全国150万人の”いつも爆発している"皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は、ゲーム会で友人が持ってきてくれた、対象年齢30歳以上というお子様にはとてもお見せできない最高に下劣で楽しいボードゲームの紹介です。
『こねこばくはつ 品性下劣版』
【ゲーム概要】
『こねこばくはつ』は、子猫成分と戦略性をアップした一種のロシアン・ルーレットです。
プレイヤーたちは、誰かが《こねこばくはつ》カードを引くまで順にカードを引き続けます。
これを引いたプレイヤーは爆発して死亡し、ゲームから脱落します。
―― そのプレイヤーが、おなかを撫でたりレーザーポインターやマタタビサンドイッチ等を使ったりして、
子猫の気をそらすことができる《爆弾処理》カードを持っていないかぎりは。
デッキ内の全てのカードを駆使して、爆発する子猫を移動させ、危険を小さくして、爆発を回避しましょう。
【プレイ環境】
人数:2~5人
時間:15分
年齢:18歳以上
≪一言≫
直感的にプレイできるお手軽カードゲーム。絵柄がとてもひどい(褒め言葉)
ざっくりプレイ方法
1. 「こねこばくはつ」カードと「爆弾処理」以外のカードをシャッフルし、山札とする
2. 山札から各プレイヤーへカードを7枚づつ配り、手札とする
3.各プレイヤーに「爆弾処理」カードを配る
4.プレイ人数-1枚の「こねこばくはつ」カードを山札に混ぜる
5.時計回りにカードをプレイし、山札から1枚引く
6.プレイとドローを繰り返し、最後に残ったプレイヤーが勝利
こねこさん!モザイク掛かってますよ!
2015年にクラウドファウンディングサイトKickstarterにおいて、
新記録となる約900万ドルの出資額を集めたカードゲーム“EXPLODING KITTENS”。
日本では『こねこばくはつ』というタイトルで2019年初頭に発売され、好評を博していました。
今回の『こねこばくはつ:品性下劣版』は、上記タイトルのカードテキストやデザインを、教育的ママがみたら失神必死なまでに下劣なテイストに変更したゲーム。
その為、対象年齢は30歳以上とされ、私が知っている中で最も高い年齢制限のあるゲームとなりました。
ちなみに、ゲームルール自体に変更はないので、ファミリー層はノーマルVer.を買った方がいいんじゃないでしょうか。
こちらが外箱。
箱の中央には可愛いこねこちゃんがいますが、完全に股間にモザイクが掛かっていますね。
爆発するのはこの猫です。
こねこばくはつカード。
プレイヤーの数から1引いた数が用意され、ゲーム中、手番プレイヤーがこのカードを引いてしまった場合、ゲームに敗北してしまいます。このカード以外にも絵柄の異なるカードが複数存在しますが、効果は全て同じです。
こねこばくはつカードを引いてしまった際に、必要となる「爆弾処理」カード。このゲームの最重要カードです。6枚異なる絵柄ですが、こちらも効果は同じ。
その他にも、
山札をシャッフルする「シャッフル」
自分の手番を飛ばして次のプレイヤーの手番にする「スキップ」
自分は山札を引かず、次のプレイヤーに2回手番をさせる「アタック」
山札の上から3枚を確認する「予知能力」
相手のカードの効果を打ち消す「ダメ」
相手のカードを1枚奪える(相手プレイヤーがカードを選ぶ)「いいね」
など、こねこばくはつカードを引かないための数々のカードが用意されております。
また、同じ絵柄の2枚のカードを出すことで、相手のカードをランダムで1枚奪える「~ねこ」カードも存在しており、様々なねこちゃんを拝めますよ。
かわいいとは言っていない
ゲーム中の手順はシンプルに2つ
手札を場に出し、効果を適用するor何もしない
自分の手札からカードを出し、効果を適用します。手札にある限り、何枚でもカードを出すことできます。
例えば、「予知能力」を使用して確認した3枚の中にこねこばくはつカードがあった場合、「シャッフル」を使用してばくはつカードの場所を動かすことが可能。
手札が0枚だったり、特に行動する必要が無い場合は、すぐに次の工程へ。
山札から1枚カードを引く
山札から1枚カードを引き、手札に加えます。この時、こねこばくはつカードを引かなければ次のプレイヤーへ手番が移ります。
こねこばくはつカードを引いてしまった場合、手札に爆弾処理カードがあれば、即座に場に捨てることでこねこばくはつカードを好きな位置に山札に戻します。
手札に爆弾処理カードがなければそのまま敗北。説明書に書かれている罵詈雑言を浴びるハメになるでしょう。
プレイしてみて
とにもかくにもデザインに驚きました。引くカード引くカード全てが「下ネタ」「不謹慎」「笑って良いやら悪いやら」な内容 のオンパレード。
絵自体もカートゥーンのように絶妙に気持ち悪く、プレイしながら「やだなぁ~(´▽`)ケラケラ」となること間違いなし。個人的には子供時代にケーブルテレビでみた海外アニメ、『レンとスティンピー』を思い出しましたよ。
Skinny Dipping | The Ren & Stimpy Show | NickRewind
こねこばくはつカードが一度出現すると、場の空気は一気に緊張感を増していきます。爆発解除された子猫はたいてい山札の一番上に置かれる ので、次のプレイヤーは、「スキップ」「アタック」「シャッフル」がないと詰む確率が高い。もし持っていたとしても他のプレイヤーが割り込んで「ダメ」を出してくる場合もあるので、こねこが出るまではじっと耐えるのがいいんじゃないでしょうか。
ゲームが終盤になるにつれて、山札がドンドン圧縮されていき、連続爆破が発生することもしばしば。1プレイが短いので、回数を重ねて楽しめるのもいいところですね。
とにかくワイワイできますし、 童心に戻れるパーティーゲームとしては、お酒の席にもぴったりではないでしょうか。気心しれた人同士でプレイするのをおススメします。