全国150万人の” 死ぬ運命にある”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在東京ディズニーランドで開催されているイベント
ディズニーストーリービヨンドホーンテッドマンション『ゴーストレジストリーに隠された13の謎』に挑戦してきました!
【概要】
999人の亡霊たちが暮らすホーンテッドマンション。
この館には、ゴーストレジストリーなる本が存在する。
ゴーストレジストリーは、館に仕える者たちが
そこに住む亡霊たちについて記したものであり、代々、大切に受け継がれてきた。
やがてこの館の長となる身のZ.J.に起きた不運。
それは、彼女がゴーストレジストリーを落としてしまった衝撃でいくつかのページが
部屋の外へ飛んでいってしまったこと。
あってはならないこの事態を解決するためZ.J.はフェローモータルズに、ページをすべて回収し
ゴーストレジストリーに鍵をかけて元通りにするよう助けを求めた。
はたして、あなたはZ.J.を救うことができるだろうか…。
【プレイ方式】
タイプ :周遊型
所要時間:2時間~
人 数 :1人~(今回は2人で挑戦)
個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点
≪一言≫
ホーンテッドマンションをより楽しむための謎解き。夢に一歩近づいた。
ざっくり感想
東京ディズニーランドのエリアやアトラクションにまつわる物語を掘り下げる企画を行い、参加者がそれを追体験することでより豊かで新しい物語世界へ私たちを誘ってくれるイベント、ディズニーストーリービヨンドの第一弾。
今回はランドの中でも超絶人気アトラクションであるホーンテッドマンションにスポットを当て、本格的な謎解きを楽しみながらアトラクションにまつわる設定や噂に踏み込んでいきます。
友達や恋人とワイワイ楽しめる内容であることはもちろん、この謎解きを遊んでからホーンテッドマンションに乗ることで、新たな発見や驚きが楽しめることでしょう。
難易度は謎解きに慣れてない人にとってはちょい高。
ヒラメキ力や発想の飛躍も必要なため難しさに拍車がかかっています。詳しくは後ほど。
2024年開催の第二弾感想はこちらから
www.rdbgjunction.com
東京ディズニーランドに謎解きがついに帰ってきた!
謎解きと東京ディズニーランド・シーの関わりは10年以上の歴史があり、時にホテル、時に謎解きブック、そして閉園後の貸し切り公演という形で散発的に開催がされていました。
5分間リアル脱出ゲームDisneyMagicalEscapeBook
私は2014年の『魔法にかけられた夜の王国 奪われたハピネスを取り戻せ!』に幸運にも参加しており、夜のランドを早歩きで駆け回った経験があります。
宵闇に燦然と輝くシンデレラ城や人の極端に少ない園内。そして「ランドで謎解きをしている」という体験は強く心に残っていました。
その後様々な謎解きプログラムが公演されていましたが、やっぱり園内でもう一度謎解きがしたい、、、
そんな時に届いた『STORY BEYOND(ストーリービヨンド)』の告知はまさに天からの啓示、ミッキーからのサプライズなわけですよ!どれだけ待ったことか。
このチャンスを逃すわけにはいかないと参加を決めました。
余談ですが、私がランドに行った2月9日はちょうど当日にキットが売り切れるという事態が発生。絶望で5分間くらいベンチから立てなかった。
というわけで19日にもう一度行ってリベンジしています。参加される方は公式サイトをチェックすることを忘れずに。
ゴーストたちにも物語がある
キットは園内の「グランドエンポーリアム」「キングダム・トレジャー」で購入可能。
入ってすぐのところをキットが専有しているので目に付きやすいですね。
また、キングダム・トレジャーではイベント専用の棚が作られておりとても迫力がありました。5つの扉が連動する演出が美しい。
キットに記載されたQRコードを読み取り公式LINEに登録すれば準備完了。
今回の騒動の発端であるZ.J.、そしてサビエルと共にゴーストレジストリーを巡る物語が始まります。
自らの力を示したあとは、8人の亡霊についての設定や知識を学んでいきます。
999人いる亡霊の中からピックアップされた彼らは、誰しもがユニークなバックストーリーを持っており、彼らのことを深く知ることでより本プログラムがより楽しくなることでしょう。
個人的に印象深いのは花嫁衣装を着たコンスタンスでしょうか。
どこまでも欲望に忠実な姿はむしろある種の爽快感すら覚えます。
謎多きはいくつかのパートに分かれており、園内を巡るパートも序盤に用意されています。
