【感想】オバケンの新施設『凶遡咽び家』に本気でビビらされた

皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回はお化け屋敷オバケンが手掛けるホラーイベント
『凶遡 咽び家』に挑戦してきた感想です。

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【ストーリー】
インターネットで賃貸物件を探していた貴方は
ある珍しい土地の物件に目が行き興味本位で視察の予約を入れる。
視察中、貴方はとある拍子に気を失ってしまい
目が醒めると暗闇の中にいた。
朦朧とした意識の中で誰かの声が聞こえる。

「さあ、今宵も儀式を始めよう。」

一体、ここはどこなのだろうか?
私は無事ここから帰ることが出来るのだろうか?

” 咽び家”は増殖する

東京都は杉並区にある脳天が痺れるほどに怖いお化け屋敷オバケン
そのメインコンテンツである「畏怖咽び家」は、殺人鬼に見つからないよう古民家を自由に探索する新感覚ホラーアトラクション として2016年センセーショナルにオープンし、根強い人気を持つコンテンツとなっています。
そんな咽び家が2020年、新たな恐怖を創り出す。そんな施設が『凶遡咽び家』なのです。


これまで「本当に怖いのはニンゲン」をコンセプトに阿鼻叫喚の恐怖を描きだしていた畏怖咽び家に対し、凶遡咽び家のテーマは「異世界」。
とある事故により異界へ飛ばされ、昭和の53年のまま時が止まってしまった異界屋敷を舞台に、新たな恐怖が始まります。
ちなみに私は畏怖咽び家の1章のみクリアしています。スピンオフ公演は沢山行っているんですけどね。
そんな若輩者視点での感想になる事をご了承ください。

会場は港区にあるとある古民家

これまでのオバケンは色んな公演を打ち出しながらも常設店は杉並区方南町におき、地元にも愛されるお化け屋敷活動を行っていました。
ですが姉妹店である凶遡咽び家は杉並区を飛び出し、なんと都心も都心の港区へ拠点を構えているのです。最寄り駅は浜松町と大門。

私は勤め先の関係で浜松町近辺の情報に詳しいのですが、初報を聴いた時「このビル群のどこにそんな場所が?」と困惑したのを覚えています。


ネットでチケットを購入すると、とある公園へ集合するようにと指示が。
畏怖咽び家と同じように、イントロダクションを別の場所でおこなってから現場へ向かうようです。
なんてことのない公園を見学するうちにめちゃくちゃ怪しいものを見つけてしまう我々。普通だったら絶対に関わりたくないんですが、無情にも怪異の一端に触れてしまいます。

そうして私たちはその公演から歩いて5分くらいの古民家へ意識が飛ばされます。


んでこの古民家なのですが、めーちゃくちゃボロい!
もちろんあえてのボロさなんでしょうか、見かけ上は本当に古い民家で驚きました。
畏怖咽び家のあの家より確実に古いです。港区にこんな古い家が残っているなんて・・・

あとデカい!2階建てなのは同じですが、 横と奥行きが広く、2~3倍はありそうな印象
正直外観だけではその全貌が分かりません。とにかく普通だったら絶対に近づかない物件であることは確かです。


入口の引き戸を開け部屋の中に入ろうとするとテーブルの上にはお馴染みの誓約書ととあるアイテムが。
具体的には言いませんが、オバケンを古くから知っている人には懐かしいアイテム、そして体験だったのではないでしょうか。
ちなみにここでの演出が結構トリッキーでで、 どこまでが現実でどこからが虚構なのかがわからず、帰り道も友人たちとあーだこーだ予想をしていました。答えは出ませんでした。

未知の家を探索する恐怖

さて、懐かしくもフレッシュなイベントが終了するとミッション開始のアナウンスが。
ここから本格的な異界人との命を懸けた壮絶なかくれんぼが始まります。

基本的な流れは畏怖咽び家と同じく、
・異界人に見つからずに
・家内を細かく捜索し
・様々な情報を総合して突破口を探る

の3ステップ。

私が挑戦した1章では異界人もまだ様子見といった感じで、驚異となるもののそこまでアグレッシブではなかった印象。
ただ、 ところどころこちら側にサプライズをしてくるので、1回だけ素で叫びました。

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そして本当の脅威となったのは屋敷自体
これまで私は畏怖咽び家に本章とスピンオフ作品含めてかなりの回数行っており、大体の家の構造は分かっていたんですよ。なので危機が迫った時にどこへ行けばいいのかは大体わかっていた。


それが凶遡咽び家になると、全く初めての家なわけです。隠れ場所どころか、部屋がいくつあるのかすらもわからない。
未知の場所を進まなければならない焦燥感と恐怖は格別 で、久々この恐怖感を味わうことができました。


また、屋敷内の雰囲気も異様
詳しくは言えませんが、畏怖咽び家とはまた違ったシチュエーション。昔のゲームですが「SIREN」のような湿度の高い狂気を孕んでいると感じましたね。

探索して手に入る情報には、なんとも考察しがいのあるキーワードがずらずら…。本当はじっくりと読みたいんですが、そんな時間はないのです。

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途中異界人にびっくりさせられたり、隠れるときに足の筋を痛めたりしながら頑張ったんですが、とにかく暗い知らない家を動くのが怖くてあっという間にタイムオーバー
体感では15分ぐらいの出来事でした。
ゲームが終了し、スタッフの待つ場所へ。軽く感想戦をしたのち解散となりました。


そんな感じで、 立地は変わっても咽び家イムズは変わらず、存分に恐怖を感じられる公演でした。
個人的なアドバイスとしては、結構動くので、動きやすい服装の方が間違いなく良いです。
時間の関係でできませんでしたが、当日リベンジチケットを購入すると失敗してもオトクに再挑戦ができるようです。

私も近日中にリベンジしにあの異界へ向かいたいと思います。
そして願わくば畏怖咽び家の2章にも行きたいですね。


それでは、またどこかの恐怖の家でお会いしましょう。


事故物件怪談 恐い間取り2