【脱出感想】忘れられた実験室からの脱出【リバイバル公演】

全国の”人々から忘れ去られている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は東京ミステリーサーカスで開催されている
『忘れられた実験室からの脱出【リバイバル公演】 』に挑戦してきました!
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【ストーリー】
ここは、廃墟と化した、とある実験室。
かつてマッド博士という、異常な頭脳の持ち主が
この世のすべてを解明するため、日々実験を繰り返していた場所だ。
彼の部下であったあなたは、残された文献からこの実験室の存在を知った。
地図にも歴史にも記載されていない、人々から忘れ去られた存在だった。
恐る恐るドアをあけると、そこには一体のアンドロイドがいた。
そっと手を伸ばして触れた瞬間
「侵入者発見。侵入者発見。実験室を包囲しました。」

警報とともに、あなたはこの実験室に閉じ込められてしまった。
誰からも忘れ去られた実験室、もちろん電話も繋がらない。
そこにあるのは、マッド博士が残したであろう不可解な暗号と一体のアンドロイドのみ…
さて、あなたはこの忘れられた実験室の謎をすべて解き明かし
ここから脱出することが出来るのだろうか?


【忘れられた実験室からの脱出】 2019年リバイバル

【プレイ方式】
タイプ :ルーム型
制限時間:60分
人 数 :6人1チーム

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
ホール型の公演をルーム型にするとっても贅沢な体験

ざっくり感想

初演時からから「傑作」「泣ける」との呼び声が高い『忘れられた実験室からの脱出』。繰り返し再演を行ってきた本作ですが、今回はホール型(一つのホールにたくさんのテーブルを設置してプレイする)で公演されていたものをルーム型としてリメイク。1時間にたった6人しか体験できないプレミアム上演として復活しました。

実は私は2年前にこの忘ラボに挑戦して失敗しているのですが、「グループチケットでもう一度あの感動を味わいたい」というグループの方に混ぜてもらって、再度あの実験室に向かうことになりました。
※くれぐれも同じ公演に行く際は、グループチケットを購入して理解ある方と一緒に行きましょう。

ストーリーへの没入感がエライことになりましたよ。

探索要素が増えたり一部謎の構成が変更されていたりしたぐらいで、話の内容はほとんど一緒なんですが、前回と違って周りに他のプレイヤーが文字通り存在しないので、目の前の出来事に120%向き合えます。
OP映像や音楽、目に映るすべての体験が私たち6人のために用意されているのです。

そして忘ラボと言えばやっぱり映像と音楽が最高だということ。最近のSCRAP公演のOP映像はキービジュアルを大切にしたアニメーションやイメージを大切にしていると思うのですが、初期の役者の方が演じている映像も味があってよいですよね~。テーマソングの優しくも儚い旋律が“忘れられた孤独感”を強く演出してくれます。

もちろんあのシステムも健在。改めてプレイしてみるとかなり贅沢で尖ったシステムですよね。今感情をダイレクトに揺さぶられたいなら、この公演に行くのが一番でしょう。

謎の感想

今回は初めて同じ公演の2回目に行く。という体験をしました。
「一度プレイしているとはいえそれはもう2年前のこと。ラストの謎は覚えているけれど、他のものは忘れてしまったぜ┐(´∀`)┌ヤレヤレ」と変な自信と共にプレイしたのですが、やっぱり覚えているものですね!

序盤の小謎は分散して解くという性質上、別の問題を解けば新鮮な気持ちで解いていけるのですが、中盤とあるアイテムをパカッと開いた瞬間に「あっ!やったわ」ってすぐに思い出しました。記憶ってすごい。

でも解法がまったく思い出せないんですよね。結局イチから解きなおして力業で解きました。やっぱ記憶って駄目だわ。

最近謎解きにハマった方にとってはストーリー性も高く、(ある意味)新鮮な演出でかなり面白い公演です。こんなタイプの新作が増えてくると嬉しいですね。

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