【謎解き感想】リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「四重捜査網からの脱出」

全国150万人の”東京都米花市民”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在開催されているオンライン公演
『四重捜査網からの脱出』に挑戦しました! 

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【ストーリー】
服部平次の思いつきで突如始まった——“推理対決”
それは、米花町で起きた様々な事件を誰が一番早く解決できるか競うというもの。

参戦者はそのとき喫茶ポアロにいたコナン・平次・安室と、沖矢の4人。

コナンは、出どころ不明の宝石の持ち主を特定する、“3億円分の宝石事件”を。
平次は、無料で水質調査をする怪しい人物の目的を突き止める、“偽水道局員事件”を。
小五郎の弟子として参戦する安室は、頼んでもいないプレゼントが突如届く“謎のサプライズ事件”を。
そして、突如参加することになった沖矢は、連続落書き犯の正体を暴く“米花町らくがき事件”を、
それぞれ捜査することに。


最も早く事件を解決し、推理対決を制するのは誰なのか?
そして、探偵たちは気づいていく。
4つの事件の裏に隠されたもう一つの犯罪の存在に……。

あなたは複雑に絡まった事件の謎をすべて解き明かし、たったひとつの真実にたどり着くことができるだろうか……?



www.youtube.com


【プレイ方式】
タイプ :オンライン型
制限時間:無制限(大体4時間前後)
人 数 :1人~(今回は4人で挑戦)

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★★☆ 9/10点 

≪一言≫
名探偵コナンコラボ最新作。4人の情報が交錯しカタルシスは最高潮へ。

ざっくり感想

リアル脱出ゲームでお馴染みSCRAPと、名探偵コナンとのコラボレーション謎最新作。
これまでホール・ルーム型メインだった公演スタイルを一新し、時と場所を選ばないオンライン公演としてカムバック


2020年はコロナによって恒例のGW映画の公開も延期になり、それによってUSJの超絶ハイクオリティコラボ公演も中止になるなど、コナン好きで謎解き狂いの私にとってかなり痛手の年となりました。


そんな渇望の中告知されたのがコナンコラボ初となるオンラインでのリアル脱出ゲーム。
しかもプレイヤーは「コナン」「服部」「安室」「赤井」の4人の中から1人を選択し、全く別の視点から事件に挑んでいく というじゃありませんか。
私たちの好きなあの人達になれるなんて、否が応でも期待値が上がるというもの。

というわけで、友達を誘って4人で遊ぶことにしました。

この公演を遊ぶためには事前にキットの購入が必要で、SCRAPのオンラインストアや店舗で購入が可能。
キットは「コナン」「服部」「安室」「赤井」の4種類に分かれており、中身も異なるものが封入されています。
すべてのキットが揃って初めて遊べる公演となっておりますので、あらかじめ相談して誰がなんのキットを買うのかを決めておきましょう。

ちなみに私たちは店舗でキットを購入したんですけど、4人の内「コナン」のキットだけ欠品だったので持ち帰り謎を買うために店舗をハシゴする事態に陥りました
店舗で買う際は先に電話で在庫を確認したほうが良いかも。


自宅に戻ったら早速PCと通話用にLINEを起動。
ちなみに私は江戸川コナンキットを選択しました。やはり王道ど真ん中ですね。
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キットに記載されているチケットコードをホームページから入力し、ゲームスタート。


米花町で起きる4つの事件を主軸に物語が展開されていきます。
まず素晴らしいのが、ストーリーが全編アニメーション・フルボイスで進んでいくところですね。
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ある程度アニメ本編の映像が流用されていますけれど、オリジナルキャラクターも声がついているのが非常にうれしい。ただ、かなりぶっ飛んだ名前で笑いました。剣桃太郎みを個人的に感じるところ。


そしてこの公演自体が2021年公開の映画『緋色の弾丸』の前日譚となっており、オリンピックワールドスポーツゲームス(WGS)の話題が出ているなど、コラボ色が一層強くなっています。
封入物には各キャラクターのなりきりセットもあり、これらを使うことでより没入感が増すと思います。
私はコナンなので休憩をはさみたい時に「僕ちょっとトイレ~」を多用していました。
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おなじみのあのセリフも

謎の感想

さて、実際プレイしてみた感想ですが…
この公演を100%楽しむなら4人プレイがマストです!


『四重捜査網からの脱出』のコナン要素以外の魅力の最たるものは、所有している情報が各自違うという点。

これまでも互いのスキルを持ち寄って謎解きを進めいていくイベントは多々ありましたけど、全員が全員違うことをやっているのは珍しいんじゃないでしょうか。
4人はパーティーではなく、あくまで対等。その共闘感を味わいましょう。
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これによって「なんか全く知らない言葉があるんだけど…」「あっ!それ○○の方でみた!」「サポートはウチに任しとき!」のようなコミュニケーションが生まれ、互いの情報を交差していく事で真実に近づいていく、まさに四重捜査網。非常に素晴らしいですね。高ぶります。


逆に1人でプレイするとその部分のカタルシスは削がれてしまうと思いますが、反対に事件の全ての見渡せるのは良いのかもしれない。これはお好みですね。


難易度は過去作の超絶極高レベルに比べればかなり易化していますけれども、ヒラメキ系やパズル系など多岐にわたってバラエティー豊かな問題が4人を待ち受けており、2~4時間かかるであろう長丁場の公演でもダレることなく楽しめます

むしろ次はどう来る?という求心力があり、終盤登場するとあるギミックによって緊迫感も出てくる上にオンライン公演ながらハラハラドキドキの展開もあり 、ツボはきっちりと抑えられているなと感じました。

物語のラストにはちょっと顔見せぐらいで終わると思っていたあの人のサプライズもあり、サービス精神満点で物語は終わりました。
終わったあとは達成感がとてもあり、頭をフル回転させたことも手伝って晩御飯を食べたらその後の記憶がありませんでした。


そんな感じで、リアル脱出ゲームの魅力も、名探偵コナンの魅力も、オンラインの魅力もたっぷり詰まった、非常に完成度と満足度が高い公演でした。
過去作もそれぞれクオリティの高い謎と新しい試みがありましたが、きっちりとそれらが継承されていると思います
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一つ苦言を呈するとすれば、4人プレイは情報の整理がしづらいため、物語の全貌がぼやけがち
冷静になって考えるとあれ?みたいなところがあるのも事実。公式もそれをフォローするためか振り返りキットを販売しているので、モヤモヤしている人は買ってもいいかも。私は迷い中です。

各キットに難易度の差はないと思いますが、作業の大変さとしては安室≧赤井>コナン=平次 といった感じ。もし2人プレイとかで遊ぶ時には上位2人と下位2人を振り分けた方が双方楽しめますよ。


2022年はリアル公演も開催されることを願います。
あとUSJの公演もはよ復活してくれーーーーー!