【謎解き感想】絶望テレビからの脱出

全国150万人の”話題のドラマはついつい見ちゃう”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在SCRAPナゾビル吉祥寺で開催されている 『絶望テレビからの脱出』に挑戦してきました! 

f:id:alfbds0954:20201106192816j:plain:w600

【ストーリー】
あなたたちが訪れたのは、今日から開局する「すくらテレビ」の新設スタジオ。
そのスタジオに開局記念番組の観覧に来ているところだ。
番組はいつ始まるんだろうとワクワクしながら待っていたそのときだった。

「た、大変です! 助けてください!!」

さっきまで僕たちを案内してくれたADさんが、
顔面蒼白でスタジオに飛び込んできた。

「先ほど、リハーサルを終えてスタッフと出演者で食事をしたところ、
全員が急な腹痛を訴え病院に搬送されてしまいました!! 
おそらくカルボナーラに入ってた牛乳が原因かと……」

「えぇっ!! じゃ番組は中止ですか?」

「いえ、番組は絶対に中止できません! 
開局記念番組を失敗させるわけにはいかないんです!
……こうなったら、この番組を放送できるのはみなさんしかいません!」

「僕たちが!?」

「我が社の運命がかかってるんです……どうか助けてください!!」

スタジオに残されているのは、暗号のような難しい専門用語で書かれた台本のみ。

1時間後に生放送は始まる。失敗は許されない。
ディレクターもカメラマンもキャスターもお天気お姉さんも全部僕たちがやるしかないんだ!
全ての資料や台本の謎や暗号を解き明かし、チームの力で生放送を成功させろ!!



SCRAP×サバンナ高橋茂雄 共同制作「絶望テレビからの脱出」CM第2弾

【プレイ方式】
タイプ :ルーム型
制限時間:60分
人 数 :6人1チーム

今回私は謎解きに失敗しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
ヒラメキと想像力で放送を成立させる。大人の職業体験公演

ざっくり感想

前回の『配信者には殺せない』の余韻も冷めやらぬまま、またもや吉祥寺の謎解き感想です。なぜなら同じ日に挑戦しているから


「チームを固めた方が絶対に楽しい」との声が散見されたので、いつのも謎解き仲間たちを集結させて挑みましたよ。
残念ながら結果は失敗だったんですが、やり切った達成感と、なかなかよそでは味わえない職場体験で、大満足な公演でした


会場はSCRAPナゾビル吉祥寺。
受付をすましてイントロダクションの紙を受け取り、しばらく読みながら談笑しながら待っているとスタッフの方が登場。
彼女に連れられて、地下の階段を下ります。


当日我々のチームには女性が2人いたのですけれど、扉に入る前に「スカートの方はズボンのご用意があります」との言葉が。
詳しく聞くと、 この公演なかなかの運動量らしい。それに加えて立ったりしゃがんだり、はたまた地べたを這いずり回る可能性があるとのこと。
そんなにハードな公演なのかと衝撃を受けました。


そこまで言われると万全を期したいのが我々、先に女性陣が部屋に入り着替えることに。
廊下で待っている間、『うんこドリル』の周遊謎らしい小謎群を解いていました。
全部で10問ぐらいあったんですけど、これだけ手を変え品を変え謎が作られるのは称賛に値します(白目)


着替えが完了したとのことで会場へ入ると、そこには朝の情報番組を模したセットが。
これが凄くリアルというか、みんながイメージする情報番組のありそうな感じをぎゅっと濃縮して地方の寂れた感をひとつまみ加えたような仕上がり で、思わず歓声が上がりましたね。同施設でやっていたラジオ局よりもリアル度は高かったかもしれません。


私たちは番組観覧ツアーの参加者というテイでお話は進行。
途中「番組制作体験」みたいなのも挟まり非常に和気あいあいとした雰囲気が流れていたのですが…番組ADさんがとった電話の内容がこれから起こる嵐を告げるものだったのです!


という絶体絶命な瞬間にズバッと挟まれるOPこれが最高に気持ち良かったですね。
アバンタイトルの行動を自分たちがやっているわけですから、本当に没入感が高かったです。
数あるSCRAP OPシークエンスの中でも上位に入る素晴らしさだと思います。


さぁここから本編なのですが、正直マクロな視点で感想云々を語れる人は少ないんじゃないでしょうか。
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、もう私は目の前のことをやるのに精いっぱいで、他の人なんて構っていられない状況。
常にテンパっていて、おそらく他の5人もそうだったと思います。
それだけ個々の責任が大きいというか、みんなで1つの番組を成立させる大変さを感じました。


その分クリアできた時の嬉しさは格別で、ADさんの「OKです!」の声が聞きたいがために頑張ったところがあります。
余談ですけど、公演が終わった後の飲み会がめちゃくちゃ盛り上がりました。
他の人の動きを聞いてみると「えーっみんなそんな事やってたの⁉Σ( ゚Д゚)マジカ」と驚くことうけあい。

謎の感想

『絶望テレビからの脱出』はルーム型に分類されますが、部屋から出るのが目的ではありません。
なんとかして放送を成立させる。というのが至上の命題となっています。

出てくる謎は「放送を成立させる」という着眼点のもと作成されている ため、物語との違和感なく飲み込みやすい作り。
これは日頃テレビで活躍しているサバンナ高橋さんの視点が生かされているのかなと思います。
仕事場はいつだって戦場なのである。ということを改めて気づかされました


そのためどんなに絶望的な状況でも諦めず、文字通り使えるものなら何でも使うという強い精神力が必要です。
もちろん、一見使えなさそうなものをどうにかして使えるようにするヒラメキと工夫力も大切で、私たちにはそこが足りなかった…。

突飛な世界観ではないため、出てくるアイテム類も私たちが日頃目にするようなものばかりなんですが、実はとんでもない情報がさりげなーく記載されていたりして、見落とす=死につながる。
想像力をもって探索をすることが成功への道となるでしょう。


ラストの生放送に向けて頑張ってはいたんですが、私たちの健闘もむなしく、壮大な放送事故を起こして番組は終了しました。
人生初の放送事故です。

悔しさはもちろんあるんですが、これまでの公演以上に60分間をやり切った感が強く、むしろとても楽しかった。
そんな爽やかな気持ちで会場をあとにできました。
f:id:alfbds0954:20201106193203j:plain:w600
スタッフジャンバーも着れます。

ちなみに今回、特典付きのグループチケットを購入したので、私たちの60分間の奮闘が録画されたデータをお土産で頂きました。
f:id:alfbds0954:20201106193142j:plain:w500
容量は驚異の1.5GB! チーム内でシェアOKなので、他の人の動きを見直したりみんなでワイワイ反省会をするのに役立ちます。


そんなこんなで 『絶望テレビからの脱出』という名の大人のキッザニア公演でした。またこんなのあったらいいなー