【脱出感想】クロスカントリー

全国150万人の"尾行が得意な”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は下北沢ナゾベースで開催されている
『Cross Country』に挑戦してきました!

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【ストーリー】
~戦争のあと 歴史には残らない戦い~

長い間続いていた戦争は終わり、2つの国にようやく平和が訪れた。
しかし、国のため暗躍するエージェントたちの戦いはまだ終わっていなかった。
巻き起こる事件の正体をつきとめ、真の平和を目指すエージェントたち。

これは、歴史に残らない英雄の物語

【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
冷戦下を思わせるスパイの戦い。タンブルウィードの構成力が光ります

ざっくり感想

下北沢にある謎解きcafeスイッチを常設店にし、参加者全員の度肝をぬくことに命を懸けていると個人的に感じている謎解き制作団体、タンブルウィードが、去る2月14日に、2店舗目である「タンブルウィード ナゾベース下北沢」をオープンしました。おめでとうございます。

タンブルウィードの公演は、前からちょくちょく参加させてもらってまして、毎回「今回はどんな展開で楽しませてくれるのだろう」と、ワクワクしっぱなし。そしてタンブルウィードもその期待に120%応えてくれる団体なので、凄いと思います。


今回の公演『クロスカントリー』は、ナゾベース下北沢のこけら落とし公演。タンブルウィードの面白さがたっぷり詰まっているに違いないと、タンブルウィード公演初参加の友人3人を連れて参加しました。


会場は下北沢駅。小田急線の南西口から徒歩20秒近い!
入り口わきにあるアルコール消毒をシュシュっと手に振って対策バッチリ。いざ入場。
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会場の広さは謎解きcafeスイッチの2.5倍ほどあり、同時プレイテーブルも倍程度になりましたが、それをもってもなお広いスペースがあり、小部屋もいくつかあるのでチェックポイントが混まなくなりました。


上記にもある通り、『クロスカントリー』は、戦争終了後に国益のために暗躍するスパイたちが主役。『裏切りのサーカスや』『アトミック・ブロンド』など、冷戦下のスパイ映画を思わせる、ハードな作風かと思いきや、どちらかというと『007』っぽいバラエティーに富んだ感じ。どちらにしても私の好きなタイプだったので良かったです。

素晴らしいと感じたのは公演の構成。
序盤で感じた違和感をどこで回収するのかと思いきや、突然、「えーっ!」と叫ばざるを得ない展開となり、会場は騒然。そこからの流れも見事で、気持ちよく掌で踊らされましたよ。


あと、今回の作品はOPの映像だけでなく、実際に目の前でキャストがストーリーを進めるパートがあり、タンブルウィードとしては珍しい演出。ただ、今回の公演ではとてもいい味を出してたと思いますね。
ちなみに、OP映像前にナゾベース下北沢のロゴがアニメーションで流れるのですが、 改めてこの団体名が"タンブルウィード”であることを認識できる、いいOP。好き。

謎の感想

ざっくり謎の難易度は、難しすぎず簡単すぎず、ちょうどいい感じで歯ごたえのある難易度。 参加は4人1チームですが、手持ち無沙汰になることはないでしょう。
いつもはデジタルデバイスを使ったギミックが多く見受けられるタンブルウィードですが、今回は徹底してのすべてのアイテムがアナログ仕様。制限時間が短い中で、とあるアイテムの滑りが良すぎてメチャクチャ焦りましたが、2人がかりの協力作業でなんとか解決しましたよ。


またゲーム途中には、スパイならではのアイテムが手に入り、個人的に大興奮。ああいうのって自分で買おうとすると、結構高い気がするので、なんだか得した気分になりますね。


タンブルウィードの謎はストーリーとの溶け込み具合が素晴らしいですが、この公演でもそのスタンスは変わらず、最後までこちらの感受性を揺さぶってきます。
ゲームが終了したあと、この公演名に込められた意味にきっと気づくことができるでしょう。

この世界は続いていく。その裏に誰も知らない戦いがあろうとも。
そんな気分で会場を後にできるはずです。


個人的にも記念すべきこけら落とし公演を成功できて満足ですし、連れて行った友人もとても楽しんでくれて大変良い思い出になりました。
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ウキウキでとりました

3月にはもう1店舗出展されるそうなので、そちらも含めタンブルウィードの益々の発展を祈りつつ、終わりにしたいと思います。

近現代 スパイの作法

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  • 発売日: 2020/02/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)