【謎解き感想】ESCAPE FROM CODENAMES スパイ養成学校からの卒業

全国150万人の”謎解きエージェント”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在大崎ガーデンタワーで開催されている
『ESCAPE FROM CODENAMES スパイ養成学校からの卒業』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
SBGCの手がけるボードゲームモチーフの長時間リアル謎解きゲーム第6弾。
今回のモチーフは「コードネーム」


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
公演時間:150分
人 数 :6人1チーム

今回私は謎解きに失敗しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
初のSBGC公演は、お腹いっぱい楽しませてくれる満漢全席公演でした。

ざっくり感想

その日は完全に家に引き込もうと思っていた。
先日のアマゾンプライムデーで散財してしまったし、ここ最近休みの日は出かけてばかりで身体もバテ気味だった。
だから本棚に埃を被ってしまった小説でも消化しながら少しでも力の温存に努めようと考えていたのである。


そんな完璧な休日の午後をを破ったのは友人からの「この公演興味ない?」というLINE。

どうやらグルチケを購入したものの、参加人数が足りなくてヘルプの要請のよう。
それは私の水たまりに張った氷ぐらい薄い決意を打ち砕くのに十分なお誘いだった。気づいたら私は服を着替え、大崎ガーデンタワーへの一歩を踏み出していたのだから。




という感じで参加してきたのがSBGCの最新公演『ESCAPE FROM CODENAMES スパイ養成学校からの卒業』です。
こちらはCODENAMESという大人気ボードゲームを題材にしており、日本の販売元であるホビージャパンの協力の下さまざまなところでコードネームの要素と面白さを存分に感じられる公演でした。



また、本公演の魅力はなんといってもその公演時間の長さ。謎解き時間や事前説明を含めると約150分ですからね。めちゃくちゃタフな公演です。
誘われて立場の私はその辺の事前知識を全く入れずに向かったので、会場についてからその話を聞き度肝を抜かれました。


この公演における舞台設定やルールはすべて登場人物(a.k.a寸劇)が説明してくれるのと、コードネームの性質もあいまって、眼の前では矢継ぎ早にイベントが繰り広げられるもののやるべきことは意外と頭に入る


個人的にはイントロダクションのBGMは色んな意味で気合入ってるなと感じました。
あの曲がまさかここで聞けるとは思ってなくて、流れた瞬間「これ大丈夫か?」と思ったんですが、すぐに差し込まれた情報で一安心。スタッフわかってる。


普通のホール公演と思いきやチーム数と同じくらいのキャストが存在し、彼らとコミュニケーションを取りながらスパイとしての成長を目指していくというタイトルに偽りのないゲームシステム
出てくるアイテムやイベントもスパイならではのもが多く、遊んでいくうちにどんどんとスパイとしての自覚(?)が芽生えてきますね。



そしてなにより嬉しいのが、スパイになれる面白さを大切にしつつもこの公演がコードネームを原作としていることをキッチリ理解した人が作っているのを感じられるゲーム展開
もうちゃんとコードネームなんですよ。
しかもそれがちゃんと謎解きに絡んでいるんですから、同じテーマでも視点の違いやギミックの作り方でこんなに表現の幅が出るのかと感心しましたね。

謎の感想

序盤はいい調子で進んでいました。
ステップごとに大量の小謎が出題されるため、ときには分担しながら、時には一緒に考えたりと、チームワークよく解いていく。


SBGCの公演ははじめてだったのですが、そこそこの知識が問われる問題が多いというか、普段遊んでいる謎解き団体よりも対象年齢が上な謎が多かった印象
私達もスパイなわけですから、これぐらいの謎を解けなければ世界を渡り歩き戦うことはできないということでしょう。

いつもと違う部分の脳みそを刺激されていた気がします。


一方でスパイとしてのスキルを磨くシークエンスでは、タスクの温度感や少年漫画から飛び出してきたかのようなキャストのノリがポップで童心に返れる仕上がり
重めの謎も楽しめるしわちゃわちゃもできるのは最高だと思いますね。


クライマックスはこのコラボにピッタリのシチュエーション。チームメイトとともにいろんな可能性について議論していきます。
ですが最後の最後を詰めきれず・・・また、自分たちの直感を信じきれなかったばっかりに学校を卒業することは叶いませんでした。トホホ。
スパイの頂は思ったより高かったようです。

周りのチームは結構成功していました。本当にすごい。

参加前に取りました。雰囲気良し

おわりに

公演時間の150分の間たっぷりと『ESCAPE FROM CODENAMES スパイ養成学校からの卒業』の謎解きを楽しめたと思います。
キャストの熱量や謎の分量の多さなど、まさに満漢全席のような体験でしたね。
ひょんなことから参加させてもらった公演でしたが、遊べて本当に良かった。友人とチームメンバーには感謝しかありません。


それはそうと負けてしまったのは悔しいので、次回は雪辱をはらす!m9っ`Д´) ビシッ!!