秋葉原の新たな謎解き施設『東京密室』へ行ってきた

皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

2020年7月23日にオープンした上海型謎解き施設『東京密室』
秋葉原の片隅に突如として現れた新たな謎たちにいてもたってもいられず、友人を誘って1日で全公演を制覇する計画をたて、挑戦してきました。


公演の感想については後日に取っておくとして、今回は東京密室ってどんな感じのお店?
について概要ざっくりを書いていこうと思います。

・雰囲気のある部屋に閉じ込められたい
・凝った仕掛けにびっくりしたい
・みんなでワイワイと盛り上がりたい

そんな方におすすめです。

雰囲気満点。リアル志向の「上海型」謎解き

冒頭に書いた「上海型」謎解きという言葉。
これまで数多の謎解きに挑戦している猛者には釈迦に説法ですが、一応のざっくり説明をさせていただきます。


そもそも謎解きイベントはその特性によってカテゴライズされており、
ルーム型(実際に部屋に閉じ込められる。1公演に1チーム挑戦)
ホール型(大きな会場にいくつものテーブルが並べられて、いくつかのチームが一斉に解く)
周遊型(実際に街やスポットを巡りながら謎を解いていく。制限時間が設定されてないことが多い)
この3つのメインカテゴリに加え持ち帰り謎やWeb謎など、カテゴリによって公演のスタイルはがらりと変貌します


実は中国の上海でも脱出ゲームは流行っており、そのフォーマットを日本に輸入したのが上海型と呼ばれる公演。
そのため普段慣れ親しんでいる謎解きとはひと味違う体験があなたを待っています。


基本的には日本のルーム型とよく似た公演ですが、
特徴的なのは内装がリアル志向であることと、物理ギミックを駆使した驚きの演出たち。


日本のルーム型公演だと、何もない空間を迷宮であるテイにしてゲームが進めることもありますが、
上海型はゴツゴツとした岩場や薄暗い照明、財宝を守る人形など可能な限り迷宮の雰囲気を再現し、参加者の没入感を高めます
f:id:alfbds0954:20200904181432j:plain:w600
こちらは香港の脱出施設の様子

そして日本のルーム型が紙に書かれた問題やアイテムを集めて解くのに対し、スイッチを押すと壁の隠し扉が開く仕掛けや、鏡を使ってうまく光を反射させて壁の一部に光を当てて仕掛けを作動させるなど、アトラクション性の高い凝った演出が魅力です。


一方で上海型は謎を解くための導線が薄く(そのためヒント機能がついている公演が多い)、ストーリーよりもその場から脱出することが主目的なため、全体的に大味な体験になることが多くありました。


東京密室もそんなイメージで挑戦したのですが、上海型の良さを生かしつつ、ストーリー性も高めたハイブリットな体験になっていましたよ!

東京密室について

『東京密室』はJR秋葉原駅から歩いて8分。区立昌平小学校近くの通りに面したビルの2階にあります。
f:id:alfbds0954:20200904181618j:plain:w600
外看板は小さいですが、窓に書かれている店名はかなり目を引き、見逃すことはないでしょう。


1階の入り口を通りぬけると右手に階段があり、壁面にもお店のメインビジュアルが描かれています。
f:id:alfbds0954:20200904181638j:plain:w600
東京密室はこれまでの上海系脱出ゲームのブランドの中でもかなりデザインに力が入っているというか、シックなモノトーンのカラーにゴシック系のビジュアルでかなりオシャレ


受付兼待合室にはソファーもあり、リラックスした状態でルール説明を聞くことができます。
f:id:alfbds0954:20200904181759j:plain:w600

現在遊べる公演は

・『捜査隊のラストチャンス』刑務所からの脱出
・『巫女の呪い』廃家からの脱出
・『地獄の使者からの挑戦状』心の闇からの脱出

の3つ
各公演難易度が設定されていると共に、どんな雰囲気の公演なのかもページにて公開されているので、ぜひ自分たちにあった公演を探してほしい。
全公演貸し切り公演となるので、友人たちと気兼ねなくわいわい遊べるのも魅力。
思いっきり感情を爆発させていきましょう。


また、どの公演もムービーや音声をふんだんに使ってストーリーが展開していくのため没入感があり、これまで上海型で感じていた大味感はかなり薄まっていると思いました。
そのため緊張感は倍増し、ホラーコンテンツである巫女はきっちり怖い。うん怖い。

その緊張感が謎を解くカタルシスにつながり、クリアして最後のドアを開けた瞬間の高揚感は格別の一言。
ホール型の謎解きも好きですが、やっぱり謎を解いたらラストは部屋から出たいよね。


また、ギミックに関してもすばらしい仕掛けが盛りだくさん。
動作後の仕組みが分かる仕掛けはもちろん、このボタンでなぜここが動く!?みたいな仕掛けもあり、その緩急がより一層のエンタメ性を引き出していました。


というわけで60分公演を3本連チャンしたわけですが、個々にバラエティに富んだ内容だったのもあり、まったくダレずに全部を楽しめました。
近々新作の公開もするとのことで、期待しかありません。

ちなみにキャンペーンか全制覇をしたからかは分かりませんが、帰りがけに缶バッチとファイルを頂きました。
f:id:alfbds0954:20200904182343j:plain:w600


いまなら予約も取りやすいようなので、3本制覇に挑戦してみてはいかがでしょうか。

www.tk-mysteryroom.com


帰りはアキバの街で打ち上げもできますよ! (これ大事)