皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク(@alfbds0954) です。
今回は、最近プレイした協力型・対戦暗号通信ゲーム『デクリプト (Decrypto)』をご紹介します!
【ゲーム概要】
各チームの出題者が「3-4-1」といった秘密のコードを、味方のチームメイトには正確に、しかし相手チームには解らないように伝えるため、コードに対応した共有キーワードを連想させる「石油」「ラーメン」などのヒントを考えたり、相手チームの秘密コードを推理したりする、言葉の暗号化と解読を使った数列当てゲーム
【プレイ環境】
人数:3~8人
時間:30分
年齢:12歳以上
価格:3,024円
販売:すごろくや
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
(自分のチームには)わかってほしいけど、(相手チームには)わかってほしくない
ざっくりプレイ方法
1. 白と黒の2チームに分かれ、山札から4枚のキーワードを選定
2. 両チームの暗号化役(ヒントを言う人)が秘密コードカードを引き、数列を確認
3. その数列に対応したキーワードを連想するような単語や言葉をいう
4.チームメイトはヒントを元に、数列を予想
5.チームメイトは予想した数列を発表。答え合わせ
6. 正解していればOK。外れると伝達失敗チップを獲得
7. 2ラウンド目以降は相手チームの「盗聴フェイズ」が発生
8.聞いたヒントを元に、相手チームの数列を当てることが出来れば盗聴成功チップを獲得
9.どちらかのチームが先に盗聴成功チップを2枚獲得するか、伝達失敗チップを2枚獲得してしまうとゲーム終了
10.盗聴成功チップを2枚獲得したチームの勝利。もしくは伝達失敗チップを2枚獲得したチームは敗北
盗聴して褒められるのはデクリプトだけ!
デクリプトをプレイしていない方にとって、一番イメージが近いゲームを上げるとしたら「コードネーム」ではないでしょうか。あちらもチームメイトが出したヒントを基に、キーワード探し当てるゲームですからね。
デクリプトはコードネームの要素を含みつつも、より様々なアクションが取れることによってよりエキサイティングでワイワイできるゲームとなっております。
最大の特長は「盗聴フェイズ」。これは相手チームから出されるヒントを基に、こちらが相手より先に答えを当ててしまおう。というありそうでなかったシステムです。
コードネームをプレイしている時、相手チームが長考に入ってしまうと、こちらはあまりすることが無くて、まったりとした時間が過ぎてしまう事が稀に良くありました(モチロン上級者の方はこの間にいろいろ考えているとは思いますが)
しかし、デクリプトはこのシステムによって、たとえ相手のターンが長引いているとしても、与えられた情報を整理したり、4つのキーワードを予想する時間に充てることができ、誰も暇な時間がなく、有意義な時間を過ごす事 が出来ます。
また、逆の立場から考えると、暗号化役のプレイヤーは「盗聴フェイズ」で相手チームに正解を当てられない様にヒントを捻らなければならなくなり、かといって連想しづらいヒントを言ってしまうと自分のチームが正解できずに敗北してしまうという、なんとももどかしい状況になります。ここが楽しい(´▽`)
暗号化役がターンごとにチーム内で交代されていくのも、フレッシュな気持ちになれて良いですね。イキナリ今までと全く違った角度からヒントを与えてくるプレイヤーがいて、場が大混乱していくとのがとてもパーティーゲームっぽいです。
いい味出してるコンポーネント
もう一つ特筆すべきはコンポーネント。
自分チームと相手チームを隔てるキーワード表示機兼衝立は、デザインが60~70年代のスパイ映画に出てきそうな感じでとてもステキ。キャラクターのたたずまいは「Fall outシリーズ」のボブルヘッドテイストの画風で、なんだかレトロフューチャー感があります。
そしてこのキーワード表示機、画面が赤くなっているのですが、なぜかというとキーワードカードが普通の状態だと暗号化されているから。 赤い画面を通すことで正しい状態に戻り・・・
キーワードを確認できる!ビジュアルで楽しませてくれるのは良ポイントですよ。
それにしても赤いセロファンなんて久しぶりに見ましたね。昭和か
素性のわからない人とやるアイスブレイク的なゲームではありませんが、何回か遊んで気心知れた友人同士でプレイするとより楽しさが倍増すると思います。
連想系のゲームが好きな方には、きっと楽しめるゲームになるでしょう。ぜひプレイしてみてください。