プロコン仕様コントローラーのカチカチ音がうるさいので静音化させる【ボタン改造】

こんにちは。鈴村リク (@alfbds0954) です。

梅雨も本格的になり、家にいる時はもっぱら友人と通信しながらモンハンライズを楽しんでいます



モンハンというか、アクションゲームを遊ぶうえでSwitchに付属しているコントローラーだとボタンが小さくて押しづらい
というわけで私はサードパーティー製のプロコン、PDP Afterglow(有線版)使っています。

ボタンの打音大きすぎ問題

PDP Afterglowの使用感についてはネットにたくさんのレビューが転がっているので割愛しますが、
使い心地の良さはもちろんのこと、コントローラー自体にイヤホンジャックが付いる上に本家プロコンに比べて有線版は値段も手ごろのため、本当に買って良かったアイテムだと思っています。LEDがピカピカしているけど、恥ずかしいから基本はOFF。

そんな感じで快適に遊んでいるわけですが、プレイ中唯一ストレスに感じる事があって、それが…





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ボタンの打音がうるさいこと(切実)


カチカチやカチャカチャどころじゃなく、もうパチィパチィ‼!みたいな打音なんですよね。
まぁ私が強くボタンを押しているだけなのかもしれませんが、それにしたって気になるレベルの音なのが現状。


Amazonの商品ページでも特にそんなレビューはないし、ネットにもそんな記事は転がってなかったので個体差か?それとも本当に私のボタンの押しが強いだけなのか?


原因はともかくとして対処はしなければなりません。
というわけで今回はPDP Afterglowのボタン静音化に挑戦します。
ちなみに改造するにあたって、とある方のPS4のコントローラーを静音化するブログを参考にさせていただきました

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原因と対策

私が使っているコントローラー。邪魔なのでコード類は外しています。 f:id:alfbds0954:20210702125426j:plain:w600

音が鳴る原因は、ボタンを入力後戻った時に表面カバーの枠とボタンが干渉してしまうから。
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その干渉を和らげることで、減音に繋がると考えました。


こちらが今回使用するツールの一覧。
精密ドライバー
ピンセット

ハサミ
マスキングテープ

プロコンの分解

まずはコントローラーを分解から。
背面にある6つのネジを外していきます
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外し終わっても簡単にパカッと開くわけではなく、イヤホンジャックの両側にあるツメを外さなければなりません。
これがかなり固くなっているので、マイナスドライバーなどで慎重にこじ開けていきます。
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ツメが外れたらカバーをジャック側に斜めにずらしながら持ち上げると外れます。



次は背面にある2ヶ所のネジを外します。基板なので、あまり力を入れずに作業。
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ネジを取り外すと、コントローラーのスティック部分が外れます。
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こんな感じで一体型になってるんですねー。今回こちらは触らないので、よけておきます。



さて加工を施すボタン部分。下部にある突起が干渉するポイントです。

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ここを用意したマスキングテープでくるんでいきます
マスキングテープを適当な長さに切って ペタリ
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こんな感じになりました。
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使用頻度の高いABXYボタンにはそれぞれ4つの突起があるため、計16回同じことを繰り返します
突起1つ1つ大きさが違うのが驚きでしたね。
小さいやつは本当に貼りづらい。ピンセット使いましょう。

復旧と調整

全ての加工が終わったら、手順を逆にして戻していきます。
コントローラーのスティック部分を付ける前に、表面カバーを下にして先にボタン類を設置しておいてからスティック部分を戻すと作業が楽でした。


このように、直接パーツ同士が触れることはありません。
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アドバイスになりますが、ここで一度ボタンの押し心地を確認したほうが良いです。
ボタンの戻りが悪くなっているなと感じたら、小さめの突起に貼ったマステをはがすなどして調整をしましょう



パーツを全て戻し終えたら、実際にゲームでテストです。
試験としてのボタン押しとゲームプレイ時の押し方って違いますからね。ここでも違和感がないかチェック。


そうやって試行錯誤した結果、作業が完了しました!分解からチェックまでで30分ぐらいだったと思います。意外と簡単にできました。
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肝心の打音ですが、確かに変わりました。
音を聞かせられないのが残念ですが、パチパチと高い音で鳴っていた音が、カツカツとあまり響かない音に代わりました
音のボリュームも半分くらいになった気がします。
音を完全に押さえるには接触部分にゴムを付けるべきかもしれませんが、私にそんなスキルはないのでこれで十分。

さいごに

今回はPDP Afterglowのボタン静音化に挑戦して、一定の成果を得られました
これで狩猟生活の品質も向上しそう。次のアプデが待ち遠しい。


あ、最後に注意なんですが、これまでやった作業によりコントローラーが保証対象外となる可能性は高いです。
やる場合は自己責任でお願いします。
それでも個人的にはやる価値のある改造でしたが、資金に余裕のある方は、普通に新しいコントローラーを買っても良いと思います。
コントローラー沼は深いらしいので。
それではまた。