皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク(@alfbds0954)です。
今回は、昨年ボドゲ界隈を騒然とさせたゲームの最新作を購入したので、そちらのご紹介です。
『テストプレイなんてしてないよ レガシー』
【ゲーム概要】
アメリカで大人気のとんでもなくおバカなゲームの続編が日本語版で登場。
ゲームの目的はズバリ「勝利すること」。
カードに書かれた「○○すれば勝利する」という条件を満たすか、他のプレイヤー全員を敗北させればOK。
【プレイ環境】
人数:2~10人
時間:1分~5分
年齢:13歳以上
価格:1,620円
メーカー:Group SNE, Asmadi Games
≪一言≫
笑っちゃうぐらいに無軌道なゲーム。繰り返しプレイすればするほど楽しい。
ざっくりプレイ方法
1. 各プレイヤーに手札を2枚ずつ配る。残りは山札に
2.スタートプレイヤーは山札から1枚引き、手札から1枚を場に出す
3.カードの指示に従って、効果を反映させる
4.最後まで脱落しなかったプレイヤーが勝利
皆で作り出す、理不尽ルール
『テストプレイなんてしてないよ レガシー』は、理不尽な効果や手段で他のプレイヤーを脱落させていく『テストプレイなんてしてないよ』シリーズの第3弾として発売されました。
発売後、「書いてあることが理不尽すぎて盛り上がる」と話題になり、ボードゲームショップのおススメコーナーに並んでいるのを見た方も多いんじゃないでしょうか。
そんな『テストプレイなんてしてないよ』シリーズの最新作は、なんと驚きのレガシーシステムを引っ提げての登場でした。発売の情報を聞いたときは戦慄しましたね。
ゲームに不可逆な影響を与える(書き込む、破く等)レガシーというカテゴリがあるんですが、『テストプレイなんてしてないよ レガシー 』はレガシージャンルの終着駅な気がする。
— 鈴村 リク (@alfbds0954) 2019年2月7日
短時間で複数回プレイ前提のゲームで、一体なにがおこってしまうのか。今からワクワクが止まりません。3月上旬発売! pic.twitter.com/vMyw6XIgIK
レガシーシステムについての歴史などについては個人的に今後まとめていきたいのですが、今日はコンポーネントに直接書き込んだり、カードにシールを貼ったり、カードを破ったりして、ゲーム自体に後戻りできない影響を与える画期的なシステム。と覚えて帰ってください。
このシステムを一躍有名にしたのはかの有名な『パンデミック:レガシー』ではないでしょうか。
都市でパンデミックが起こると、その都市にシールを貼っていき、最終的に都市が崩壊していしまうというシステムは画期的でした。
ただでさえビックリするような内容が書かれている『テストプレイなんてしてないよ』なのに、このシステムが組み合わさったらどうなってしまうのか。さっそく見てみましょう。
外装について
これが箱の正面。
いつものテストプレイと同じ寸法ですね。ちょっと灰色がかったパッケージが特徴です。白と黒が混ざっているのかな。
箱の背面。
ちゃんとゲームの説明になっているのに余計なノイズがたくさん記載されているゲーム概要が書かれています。書くとか描くのって楽しいよね!(狂気)
ゲーム性は単純で、各プレイヤーに手札を2枚配り、残りのカードを山札にしておきます。
スタートプレイヤーは山札から1枚カードを引き、手札の中から1枚を場に出します。その手札の効果を適用してきます。これだけ!
カードについて
これまでのシリーズにあった、裏が★のカードは無くなったみたい。まぁ全部狂気に満ちているからでしょう。
カードの効果については大体今までのシリーズと同じぐらい荒唐無稽ですが、今回は「枠に記入が必要なカード」と「そのままプレイできるカード」 の2種類が存在します。
こちらが記入が必要なカード。白枠がいっぱい。
「動物」というカードで、効果はボックスに動物を1つ記入する。すべてのプレイヤーは手番にカードをプレイする前、書かれた動物1つの鳴き声を真似しなくてはならない。さもないと敗北する!とあります。
カードには4つの枠がありますので、プレイ中にこのカードが場に出るたびに動物の名前が増えていく感じですね。ちなみに書き込む際には 油性マーカーで書くことが製作者から推奨されています。
うん、バカなんじゃないかな(褒めてます)。
そのままプレイできるカードはこんな感じ。
こちらはいつものテストプレイで使用するようなタイプの効果ですね。
なぁぁぁぁんんんんんてぇぇぇぇめぇぇぇぇんんんんどぉぉぉぉくぅぅぅぅさぁぁぁぁいぃぃぃぃ。
そしてすべてのカードには共通して「権利者」と「アイコン」が書かれています。
権利者は、ゲームに勝利すると「権利者」の部分に自分の名前を書くことができ、「権利者」に名前のあるプレイヤーは効果を受けなくなります。 これは強い!
「アイコン」は、カードの指示で書く場合があり、他のカードの効果と連動していることも。画伯だろうか気にしない。好きに書きましょう。
そして、レガシーらしく、 条件を満たさないとプレイできない追加カードが全部で4種類存在します。
これらは太字の効果を満たさないと追加できません。というワケで現状律義に開けてないわけなのですが…。おそらく条件に関した理不尽なカードが入っているのでしょう。
私はまず猫を飼う事から始めたいと思います。
まだプレイしていないので何とも言えないのですが、皆さんの反応を見る限り同じメンバーで繰り返しプレイした方が面白さが倍増しそう。
確かに権利者の名前に知らない人の名前がたくさんあっても、有利不利が出なくて折角のシステムも有効的でなくなりますもんね。
仲良しグループで、 時間をかけながら『俺たちのテストプレイなんてしてないよ』を創り出していくのがこのゲームの楽しみ方としてベストな気がします。
今まで基本的に重量級のゲームにしか採用されていなかったレガシーシステムをこんなに手軽に味わえるなんて、それだけでもこのゲームが作られた意義があると感じます。
いままでシリーズでプレイした方は、ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。山札を分けることで、今までのシリーズと同時に遊べることが出来るらしいですよ!
初めてテストプレイをしたい方は、基本セット(白)を一回やってみてからレガシーをプレイしてみてください。
このキャラめっちゃ可愛くありません…?つぶらな瞳がキュート