【謎解き感想】古代地下都市ポロラからの脱出

全国150万人の”ちかぴぃ”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在札幌ナゾグラで販売されている
『街歩き謎解きゲーム 古代地下都市ポロラからの脱出』の感想です! 

【ストーリー】
謎めいた遺跡の調査に向かったあなた。しかし待っていたのはトラブルだらけのミッションだった!

地下街や地下鉄コンコースをあなたが実際に探索する謎解きゲーム!
すべての謎を解いた時、あなたにとってこの地下空間が特別な場所になる…!!
 


【プレイ方式】
タイプ :周遊型
所要時間:120分~
人 数 :1人~(今回は1人で挑戦)

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
札幌大通りの地下を巡る周遊謎。目の前の現実に対する理由付けが好き

ざっくり感想

先日訪れた札幌の謎解き施設ナゾグラ
生来のボッチ恐怖症が災いしカフェ謎は遊べなかったのですが、代わりに挑戦したのが今回紹介する『古代地下都市ポロラからの脱出』です。


こちらは周遊謎となっており、ナゾグラでキットを購入すればその場からすぐにスタートすることが可能
注意書きに書いてあるプレイ可能時間を守れば日をまたいでの挑戦もできます。



注意点としては、実はこちらの商品Amazonでも販売がされています。
一見すると現地以外でも遊べそうな気配がしますが、レビューを見るにオンライン等で遊べる仕様にはなっていないようです。
間違えて買わないように気を付けましょう。


さて本題。
ご存じの方も多いでしょうが、札幌市のメインストリートには地下にとてつもない広さの地下街が広がっています。
直線距離で南北1.9キロ、東西1.2キロと聞けば、その大きさと長さに驚愕すること必至。
『古代地下都市ポロラからの脱出』では、そのすべてが探索エリアとなりうるのです。すげぇ!

キットにはマップも同梱されており、地理に明るくなくても迷うことはないでしょう。
ストーリーに沿って古代地下都市を歩いていけば、ほぼ一筆書きにエリアを網羅できるのも観光客としては嬉しい限り。



あまり写真は撮れませんでしたが、待ち合わせにぴったりなモニュメントがあったり、北海道にある沢山の町の情報を一手に閲覧できる場所があったりと、地下街ならではのロケーションを使ったイベントや謎が豊富で歩くだけでも楽しく過ごせます。

とはいえ結構な距離を歩くのには間違いなく、想定時間が2時間以上なのもその場所に行くための時間が考慮されてのこと。
挑戦する際は、ぜひ歩きやすい靴で参加することをお勧めします。途中でスイーツを食べながら休憩するのもすごく良いと思います。

ひと際大きい広告もあるぞ


また、周遊謎のストーリーを描くときにどうしても出てきてしまうノイズ、「自分たち以外の普通に日常を過ごしている人たち」に対しても一定のフォローがなされており、なるほどその手があったかと唸りました。
謎自体とは関係のない演出ですが、こういうちょっとした配慮がいいですよね。

謎を解き進めていくごとに補完される情報により、いつしか本当に周りの世界が古代遺跡に見えてくる…はず?

謎の感想

周遊謎としてベーシックな、地図を頼りにマーカーの位置まで行き、手元の資料と現地の様子を使って解く謎が多く出題されます。


現地の作られた年代が異なるからか、やけに年季の入っている場所や綺麗に整ったロケーションがあったりして見た目にはとてもバラエティ豊か。
パズル系や知識を問う謎、ひらめき系などウェルメイドな小謎を楽しめます


一方で物語的な展開は乏しく、同じテンションで謎を解き進めていたら終盤で事態が急変。急変したかと思えばワンアクションでスパっと終わってしまうのは少し寂しかったかも。
それまでの布石は一応あるんですけどね・・・。演出面で起伏があればもっと物語に没入していたと思います。

ちなみにラス謎に至るロジックは個人的にとても好きで、ロケーションをきっちり理解しているからこそ納得できる感じ。
周遊謎してるな!といった気分でとても気持ちが良い。


クリアカードはキービジュアルと同じもの。このカクカクしたアナログ感が温かい。

おわりに

『古代地下都市ポロラからの脱出』は、地下街巡りをより楽しくしてくれるツールとして最適だなと感じました。
地下街をよく利用する人も、地下街の新たな一面を発見できるかもしれません。
興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください。