのもとに届いた。
それは父親からの挑戦状とも取れる手紙だった。
【プレイ方式】
タイプ :周遊型
制限時間:なし(想定所要時間150~240分)
人 数 :1人~(今回は1人で挑戦)
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
周遊謎の楽しさがギュッと詰まってる!
ざっくり感想
「未知の体験」を提供する休日ハックの謎解き『お嬢様はエスパー探偵』シリーズ最新作。
浅草という古い文化と風俗が入り交じる街を舞台に、前作以上にパワーアップしたサイキック要素を引っ提げたお嬢様が、自分の理想の探偵について改めて見つめ直す物語が展開されます。
前回は横浜のランドマークタワーという限られたエリアでの周遊謎でしたが、今作は雷門や活気のある商店街を気ままに巡っていく、より街歩きらしい周遊謎になっていました。
これによって大きく変化したのがミライの特殊能力の表現。
ランドマークタワーの時は閉じられた空間だからこそ実装できるアイテムを使って、あたかも自分が能力を使っているような演出がされていましたが、今回は能力発動のアプローチ方法が変わり、より視覚的に能力の結果が見えるような仕様に変更されていました。
これによって能力の発動までの謎に幅が広がり、解く楽しさが広がった気がする。
また、前回はお供となるキャラクター2人のうち1人を選んでストーリーが展開されていましたが、今回は全員で浅草の街をブラブラする形に。
個人的にはキャラクター依存でストーリー分岐があると、どうしても100%楽しみきれていないのではないかという気持ちになってしまうので、このようなブラッシュアップは助かりました。
キャラクター同士の掛け合いも魅力の1つ。
じゃあその分岐点がまったくないのかというとそうでもなくて、
道中に訪れる神社でのおみくじにその役割がバトンタッチされています。
おみくじの内容で謎の答えが変わるのは常識的に考えて狂気の沙汰である。
加えて街歩き謎としてすばらしいと思ったのは導線。
スタート地点から指示通りに街を進んでいくと、ほぼ同じ道を通ることなく浅草巡りが楽しめちゃいます。
街歩きでは常に新しい町並みや発見を得たいタイプなので、そのように導線が作られていると嬉しいですよね。
古い公演ですが過去最高の導線だったのはコチラ
あと単純に浅草の町並みが本当にいい。
古い雰囲気を残しながら現代的にアップデートされている場所もあり、観光地としてのレベルの高さを実感できます。
私が挑戦した日もとてつもなく人が多かったですが、同じバッグを持った同士を横目に見つつ奮起しながら謎解きを堪能しました。
ちなみに道中商店街を通るとは言えかなり屋外を歩くので曇の日に挑戦するのがおすすめ。これからの季節は熱中症との戦いにもなりそう。
移動距離も結構あるので、履き慣れた靴での参加がベスト。
謎の感想
事件の犯人を当てるミステリー要素が強かった前作と比べると、推理要素は事件の全体像を捉えるシークエンスぐらいに留まり、その分全編に渡って謎解き要素がパワーアップした気がします。
ただミステリー要素も決して抜かりはなく、目の前で起こる奇妙な出来事にどう理屈をつけていくかという面白さがありました。まぁ主人公がエスパーだから世界観的にはなんでもアリなんですけどね。
謎解きで好きだったのはシールを使った謎。
要素自体は昔から使われているものなんですが、それぞれの共通点をうまく分解して謎に応用する手法が見事ですね。
しかもそれがシナリオの骨格とうまく絡んでいるから末恐ろしい。張り替えるたびに新たな気づきを得られました。
また、周遊謎ならではの街並みや風景を使った謎も「そこ使う?」という着眼点のものばかりで、10回ぐらいは間違いなく来た浅草なのにほぼすべて見たことが無かったのに少しショックを受けました。
観察力の低さよ。
歩くだけで映えスポットに辿り着くのも良い。
ラス謎はかなり歯ごたえがあってここだけでだいぶ時間を費やしてしまいました。
次の予定が合ったためやむなくヒントサイトを使用しましたが、これは自分で気づきたかった!悔しい!でもちゃんとクリアできたので良し!
おわりに
立地の持つパワーも手伝って見どころ多い謎解き体験となった『お嬢様はエスパー探偵〜ぶらり浅草編〜』。
観光プラスαとして楽しむのにぴったりではないでしょうか。
経験を積んで新たな能力を得た彼女が次の観光地で事件を解決する…なんてシナリオが無限にできそうなので、続編を期待しつつ締めたいと思います。