【謎解き 感想】地下謎への招待状2023

全国150万人の”電車の椅子に座った時に下から出る熱風でやけどしそうになっている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在東京の地下で開催されている
『地下謎への招待状2023』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
いつもご乗車ありがとうございます。
東京メトロです。
さて、今年もわたしたち、
東京に謎を仕掛けました。

その謎は、あなたを行き先もわからぬ
不思議な旅へと連れ出します。
旅先で出会うのは、
たくさんの「東京」と、その物語。 「美しい東京」や「おいしい東京」……。
それらが持つ物語は、
より深い東京の魅力へ
あなたを誘(いざな)います。
ここだけでしか味わえない
極上の旅へと出かけてみませんか?

さあどうぞ、わたしたちの仕掛けた
謎を解き明かしてください。
移動にはもちろん
東京メトロが一番便利です。


【プレイ方式】
タイプ:周遊型
制限時間:無制限
人 数 :1人~(今回は2にで挑戦)

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
2024年東京メトロの地下謎がさらに深まる!

ざっくり感想

毎度おなじみSCRAPと東京メトロがタッグを組んだ長期シリーズ公演『地下謎への招待状』
その4年ぶりの新作となる『地下謎への招待状2023』が開催中だったので、年末年始の暇な時間を使って参加してきました。


コロナの影響で2年ほど公演が開催されず、昨年は参加者の動向を伺うような形でリバイバル公演が開催されていた本シリーズ。完全復活を渇望していた方も多かったのではないでしょうか。
謎解きキットにメトロ24時間乗り放題券が付くスタイルは変わらないまま、朝から晩までたっぷりと遊べる大ボリューム公演に仕上がっていました。

キットはオンラインで事前購入の後東京メトロ指定の定期券売り場で受け取るか、SCRAPの店舗で入手が可能。
2人セットで購入すると、今回のイメージイラストをあしらったタオルハンカチがもらえます。

キットの色はややオレンジがかった黄色。何回か遊んで気づきましたが、バッグの色は赤→青→黃で色をローテーションしている気がする。来年はきっと赤色だ。



またこの公演中ずっと手に持つであろうバッグのサイドにはポケットがあり、これまで財布やスマホカバーにしまわざるを得なかった24時間乗車券やペグシルをしまうことができるようになっています。
小物落とす民のわたしにとっては非常にありがたい心遣い。
ただ、持ち手の部分がいかにもなにか仕込まれていそうな形に切り取られており、いつもよりも手に食い込むのがちょっとつらかった。
2019年開催時に付いていた肩にもかけられるストラップ君。帰ってきておくれ・・・。


毎回素晴らしいと思うのは下車駅のチョイス
今回もそうなんですが、東京はエリアとしては同じ都市なのに、降りるとその場所ごとに全く違った表情を見せるんですよね。

文化の違いを感じたり歴史的建造物を訪れたり、ときには気になる喫茶店に突撃するなど、観光旅行のように楽しめるのが地下謎の良いところ。
一部分岐ルートが設定されていますが、選択する前にその駅がどんな雰囲気なのか事前にわかるので、このコンテンツに対して求めていることのミスマッチも減るよう工夫がされています。

夜景が楽しめる場所もたくさんあります。

あと個人的に良かったのは謎を解く場所の近くに結構な確率で座れる場所があり、体力を温存しながら遊べるのはとても嬉しかったですね。
他の団体もそうですが、ボリュームのある周遊謎は体力が不可欠ですからね。

謎の感想

あらかじめ注意も促される高難易度謎(パズル)以外は比較的難易度が抑えめに作られていた印象
ただ、そのかわりにシールをはじめとするアイテムや紙謎要素を使ったギミック的な楽しさに溢れており、この3年間温めてきたアイデアや構想を大盤振る舞いに提供してもらっている気分でとても心地よかったです。

キットの中に入っているものには全て意味があり、それを使いこなすことがひらめきなのだということを改めて感じられました。


そして特に印象に残ったのが先にも書いた高難易度謎なんですが、このハードルがまー高い
ジャンル的にはパズルなんですけど、これが非常に歯ごたえのあるものでして、加えてすごいボリュームでして、なんなら中盤一回気絶しかけましたし、なんだかんだ2時間くらいかかったんですよ。

1人で挑戦するとか、全員謎解き好きとかだったらいいのですが、一緒に行く人と謎解きに対する温度感に差がある場合はゲーム中に訪れるのはあんまりおすすめできないかもしれません。
ヒントも潤沢にあるのでストレスを感じたら見るもの吉。

結局私は進捗率70%くらいで解くのを一旦やめ、超絶メタ読み能力を発動してなんとかステップを進めました。


ラストもラストで紙謎大盤振る舞いといった感じ。
横浜街歩きのときも思いましたが、モチーフとなる題材が公演内容とリンクしているのはグッと来るものがありますね。

お昼前に始めたはずがクリアしたときにはもう日もとっぷり暮れていて、2,800円でかなり楽しみましたよ。


もちろん家に帰ってから高難易度謎はきちんとクリアしました。気持ちいー!

おわりに

お久しぶりの完全新作となった『地下謎からの招待状2023』
開催してくれたことに感謝しか有ません。

来年も再来年も無事にこのシリーズが楽しめることを祈って。興味のある方は是非挑戦してみてください。