普段アトラクションメインで楽しんでいる私にはあまり馴染みがないエリアやスポットもあり、目につきにくい場所ですら手を抜かないディテールの細かさなどにn度目の驚愕をしながら歩いていました。(詳しい人に聞くと「誰も立ち入らない2階が素晴らしい」らしい)
周遊謎なので他のアトラクションに乗る必要はありませんが、特に制限時間は設定されてないので、アトラクションやパレードの待ち時間に少しずつ解くのがオススメです。
1つだけ注意点としてミッション3は、パーク閉園2時間前までに開始する必要がありそこだけ気をつければ大丈夫でしょう。
ホンテもイベントに合わせプチリニューアル
ナイトメアのイベントを終え、いつもの洋館に戻ったホーンテッドマンションもストーリービヨンドに合わせプチリニューアル。
謎解きにも登場する8人のゴーストの衣装や小物がそのままアトラクションにも登場し、謎解きをクリアしてから乗ると更に物語に没入ができます。
普段ホンテを乗りなれている方からしても、新鮮な体験になっていたのではないでしょうか。
常にブラッシュアップを重ねるディズニーだからこそできる工夫ですね。
また、待機列やアトラクション周辺に立てられた看板に書かれている内容をサイトに入力するとちょっとしたクイズが楽しめます。
それはもちろんゴーストにまつわるもの。ちょっとした変化を見逃さない観察眼が大事です。
謎の感想
序盤のパートは手持ちのキットの情報やサイトに記載された内容、園内を探索して得られた情報をもとに謎を解いていきます。
探索して得られた情報はなにも視覚情報だけではありません。他の感覚も研ぎ澄ませながら遊んでいきましょう。
ディズニーランドに関する特別な知識は必要ないものの、眼の前の光景をきちんと問題に落とし込む力は必要で、そこはやっぱり謎解きに親しんでないととっつきにくいかなという印象を受けました。
中盤以降の問題は更に難易度がアップし、我々の頭脳を試してきます。
ここまでくるともう園内を巡る必要はないため、やはり待ち時間に並びながら取り組んでいくのが良いと思います。
これをメインにランドに来た方なら、机や椅子がある場所を確保して解くのも良いでしょう。
出題された謎は書かれている文面だけでなく、これまでの情報を振り返り、推察をする必要があるからです。
Twitterを見ると特に謎11を難しいと感じる方が多いよう。
最初の指示分がやや込み入っているので、得られた情報を駆使して文を変換するとグッと解きやすくなります。
メモを使ってもいいくらい。
ちなみにヒントはかなり充実しています。夕方近かったり、他のスケジュールの兼ね合いでサクサク進みたいならガンガン利用していきましょう。
あなたはどのエンディング?
最後の謎はかなり歯ごたえがありました。
これまでの知識を総動員し、最後の答えを導き出していきます。
重要なのはこの物語がどのように完結すればハッピーエンドとなるか。
ストーリーを整理し、事件を見つめ直していきましょう。
多分ちょっとした違和感に気づくと思います。じゃあその違和感を解決するためには、、、
個人的にはこのシークエンスが一番しびれましたね。
幸いなことにこの公演は最後の行動を何度でもLINEに入れることができます。
あなたのヒラメキが冴えていればエンディングはどんどんと変化。
結末に満足しなければ、何度でもリトライしましょう。
私はなんとかベストなエンディングに到達。
ただ正直なところを言うとあんまり納得がいってないんですよね。その視点にたどり着くのは普通にわかるのですが、実際に行ってるの?みたいなしこりがちょっと残っています。
あと欲を言えばキットにも色々書き込めたりするギミックがあればより謎解きとして楽しさが増したかもと感じます。
デザインが凝っているとはいえペライチ折りたたみは結構悲しい。
とはいえストーリービヨンドとしての満足度はめちゃくちゃありました!ヨシ!
おわりに
というわけでホーンテッドマンション『ゴーストレジストリーに隠された13の謎』の感想でした。
売り切れまで出てしまった盛況具合を考えるとディズニーストーリービヨンドという新たな試みは大成功だったのではないでしょうか。
個人的にはパーク内で遊べる謎解きを本当に待っていたので、それが叶っただけでも感無量です。可能であれば制限時間のある公演も期待したいところですね。
期待と言えば今回の公演はストーリービヨンドの第1弾なので、どうしても第2弾の開催が待ち望まれるところ。
タワー・オブ・テラーや海底2万マイルはありそうですが、人気アトラクション以外にスポットライトを当ててもいいのよ?と思います。
3月31日(金)までと、意外と短い開催期間。
興味のある方はぜひぜひ挑戦してみてください!