全国150万人の"旅行の荷物が多い"皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回はスリムな箱でもち運びにも便利
シンプルなルールながら意外と奥深いバランスゲームのご紹介です。
『バイキングシーソー』
【ゲーム概要】
船が傾かないように荷物を置いていこう！
本作は世界的に著名なゲームデザイナー、Dr.ライナークニツィアの完全新作です。
プレイヤーは、自分の荷物を交互に船にのせていきます。荷物をのせるのは常に傾きが上のデッキです。
もし船が傾いてしまったら、ペナルティとして船のチェストを自分の荷物として引き取らなければなりません。
船は必ず傾くので荷物の置き合いのチキンレースが繰り返されます。誰かが全ての荷物をのせ終わるか、ペナルティのチェストがなくなったらゲーム終了となります。
【プレイ環境】
人数：2~4人
時間：10分～
年齢：8歳以上
≪一言≫
右へ左へ揺れる船の上に自分の荷物をどんどん置け！
ざっくりプレイ方法
1. 各プレイヤーは人数に合わせた積み荷を手元に置く
2. 手番プレイヤーは自分の積み荷の中から1つ得らび、船へ置いてく
3. 乗せることに成功したら次の手番プレイヤーへ
4.積み荷を載せてしまったことでシーソーが傾いたら失敗
5.中央のチェストを引き取って次の手番プレイヤーへ
6.積み荷をすべて乗せきったプレイヤーの勝利
ギッタンバッタン揺れる船に、いち早く積み荷を詰め込め！
『バイキングシーソー』はittenから販売されているファンブリックシリーズの１つであるシーソー型バランスゲーム。
スリムでポータブルな箱をスッと開ければ、簡単な説明と組み立てですぐにゲームを始められます。
こちらが初めてお披露目されたのが2021のゲームマーケット秋。
プラプラとブースを歩いていたところに、試遊している人たちが目に入り、すぐに購入したのを覚えています。
海に浮かんでゆらゆら揺れる船とバランスゲーのとしてのデザインがすこぶる良い本作。
さっそく中身を見ていきたいと思います。
こちらが箱の表面。
目を引くのがその細さ。参考対照になるか分かりませんが、Switchと比べるとこんな感じ。
こぼれそうな程うず高くなった積み荷と今にも吹っ飛ばされそうな乗組員が映っています。
ちなみにサイドにはルール動画を確認できるQRコードがついています。親切。
内容物は舞台となる船とマスト代わりの旗。チェストと各種素材・形からなる荷物コマが箱の中にみっちりと入っています。
どれくらいみっちりかというと、適当に戻すと箱が閉まりません。
気を付けよう！
ゲームの準備としてまず最初に船に旗を立て、中央にあるくぼみにチェストを6つ載せます。その後余った1つを下に傾いた方に載せます。
各プレイヤーは人数に合わせた積み荷を各々とり、ヘアゴム(置き場)の中に入れ、自分の荷物とします。
こちらスクエア型のものが2つとボール型のが2つあり、どちらも同じ形をしてますが、重さや材質が異なっているため持った感触は全く違うものになっています。
それに加えて木製のバイキングやゴツゴツしている宝石もあるため、載せる順序や場所が非常に大事になってきますね。
手番プレイヤーは置き場にある荷物の中から一つを選び、船のデッキに載せていきます。
荷物を載せて船の傾きが変わらなければ成功。次のプレイヤーに手番が渡ります。
もし、荷物を載せた瞬間傾きが変わってしまったら貨物のせ失敗
荷物はそのままですが、中央のチェストを手元に引き取り自分のものとしなければいけません。
プレイヤーはチェストも含めて全ての荷物を置かなければならず、単純に不利になってしまいます。
材質が軽めで安定感があるのが若干の救いどころでしょうか。
また、場面が進み色んな荷物が既に乗っている状態で自分が手番の時、手元が狂って今乗っている荷物を落としてしまった場合、その荷物は全て引き取るのがルールとなっています。
こうなると勝利はほぼ絶望的。神に祈りつつ、実直に載せていくしかありません。
このゲームにおける勝利条件は2つ。
1つは手番を終えた時に全ての積み荷がなくなったプレイヤー。
もう1つは手番を終え中央のくぼみから全てのチェストがなくなった時、置き場の荷物が一番少ないプレイヤーの勝利です。
ちなみに同数だった場合はより荷物の軽い人が勝利。
判別には船のシーソーを使いましょう。なんて芸が細かいんだ！
プレイしてみて
前述したように素材によって積み荷の重さが異なるため、先に処理をしたいと全員が同じような構成で積もうとしますが、さすがに4人目ともなるとジリ貧になってしまうもの。
その場合は宝石を投入して場を荒らしたりと、プレイヤーのアドリブ力が求められるゲームでかなりワクワクします。
個人的にキモと感じるのは鉄球。
中心によってバランスを保っていると思いきやいきなり外側に転がってしまってシーソーが傾いてしまうなど、想像の範囲を超えた動きをするので相手の邪魔にはぴったりのアイテム。
その分自分でしっぺ返しを喰らうこともありますが、、、
どったばったんするたびに盛り上がり、荷物が崩れたり逆にウルトラCな載せ方をすることでも盛り上がったりと、みんなでワイワイと盛り上がれるポイントが多いのも素晴らしいと思います。
こんな小さい体にどれだけのエンタメが詰まっているのやら。
持ち運びにも楽ですし、旅のお供になんていかがでしょうか。
それではまた。
