全国150万人の”2段落ち好き”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は12月25・26日に開催されていた謎解きイベント
『本当にそれで良かったのでしょうか?』の感想です!
【ストーリー】
何が来ても文句を言わないでください
【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :6人1チーム
個人的満足度★★★★★★★★★☆ 9/10点
≪一言≫
誰もが一度は聞いたあの命題についに答えがでる…?
ざっくり感想
本当にそれで良かったのでしょうか?
この言葉は謎解きイベントに参加した人なら誰しもが一度は耳にしたことがある言葉でしょう。
力を合わせて様々な暗号や謎と解き明かし遂に辿り着いた一つの答え。もうこれしかない。ラストワードを提出し解説を待つ一瞬の焦燥感。
これまでの60分を司会者が時折笑いを交えながら振り返った最後、ついに私たちが捻りだした言葉を発します。やった!正解だったんだ!
けれども司会者は刹那の間を置き、ポツリと、こんな言葉を呟きます。
本当にそれで良かったのでしょうか?
一抹の不安は現実となり、想像を超えたロジックやギミックで手玉に取られた私たちは寂し気に、そして苦々しい顔で会場を後にする、、、そんな思い出をお持ちではないですか?
今回のゼオクシー公演『本当にそれで良かったのでしょうか?』は、そんな謎解き公演の常套句でもあるフレーズ「本当にそれで良かったのでしょうか?」をテーマにした公演。
言っている意味がよくわからないと思ったそこのアナタ!大丈夫です。
私もよくわかっていません。
大体の公演名って、その雰囲気やシチュエーションを表すものじゃないですか。
ゼオクシーなら『きさい』や『象の部屋』など、なんとなくでもそのビジュアルから伝わるものがあると思うんです。
でも『本当にそれで良かったのでしょうか?』は完全にフレーズでしかないので、そこから先の展開とかは予想できないわけですよ。キービジュアルもこれだし。
ただ、私はそれで良かったと思います。
この公演は頭で考えるタイプのものではなく、心で理解するパッション系の公演だと感じたから。
己の「本当にそれで良かったのでしょうか?」という疑問をとことん突き詰めたその先に、「これで良かった!」と思える瞬間が訪れることでしょう。
謎の感想
ゼオクシーらしいハードでヘビーな謎が多く、それを6人でバリバリ解いていく。
困ったときは全員で共有して解法を見つけ出してすぐに次へ。
例えると公演全体はハチャメチャなお祭り騒ぎなんだけど、そこで演奏するバンドはバチバチの理論武装している、そんなハイレベルな音楽フェス会場にいた気分 に浸れます。
とにもかくにも熱量でうぉぉぉと解いていた印象です。
もしかしたらこの公演で1キロぐらい痩せていたかもしれん。
詳しくは言えませんが、ある種の達成感が継続してあるためモチベーションの持続力はすさまじく、どんどん先に進みたいという気持ちにさせてくれます。
反面後半でそのモチベーションに押しつぶされそうになるなど謎解き公演のなかでもなかなか無い経験をさせてくれるので、これだけでも体験する価値はあるなと思いました。
また、熱量が高まりすぎるテーブルはスタッフの方が上手く誘導してくれるので、テンポがとても良かったのも楽しかったポイントの一つでしたね。
私たちの頭脳と共に、スタッフの技量も試されている公演だったのでは?とも感じます。
おわりに
『本当にそれで良かったのでしょうか?』という誰しもが聞き覚えあるフレーズ一点突破のネタ公演かと思っていましたが、ゼオクシーらしいガチさも楽しめる素晴らしい体験 でした。
タイムラインが軒並み高評価なのもうなずけます。
ゼオクシーは再演サイクルが一番早い団体だと思っていますので、まだ挑戦していない方も、タイミングが合えば次回ぜひ遊んでみてください!