【謎解き感想】謎だらけの孤島からの脱出

全国150万人の”島開拓にあこがれを持っている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在東京ミステリーサーカスで開催されている
『謎だらけの孤島からの脱出』のに挑戦しました!

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【ストーリー】
あなたが漂着したのは絶海の孤島。
サバイバルの役に立ちそうなものは何も持っていない。
大声で助けを呼ぶも、誰からの返事もない。

あなたの体力はもう限界。
食糧を見つけなければすぐに動けなくなってしまうだろう。

生き延びるために、島の探索を始めるあなた。
しかし、ここには数多の謎があった。

独自の文化を形成する、未知の部族。
入り口に巨大な石像がそびえ立つ、封じられた洞窟。
海岸に響き渡る、奇妙な儀式の声。

食糧のありかは? 脱出の方法は?
この島に隠された大きな秘密とは?

すべての謎を解き明かし、この孤島から脱出せよ!



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【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:???
人 数 :1人~4人1チーム(今回は4人で挑戦)

個人的満足度★★★★★★★★★☆ 9/10点 

≪一言≫
謎を解いて生還を掴め!選択肢の多いシナリオで自分たちだけの楽しみ方を

ざっくり感想

昨年の前半はなにかとコラボ系が連発していたSCRAPも、後半から今年にかけてはオリジナル公演に力を入れているようで。
広い間口で囲い込んだお客さんを自社コンテンツで一気に魅了して謎解きファンを増やそうというSCRAPの思惑が見え隠れするようで非常にうれしい鈴村です。


今回挑戦した『謎だらけの孤島からの脱出』も、そんなSCRAPらしさ溢れる意欲的な作品でした。
端的に言ってめちゃおススメです。
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ネタバレじゃない範囲で個人的に良かったポイントは2つ
一つ目はきちんと孤島でのサバイバルを再現していたところ。
着の身着のままで漂流してしまった私たちはスマホのようなお手軽アイテムを持っていません。
ある程度の指針はあれど、自らの手で運命を切り開かねばならないのです。


ここの選択肢がとても豊富で、制限時間内であれば自分たちの行動を結構自由に決められます
「まずは島の探索をしよう」「いや食料の確保が先決だ」と、活発な議論になることは間違いないでしょう。
少ない時間の中で何を優先するのか取捨選択できるのがとてもワクワクしました。


二つ目は制限時間が事前に分からないこと。
さらっと書きましたが非常に恐ろしい内容ですよね。
基本的に謎解きって60分の制限時間があるから相対的に焦ったり、考えを切り上げて行動したりするものですから。
その部分が見えないと漫然とした不安の中で行動しなければいけなくなり、時間を浪費した挙句気づけば脱出するタイミングを逃していた…なんてこのもあるでしょう。


制限時間は不明ですが、公演時間はOPと解説・ED含め110分
たまにある「各自の進捗で進めていき、頑張れば全チームクリアできる公演」ではないので覚悟の準備をしておいてください。


また、今回のED映像はこれまで見たなかでも上位に入るくらいに素晴らしいスタッフロール
あまり詳しくは言えませんが、炎に照らされたような色彩たくさんの食べ物が流れていくイメージはまさに今作を象徴するかのように私たちの心に深く刻み込まれます。
流れる曲と相まって非常にドープ。


地下の大ホールを贅沢に使った小道具や内装も非常に力が入っていました。
オブジェクトの数も多いし、密林感がとてもよく出ていたのではないでしょうか。
謎の孤島を冒険する系作品につきものなアレやコレやも登場し、時間があったらじっくりと眺めていたかったですね。

謎の感想

島から無事に脱出するためには謎を解くことはもちろん、大量に押し寄せる情報の波をどうにか捌かなければなりません。

この公演は1~4人でのプレイが可能ですが、正直に言えば1人プレイは相当ハードだと感じます。
謎自体の問題数の多さに加え、島でやるべきことが多いのでやはり役割分担は必須となってくるでしょう。
私たちのチームは4人で挑戦だったんですけど、謎解き担当と情報整理担当と探索担当に分けてもひーひー言いながら進めていましたからね。2人チームで成功している人はかなり剛の者だと感じます。


オーソドックスな謎やこちらにトライ&エラーを促すような謎、じっくりと腰を据えて解かなければならい謎などバラエティに富み、参加した人が必ず何らかの形で貢献できるようなスタイルになっているので、謎解きが苦手な人でもどこかで輝けるようになっています。


とはいえ司会者の「今回は難易度が高いです!」というセリフに偽りはなく、先の見えない制限時間と膨大なタスクに追われ、目のまえのことばかりに集中していると失敗まっしぐらになることでしょう。

謎解きも大事ですが、やはり収集してきた情報から適切なタイミングを見抜き、隙の無い行動をしていくのが大切です。


私たちのチームも膨大なタスクに目の前が霧に包まれかけたところを、誰もが感じていた違和感をあえて口にしてくれたチームメイトの存在で一気に行動指針が固まり、ギリギリではありますがこの島からの脱出に成功することができました。マジで綱渡りだった。
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私たちの回は35チームぐらい参加していましたが、成功したのは片手で数えられるほどと、難易度の高さを実感できるものでした。その分嬉しさはひとしおでしたね。

おわりに

自らの判断が成功失敗にダイレクトに反映される『謎だらけの孤島からの脱出』
非常に満足度の高い公演になりました。
個人的にはこのスタイルにとても可能性を感じるので、ぜひとも続編や新作を作ってほしいですね。


ちなみに同じ島つながりで『ときどき熊が襲いかかってくる無人島からの脱出』とのコラボキャンペーンもやっています。
日程調整をして早くいかねば!