【感想】魔女の住まう洋館『Glossolalia(グロッソラリア)』に挑戦してきた -序-

全国150万人の”紳士淑女”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は4月5日まで開催されていたホラーイベント
『Glossolalia(グロッソラリア)』の感想です。 
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【ストーリー】
貴方は方南町に格安物件を探しにきた。
途中でY澤不動産のスタッフより
「ーそういえば、最近こちらの物件を借りてくださった方がいまして。その方は1階に住まわれています、皆様は2階のお部屋の内見となっています。」

 2階内見中に、1階より階段を上がってきた女性が親しげに話しかけてくる。
「あら、今日内見されてるのですね。時間があるようなら、どうぞ下においでください。よかったらお茶しましょう」と誘われる

洋間にてくつろぐように言われるも、 どことなく違和感を感じる...

「さぁ、どうぞ。寒かったでしょう、是非召し上がって。」

女性が置いた皿の上には、悪臭が漂い吐き気を催す、臓器にまみれた料理があった。

「私には時間がないの...貴方達も捧げて頂戴。 もっともっと若い血を、新鮮な肉を、食べなければ」


魔女の住まう鬼気森然とした洋風家屋へようこそ

方南町にあるお化け屋敷オバケン。
そのメインコンテンツである『畏怖 咽び家』は、 実際の古い民家を使用した他に類を見ないタイプの常設お化け屋敷です。


しかし、そのあまりにも日本的な家の様相から、これまで行われた数々のイベントでも「古い家」「家賃の安い家」「全部がボロいのにエアコンだけ新しい家」と、ある種お決まりのような設定付けがされていました。


そんな中発表された期間限定イベント『グロッソラリア』は、オバケンの公演でも珍しい洋風なゴシックホラーをテーマにした作品
宿敵となる怪異を魔女と設定し、なんと家のインテリアにもメスを入れる。部屋に入った瞬間思わず感嘆してしまうような、洋風テイストな公演に仕上がっていましたよ。

公式にネタバレが解禁されているので、いつもより要素多めに感想を書いていきたいと思います。
ちなみに私は2回挑戦して、バッドエンドとグッドエンドの両方を体験しました。

いつもの内見から狂気の食卓へ

イベント当日。方南町駅のいつもの場所に集合し、Y澤不動産のスタッフに連れられいつもの物件へ。
玄関周りに変化はありませんでしたが、軒下には花瓶に入った真っ赤なバラが数輪。
これまでの咽び家には無い演出でのお出迎え。否が応にも期待が高まります。
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内見する部屋は2階にあるため、左側のドアを開けて階段を昇る。
案内されたいつもの4畳半でスタッフと談笑していると階段を上がってくる足音が。
現れたのは白い厚手のワンピースを着た1人の女性。マスクをしているため表情は分からないが、ただならぬ雰囲気を醸し出す麗人 でした。


部屋に残された女性の荷物ついて話していると、スタッフのスマホからコール音が。
どうやら上司からの連絡のようです。少ししたら戻ります。という言葉を残して退出するスタッフ。そしてアイツは60分以上戻ってきませんでした


女性から「どうしてこの部屋を選んだのか?」と聞かれ「貧乏だけど23区に住みたい願望の現れ」という解答をしたところ、不憫に思われたのか1階での食事に誘われました
美人の誘いは断らない主義の我々6人は、階段を下りて1階へ。


1階と2階の玄関を隔てるドアを開けると、木で組まれたモニュメントが壁のあちらこちらに飾られ、勝手知ったるはずの家に違和感を覚えます。
真ん中の部屋は床一面に赤いカーペットが敷かれ、暗くてよくわからないけど怪しい絵が飾られていました。


そして違和感が極致に達するのがダイニング。 6人掛けのテーブルには赤いテーブルクロスが敷かれ、その上には蠟燭灯る燭台が。
あの咽び家が完全に洋館になっていました。
本当に感激しましたね。ここまでの変化を魅せてくれるとは思わなかった。


テーブルに着席するよう促し、食事を持ってくるため一旦場所を離れる女性。
私たちは互いに目くばせをしながら、あたりの様子を伺います。
完全に顔を塗りつぶされた3人の人物が描かれたやたらデカい絵画が目に入るけど気にしません。


そんな感じでしばらく待っていると大皿をもって女性が登場。「好きなだけ食べてくださいね」と出されたそれは、骨や歯の浮かぶ血のように真っ赤なスープでした。
ちなみに2回目に訪れた時は、それに加えて細い弾力のあるグジョグジョしたなにかが入っていて悪趣味に一層拍車がかかっていました


文字通り固まる私たち。「あら、召しあがらないの?」との問いかけに、 「マスクをしているのでハハハ…」と躱していると、隣の部屋から小さく物音が。顔色が変わる女性。
事前に聞いた不動産屋からの話では、どうやら最近方南町で子供を攫う事件が多発しているそうな。


様子を見に行くため席を外す女性。辺りの気配を必死に探ろうと知る私たち。
すると突然部屋の電気が消え、今までついていなかったテレビに子供の顔が映ります。
「ここに居てはいけない」そう警告すると姿を消しました。

ここからが、魔女対私たちの命を懸けた脱出劇のスタートです。




…といったところでゲーム本編が始まってないのに2,000文字を越えてしまったので、 ごめんなさい。今回は序章とさせてください。
近いうちに第2弾をあげますので。

狂気と恐怖の饗宴はまだまだ続きます