全国の"布を繋げたい衝動にかられている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク(@alfbds0954)です。
今回は、ディアゴスティーニでもシリーズとして取りあげられている、パッチワークを題材にした2人用のボードゲームのご紹介です。
『パッチワーク』
【ゲーム概要】
9×9マスのゲームボード上に、より素晴らしいパッチワークキルトを作ることを競う。
ドイツのゲームデザイナー、ウヴェ・ローゼンベルクによる、手軽で駆け引きも面白い、
見た目も鮮やかな2人用ゲーム
【プレイ環境】
人数:2人
時間:30分
年齢:8歳以上
価格:3,240円
個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点
≪一言≫
2人用のマス埋めゲーム。鮮やかなパッチワークに意外と心が踊ります。
ざっくりプレイ方法
1. 各自の手元に9×9マスの布ボードを用意
2. 時間トラックを2人の中央に置き、ボーナスタイルとコマを設置。その周りを布タイルで囲う。
3. 時間ボードの周りを布タイルで囲う
4. ボタンチップを1人5点ずつ受け取り、残りはボーナスと共に一ヶ所にまとめる
5. 1×2の布タイルの前に、木製の人型駒コマを設置
6. 互いにボタンチップを使用して布タイルを獲得しあい、布ボードを埋める
7. 相手よりも上手に布ボードをタイルで埋められた方が勝利
隙間を埋めるのが気持ちいい パズル好きにはたまらないゲーム
近頃4人ぐらいでボードゲームをする機会が多く、2人専用ゲームなんてなかなかプレイするタイミングがなかったのですが、ついにプレイすることができました。
『パッチワーク』はその名の通り様々な形をした布の切れ端を購入し、いかに隙間なく敷き詰めることができるかを競うパズルライクなゲーム。
さっそくこちらが準備完了した場面。
互いの手元にあるのは9×9マスの「布ボード」。ゲーム中はこのボードに獲得した布を敷き詰めていきます。
円状の布タイルの中央にあるのが「時間トラック」。プレイヤーは布タイルを獲得するごとにコマを進め、2人とも中心に到達するとゲームが終了。
ちなみに裏側はデザインの違う盤面が。
デザイン以外の異なる部分はありません。
そして布タイルを購入するお金兼勝利点となる「ボタンチップ」。
紛うことなきボタン。最終的にボタンチップをたくさん持っていた人が勝利です。
手番中にプレイヤーができる行動は大きく2つ
1.タイルを取る
2.時間マーカーを進めてボタンを獲得する
上記の行動をしたあと、時間ボード上でマーカーがより後ろにある人が次の手番を行います。
つまり、 場合によって同じ人が連続してプレイができてしまうのがパッチワークの面白いところですね。
タイルの獲得
手番のプレイヤーは、円状に敷かれた布タイルを獲得することができます。
木製の人型コマから3マス先までのタイルの中から1つ選んで取りましょう。
タイルには、獲得に必要なボタンの数と時間トラックを進める数が記載されており、その数だけボタンを支払います。ボタンが足りないとタイルは取れません。
ボードを埋めるのに使いやすいタイルは、支払うボタンが高かったり時間トラックの数が多かったりします。逆に使いづらいタイルは比較的低コストで入手できます。
印刷されたボタンは、後述する決算フェイズでもらえるボタンの数を示しています。
獲得したタイルは、すぐに布ボードに設置するのがルール。
四方と表裏は自由に設置できますが、再設置はできません。適当にタイルを置いてしまうと、のちのち泣きを見るハメに。
タイルを設置後、獲得したタイルに記載されている数字分時間トラックのコマを進めて手番は終了です。
時間マーカーを進めてボタンを獲得する
支払うボタンが足りずにタイルが獲得できなかったり、3つ先まで欲しくないタイルばかりの時は、時間トラックにある自分のマーカーを相手のマーカーより1マス先に進めることができます。その際進んだマスにつき、1つのボタンを獲得できます。
ここでボタンを補充し、逆転のチャンスをうかがいましょう。
時間マーカーが進んでいくと、ボタンのマークが描いてある部分を越えます。その際に発生するのが決算フェイズ。
布ボードに設置したタイルに書いてあるボタンの数だけチップを獲得できます。
もうかなりの終盤ですが、この盤面だと16点分もらえます。
互いにタイルを埋めていき、先に7×7マスを埋めるとボーナス点をゲットできます。
ボーナスは購入に使うことはできませんが、勝利点としての7点は結構大事。積極的に狙う方がいいでしょう。
2人の時間マーカーが両方ともゴールしたらゲーム終了。得点計算に入ります。
計算方法は
・手元のボタンチップ1枚につき1点プラス
・布ボードに隙間が空いてしまった場合、1マスにつき2点マイナス
・ボーナスタイルを持っている人は7点プラス
上記の3点を合計した得点で、より大きいプレイヤーが勝利です。
プレイしてみて
ルールは単純ですが、プレイするごとに全く違う色調のパッチワークが完成するのが見ていてとっても楽しいです。
ファンの方が良く言う「写真が撮りたくなるボードゲーム」というのが良くわかります。
また、タイルがボードに綺麗に埋まっていくことに悦びを感じる人もきっといるはず!
一見無茶な空間に、まさかのタイルがスッ…と入る瞬間、大いなる興奮が誕生するでしょう。
大人数の時にはなかなか持ってきづらいですが、2人用ゲームもまた違った楽しさがあるなと感じさせてくれました。おススメですm9っ`Д´)
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