【謎解き感想】ときどき熊が襲いかかってくる無人島からの脱出

全国150万人の”日常的に鮭を手で掬って食べる”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在リアル脱出ゲーム下北沢で開催されている
『ときどき熊が襲いかかってくる無人島からの脱出』のに行ってきました! 

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【ストーリー】
あなたが目を覚ますと、そこは見たこともない島だった。

揺れる木々たち。ジャングルの奥からは様々な動物の鳴き声が聞こえてくる。

すると突然、唸り声ともに背後から大きな黒い影が迫ってきた!
熊だ……! この島には熊も生息していたのだ。

息を殺し、草むらに身を潜めて熊が去るのをじっと待つ。
熊に注意しながらこの島を調査し、生き延びる方法を考える必要がありそうだ。

果たしてあなたは、凶暴な熊がときどき襲ってくるこの島から
無事に生きて脱出することが出来るだろうか!?


www.youtube.com


【プレイ方式】
タイプ :ルーム型
制限時間:60分
人 数 :10人1チーム

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
いろんな動物と触れ合えます!(血涙)

ざっくり感想

みんなでワイワイと謎解きをしていたら突如として謎の人物が乱入しその場がてんやわんやになる『ときどき~』シリーズ最新作

今回は不意に訪れた謎の島を舞台に、熊の猛攻(?)から身を隠しつつ島からの脱出を目指します。


というわけでこの『ときどき熊が襲いかかってくる無人島からの脱出』は以前に私が挑戦した『ときどき監視員が見回りに来る部屋からの脱出』の精神的な続編となっておりまして、世界観は違えど予期せぬタイミングで襲来する厄介なやつらに怯えながら謎を解き進めなければいけないヒヤヒヤ感はばっちり継承されていました。

加えてこちらもルーム型公演ですので、チーム一丸となって事態に当たる共闘感のようなものを存分に味わえることでしょう。


また、この公演は同タイミングでTMCにて開催されている公演『謎だらけの孤島からの脱出』ともコラボレーションされており、謎解き後にもらえるポストカードを組み合わせることで新たなおまけ謎をもらえるキャンペーンもやっています。(まだプレイしてないけど)

www.rdbgjunction.com


今作と違いや共通項を探してとチームメイトと話し合うのもいいかもしれませんね。


謎だらけの孤島では島独自に繁栄をしている謎の文明の影が見えていましたが、こちらはほとんど人類が立ち入ることのないまさに野生の王国
公演で私たちが訪れる場所には緑があふれ、森の奥に恐らく潜んでいるであろう動物の鳴き声や草をかき分ける音が聞こえてきて臨場感は抜群。
あちらとは違う探検隊らしさを味わえることでしょう。


そして本公演において主役となるのは凶暴な熊。
およそ2mはあるであろう巨体を存分に使い、恐ろしい速度で私たちのエリアに乱入してきます。
死んだふりも無駄ですし、彼にはハチミツも効かないのです。
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熊が行うことはまさに悪逆非道といった感じで、前作をプレイした方なら背筋が凍るあのイベントを動物的本能でやってきます。これが本当に辛い。
ただ、このイベントが公演の醍醐味であるのは間違いないので、個人的には実は前作ぐらい容赦ない感じでも全然OKと思っていました。
なので今作のスタンスは少し肩透かしをくらった感がありましたね。


謎とリンクする形で出現する動物のデザインや解き進めることで全貌が見えてくる島の様相など、時間を経るごとにどんどんと島のディテールが補強されていき、60分後にはここが完全に動物だらけの島だったと思わせる。そんなSCRAPの演出力とエンタメ力を感じましたね。
本当は細かいところをもっと見てみたいんですけどね!残念ながらそんな時間はないのです。

謎の感想

10人で1チームの公演のため60分の中に謎がふんだんに込められており、特に序盤は非常に忙しく、正直自分の担当した謎以外は全く触っていません
それでも共通の目的が明確にあるため、連帯感を感じながらワイワイと遊べてめちゃくちゃ楽しかったです。


ほかの公演ではあまり見られないアイテムはもとよりよく見るようなアイテムでも一捻りが加えられているためフレッシュな感覚で謎解きと向き合うことができます


個人的には動物を絡めた謎が好きでして・・・なんでこんなものがここにあるのだろうと触って初めて全てが理解できた瞬間の脳汁迸りぶりは格別でしたね。
またこれってもしや・・・?と半信半疑でチャレンジして思った通りの結果に帰結するシークエンスも多く、トライ&エラーが好きな自分にとってはワクワクさせる謎が多かったと思います。


ラス謎周りもとてもスマートなロジックでしたし、なによりチームとして無駄のない動きができたのが間違いなく成功の秘訣だったなと。
事前に全員で話し合って情報共有が完ぺきだったから成せた偉業だと信じたいですね。


総プレイチーム数はわかりませんが、244チーム目の成功でした。
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役目を終えた熊はめちゃくちゃファンサしてくれます。目線くださーい。

おわりに

そんなこんなで『ときどき熊が襲いかかってくる無人島からの脱出』はシリーズの特徴であるヒヤヒヤ感とドタバタ感を継承しつつ、個よりも全体で謎を解く一体感を得られる面白公演でした。

次作はどんなやつが乱入してくるのか。今から楽しみです。