【感想】被害者Nの清算

全国150万人の”事件現場のテープをくぐったことのある”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回はゲームマーケット2022春に開催されていた
『被害者Nの清算』の感想です! 

【ストーリー】
おいっす!新米捜査官の諸君。
俺は臨海警察署捜査一課の【イカリヤ】だ。

お前たちにはこれから、ここ国際展示場で行われているゲームマーケット会場で起きた殺人事件の捜査をしてもらう。
実際の現場に足を運んで情報を集め、犯人を見つけ出せ。

事件の概要には目を通しておけよ、俺は別の事件で手が離せねえ、それじゃあな。  


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【プレイ方式】
タイプ :周遊型
制限時間:無制限
人 数 :1人~5人(今回は4人で挑戦)

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
現場検証ゲーム×マーダーミステリーライク。 その情報源、信じられますか?

ざっくり感想

4月下旬に開催されたゲームマーケット2022春ではボードゲーム販売・頒布の他にも、様々な企業・団体がイベントをおこなっていました
その中の一つがこの『被害者Nの清算』です。


こちらは「世界に魔法のような驚きを」をコンセプトにボードゲームやマーダーミステリーなど、たくさんのコンテンツを輩出しているOZONの現場検証ゲームシリーズの一つとなっております。


会場に設置された事件現場。凄惨な現場に残置されたアイテムをもとに証拠を集め推理し、物語の真相に辿り着くというミステリーファンにはたまらないイベントとなっていたのではないでしょうか。


1人から遊べる「真剣推理編」に加え、2~5人で遊ぶことができる「疑心暗鬼編」にはマーダーミステリー要素をプラス。
各々が物語の中に登場する捜査員として真犯人を当てるのはもちろん、自らに課されたミッションを達成するために暗躍をしていきます。


ちょっと話が脱線するんですが、個人的に良いと思ったシステム面の話をひとつ。
事件現場を捜査する際、調べるべきアイテムには3桁の数字が割り振られており、プレイヤーはその数字を公式ラインに入力することでそのアイテムについての情報を得ていきます。



真剣推理編はそれで問題ないんですが、こと疑心暗鬼編になると少し状況が違って、演じるキャラクターによって同じアイテムから得られる情報が少し違います
そのギミックを実現するためにキャラクターごとに特定の数字が与えられ、その数字をアイテムの3桁に加えることで自分だけの情報に変わります

怪しい動きをせずに、個別の情報を得ることができる非常に良いギミックだと思いました。


さて、話を戻し私が参加したのは「疑心暗鬼編」
与えられたキャラクターは「レイセイ」
ゲーム中特に心理的負担が大きい人物であり、ムーブにもよるだろうけど与えられたミッションもこの中では難し目だったのではないでしょうか。


これまでもミステリーナイト的なイベントでポンコツ推理を繰り広げてきた私。
ただでさえ難易度高そうな推理と並行して周りの空気をコントロールするなんて無理無理カタツムリだったわけです。



アイテムを調べて証言を聴いたり、他のブースに探索に出てみたり、時には現実世界で情報屋と言葉を交わしたりしながらドンドンと真実へのピースを集めいく。

出題された問題は全部で10問。
犯人の名前や犯行に使われた凶器などのベタなやつからこれから犯人が行くであろう場所など、物語を全て理解しておかないと分からないものもあったりしたので、ボードゲームを買う片手間で遊べる難易度では決してなかったと思います。


「疑心暗鬼編」はマーダーミステリー要素がプラスされているとは言え、本軸が事件を解決することには変わりないので、友人と協力しながら推理をしていく。
時にはそのキャラクターしか知らない情報(あまりにもサラッというもんだからびっくりする)をやり取りしながら解答欄を埋めていき、なんだかんだ全問正解しましたやったー!

受付に報告をしに行ったらスタッフの方たちが凄く褒めてくれてとてもハッピーでしたね。


特製のシールも貰えたぞ!

おわりに

最初はゲムマのおまけ程度にしか思わず参加しましたが、きっちりと作られた事件現場や、ライトに楽しめるマダミス要素など、意外な掘り出し物というかとても面白い公演 だったと思います。
これで1,000円は間違いなく元が取れました。

今後も続いてくれると嬉しいな~