【感想】ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンスは気軽に行けるフィルハー

全国150万人の”常に進化している”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリーで開催されている
『ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス』へ行ってきましたのでその感想を書いていこうと思います。

【イベント概要】
ディズニー・アニメーションの世界を映像と音楽で没入体験!

「ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス」は、
ディズニー・アニメーションの初期の名作から最新の人気作品までを、
まるで映画の中に入ったかのような没入感で体験できる全く新しいイベントです。

サバンナに太陽が昇る中、動物たちに囲まれ、
ラフィキがシンバを紹介する場面にあなた自身が立ち会うことを想像してみてください。

ジュディ・ホップスと列車に乗ってズートピアに行ったり、
アラジンやジャスミンと共に魔法の絨毯に乗ったり、
魔法の力に包まれた不思議な家にミラベルと一緒に入ったり…
これら全てを、あなたが体験できるのです!

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの芸術とレガシーの世界に足を踏み入れ、
『アナと雪の女王』『リトル・マーメイド』『ベイマックス』などのクリエイターによる
音楽、アート、そしてアニメーションを堪能してください。


www.youtube.com


視界いっぱいのスクリーンで名曲MVを一緒に観ようぜ!

最近ディズニー成分を接種できてないと嘆く彼女と一緒に行ってきました。
謎解きのために3週間で2回もランドにいったことも記憶に新しいですが、それでも舞浜に行くのはなかなか覚悟がいります。

www.rdbgjunction.com


そんな中でこのようなイベントが都内で開催されているのはとてもありがたい。
加えて『ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス』で流れるのはディズニー映画の名場面たちとくれば、最後に見た劇場で見たディズニー映画が『ズートピア』であるディズニー初心者の私も安心というわけです。

ズートピア。午前3時に疲労困憊の中観たけどまったく寝なかったくらい面白かった


さて会場は六本木に駅からすぐにある森アーツセンターギャラリー。
長いエレベーターとエスカレーターを乗り継いで入口が見えてきました。
ちなみにこのイベントは完全入れ替え制となっており、チケット購入時に入場時間を決める必要があります


ある程度人数も抑えられているのでそこまで混雑していないのはストレスがなくて良い。


入り口ではたくさんのミッキーに囲まれたウォルト・ディズニーがお出迎え。

本プログラムは3部構成となっており、大型ビジョンでMVが流れまくる前後編の間に特別なパートが挟まれています。個人的にはこの箸休め的なパートに結構ぐっと来ました。

没入感を存分に楽しみたいなら左奥がオススメ

大型ビジョンのある部屋はちょっとしたシャトルラン位できそうな長さがあり、自分たちが座るエリア以外の3面を大きなスクリーンで覆っています。ここにまず圧倒されます。


普段の映画館は前面にスクリーンがあるのみですが、サイドが加わるだけでこんなに視界が広がるのかと感心しましたね。
入場時に流れている映像はどこか大きな倉庫のようで、そこにディズニーキャラクターの銅像やスケッチが本が雑然と飾られており、決して観られる状態では無いんですが、時折そのスケッチたちがランダムに動いたりして嵐の前の静けさを物語っているかのようでした。



そして公演がスタートすると中央に鎮座していた本がふわりと宙に浮き、ページがどんどんとめくられていくではありませんか。 まさに往年のディズニー映画で実写の本がめくられるように、わたしたちは物語の世界へと飛び込んでいくのです。



大スクリーンでみる名場面は圧巻の一言。

『ライオン・キング』。トップバッターの彼らは「これだけの情報量をノンストップであびせるぜーーーー!」と言わんばかりの役割を果たし、地平線に日が沈むサバンナの光景はあまりにも雄大で何かとは言いませんがちょっと漏れかけました。


もちろんラフィキがシンバ抱いて皆に紹介する名シーンも。

この時は左右のスクリーンにも同様の映像が流れるため、座る場所による差はあまりないように感じました。(一部作品除く)

なので座る位置としては最前列の最奥がおすすめかなと感じます。
完全入れ替え制とはいえ100名ほどが一挙に動くため、一番最初に次の部屋へ移動ができるこの場所で楽しむのが良いでしょう。


他にも素晴らしいシーンといえばラプンツェルで、おなじみのボートに乗りながらランタンを眺める場面。

スクリーン前の床材の反射でボートの影が水面に映るように見えるんですよ!これが意図した演出だとしたらめちゃくちゃスマート!



登場作品もたくさんあり、ディズニーランドにアトラクションがあるようなメジャーどころはほぼほぼ網羅していた気がします。
リメンバー・ミーがなかったのは意外。ミラベルとトレードオフだったんか。

あとポカホンタスの「カラー・オブ・ザ・ウィンド」やモアナと伝説の海の「モアナ」はこの日初めて聴いた曲ながらとても印象に残る唄でしたね~。

力が入っているのは映像だけじゃない!

そんな感じでスクリーン広さと音響に圧倒されるばかりのプログラムですが、実は本当に楽しかったのは2部であるヴィランゾーン




どうですかこの内装!
ある種殺風景だったスクリーンの部屋と対称的に様々な作品の悪役が絵や意匠が施された鏡などが設置されており、まるでフィルハーマジックの前室のような印象を受けます。
大スクリーンではおなじみの彼らたちが大暴れしています。


アースラとマレフィセントが好きな彼女はここで大興奮してくれたので、行ったかいがありました。


最後の部屋もはじめの部屋同様、スクリーンに囲まれ映像と音楽を一心に浴びていきます。
また、ここではより没入感を引き上げるためか映像に合わせてシャボンが出たりもします。

ラストはディズニー映画の名シーンのつるべうち!とにかく迫力がすごいんじゃ~!



すべてが終わってまた倉庫に戻るシークエンスも良き。



その後は映像制作を担うアニメーターのインタビューやデッサンの複製画、デスク周りが紹介されていました。来歴を見ると神しかいませんでした。神の見本市。

蛇足の不満点

難癖レベルでちょっぴり不満点をいうと、没入感のアプローチが映像を観るに終始していた気もします。

これまで私が体感してきたイマーシブ系はキャストのやり取りが合ったりしてどちらかというと双方向的な遊びが多かったので、一方通行なアプローチで没入感というには少し疑問を持ちました。

イマーシブという言葉の意味としては正しいんですけどね。

おわりに

そんな感じで『ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス』の感想でした。3,200円のチケット代でゆうにお釣りが来るコンテンツでしたね。


これからどんどんと気温が高くなりますし、涼やかな場所で並ばずにディズニー気分に浸ってみるのはいかがでしょうか。
開催期間後半にはエリアが拡張され、さらなる没入体験ができるらしい
もう一回行くか?悩み中です。