全国150万人の”QuizKnockファン”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在東京丸の内エリアで開催されている
『丸の内謎解きガイドブック』に挑戦しました!
【ストーリー】
週末の丸の内、多くの人がせわしなく往来する交差点に、
外国から来た様子の女の子が
一人ポツンとたたずんでいるのを見かけた。
女の子はいかにも困った様子で、
歩道に立てられた看板を見ている。
(迷子だろうか……)
声をかけるか迷っていたところ、少女も私に気づき、
こちらに向かってきて言った。
「私、アン。イギリスから東京に遊びに来たんだけど」
アンは少し赤くなった目で私を見つめる。
「パパがね、いなくなっちゃったの」
彼女は手にガイドブックのようなものを持っていた
「パパがね、困ったときに見るようにって言ってたんだけど、
私ひとりでは全然意味がわからないの。
だから、パパをさがすのを手伝ってほしいんだけど……」
こうして私はアンと、丸の内をめぐる冒険に出ることになった。
【お知らせ】
— QuizKnock/クイズノック (@QuizKnock) 2020年10月13日
QuizKnockプロデュース街歩き謎解きイベント『丸の内謎解きガイドブック』ついに明日から開催です🎉
開催場所:丸の内およびその周辺
受付場所:Marunouchi Happ.Stand&Gallery(マルノウチ ハップ)https://t.co/XM2i2ujebB
開催期間:2020年10月14日(水)~ 11月29日(日) pic.twitter.com/a8JgR41FoO
【プレイ方式】
タイプ :周遊型
制限時間:なし(想定プレイ時間100~150分)
人 数 :1人~
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
QuizKnock初の大型謎解き公演。めっちゃ本格的です。
ざっくり感想
「クイズで楽しむ神羅万象」をスローガンに、YouTubeをはじめ様々なメディアで活躍している東京大学発のWEBメディアQuizKnock。
いつもクイズや動画で我々を楽しませてくれる彼らが、なんと今回謎解きイベントを開催いたしました。しかも周遊公演!
今年の7月にLINE謎を発表してその時のことも記事にさせてもらったんですが、あの時はあくまでWEBコンテンツだったわけで。
今回は実際に外に出て謎を解く周遊型ですからね…企画やら規模やら全く違うんですよ。
これは1人のファンとして遊ばないワケにはいかないし、どんな謎を作るのか気になる!というわけで遊んでまいりました。
舞台は東京駅から歩いてすぐの丸の内エリア一帯。
新丸ビルやKITTEなど新しい綺麗でおしゃれなビルが並ぶ傍ら明治生命館などの重要文化財も立ち並ぶ、まさに温故知新と言った場所。
クイズノックが選ぶ場所としてはぴったりではないでしょうか。
キットは丸の内二丁目ビルにあるカフェ「Marunouchi Happ.stand&gallery」で購入。
キットだけ買ってさっとお店を出ることも可能ですが、今回は一緒に季節のドリンクを買いました。
お店では食事しながら謎を解いている人もチラホラいましたよ。
キットはミニトートバッグに入っています。お得!
そしてさっそく謎に取り掛かったんですが
いや、めちゃくちゃしっかりしてるな!?と驚くくらい本格的。
ストーリーはゲームブック仕立てになっており、ワクワク感がそがれないように気が配られています。
途中参加者に語り掛けるようなチュートリアルには思わず笑みがこぼれました。
また、初手からおもしろいギミックが用いられることで強いインパクトと、これから謎への期待感が高まる仕組みになっています。
これ面白いんですよね。ついついいじっちゃう。
謎を解くと行先が分かりその場所で新たな謎を解く、という流れを繰り返しながら物語は進んでいきます。
主役であるアンと一緒に丸の内のあちらこちらを訪ね、施設の窓だったり看板だったりを見ながら謎を解いていく、そうすると今までただ見ているだけだった丸の内の景色が少し変わって見えてくることでしょう。
謎以外の部分で言うと、ガイドブックをはじめデザインがとても素敵。
柔らかいタッチの絵柄と印象的な配色。プロの仕業だな思ったら、元SCRAPでこれまでも地下謎2019やリアル脱出ゲームブックシリーズを手掛けている白木友子さんのお仕事でした。なるほど納得。
謎の感想
現地の看板やアイテムの情報を使って謎を解く、周遊型のポイントを押さえたとても丁寧な謎たち。
謎解きに慣れ親しんだ人には普通と感じるかもしれませんが、クイズで知名度を上げてきた人たちの初謎解き公演として考えると、完成度の高さにビビりますよこれは。
(調べてみたら作・演出の湯川さんは謎解き畑出身らしい)
特に キット下部にあるゲームブックの使い方が上手いなぁと思っていて。
ストーリーを進める過程でいい感じに意識の外に追いやられていたものたちを怒涛の勢いで回収する後編。ワンポイントのサプライズを用意するニクイ演出もあります。
終盤はエリアを歩き回る必要がなくなるので、その時点でどこかお店に入ってゆっくりと謎と向き合うのも良いと思います。
謎解きエリアにあったの謎のとり
ラストの部分は「本当にやっていいの?」と思われる謎解き初心者の方もいらっしゃると思います。謎解き勢の端くれである私が言います。やっていいよ。
そんな感じで80分ぐらいでクリアしました。
最後には QuizKnockの動画出演者でありで今回のコンテンツ制作・制作進行を兼任しているこうちゃんと山本さんの画像がもらえます。
これがこの公演唯一のQuizKnock要素。
実際もっとQuizKnockのメンバーが全面に出てわちゃわちゃする系の公演だと思ったんですよ。古くはアナビの百貨店の謎みたいな。
それが意外や意外のちゃんとした公演だったので、そのギャップにやられたという感じです。
ただファンの1人としてはもっとメンバーが出ている謎解きもしたいというのが正直な気持ち…次回に期待したいところです。
QuizKnockファンはもとより、謎解き好きの人にもきっと楽しめる公演だと思います。
11月下旬まで毎日開催しているので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください!
- 作者:QuizKnock
- 発売日: 2018/09/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)