【ボドゲレビュー】たった9文字で脳みそフル回転 『大怪獣コトバモドス』

皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク(@alfbds0954) です。

突然ですが、皆さんは人の心を読めますか?巷では『人の心を読む技術』なんて書籍やサイトがもてはやされていますし、「俺だってその場の空気ぐらいわかるわ馬鹿野郎!」なんて北野武みたいなことを仰る方もいるかもしれません。

もし、読まなければいけないものが、『相手が思い浮かべた3文字×3つの単語』だったらいかがでしょう。あなたは相手の心を読めますか?

今回はそんな相手の語彙力と心を読むボードゲームのご紹介です。

『大怪獣コトバモドス』 f:id:alfbds0954:20181025202238j:plain

【ゲーム概要】
バラバラになった言葉を
誰よりも早く
元に戻せ!

【プレイ環境】
人数:2~5人
時間:5~20分
年齢:7歳以上
価格:3,500円
販売:一年中未来


個人的満足度★★★★★★★☆☆☆  7/10点

≪一言≫
たった9文字で大混乱。個人的には爆笑だが『くすり』と『りすく』 問題があるかも

ざっくりプレイ方法

1. 1枚に1文字ひらがなが書かれているタイル126枚の中から無作為に25枚を選択
2. その中からほかのプレイヤーに見られないように、3文字の言葉を3つ分作成
3. 答えをメモしたら9枚のタイルを裏にして混ぜ、隣の人へ渡す
4. 制限時間内に、手元にある9枚のタイルを組み合わせ、3つの言葉を作成
5. 全員完成orタイムアップでシンキングタイムが終了
6. 全員で答え合わせ。正解した言葉につき得点をGET!これを1ラウンドとする
7. 4ラウンドまでプレイして、高得点の人が勝ち

やっぱコトバってむずかしーや

プレイすると分かるんですけどこのゲーム、正解を出すことがメチャクチャ難しいんです。
最初は「3文字×3つの単語でしょ⁉ラクショーじゃんΨ(`∀´)Ψヶヶヶ」みたいなイメージだったんですが、最初の1単語を作ると残りの6文字で2つの単語を作ることが異様に難しくなるんですよね。

例えばこの盤面だと、
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「マトン、みりん、ナース」が正解なのですが、間違えて先に「トナー」という言葉が出来てしまった場合、他の6文字で2つの言葉が作れないんですよね。しかも人間の習性か、一回文字が完成してしまうと、間違っていると分かっていても、その言葉がチラついて全く文字が作れなくなってしまいます。

そして制限時間が近づいてくると無理やりにでも言葉をひねり出そうとします。

「トナー!すりま!みんん!」

間違っていると分かっていても答えなければいけない・・・そういう時人は大声でごまかそうとするんですね。友人同士でやると爆笑します。

また、同じ文字で構成されている言葉でも、順番が違うと不正解となります
先程のケースで「マント、みりん、ナース」と答えた場合は、2点となります。ですので、
相手が少しひねってマトンと出すのか、素直にマントと出してくるのかを見極める技術が必要となってきますね。

上のプレイ説明に書いていないのですが、問題を作成するときに、早く問題を作成した人もポイントをゲットできます。
1位の人には3ポイント与えられるので、正直問題に正解できなくても、早く問題を作ってしまえば上位に食い込むことは可能です。ハウスルールとしては1位のみ1点みたいな感じで抑えた方が良いかもしれませんね。

コンポーネントの怪獣イラストもデザインの中にどこかしら愛嬌があってかつての特撮怪獣のブースカピグモンを彷彿とさせます。彼らはプレイ中自分の手元を相手の視線から守るシールドの役割をしてくれます。 f:id:alfbds0954:20181025202626j:plain:w350

そんな感じで楽しめる『大怪獣コトバモドス』。プレイ年齢が幅広いので、日本語に親しいどなたでも楽しめるボードゲームだと思います。今回私たちは同年代の人で楽しみましたが、小さい子や年齢層の高い方と一緒にプレイする際には一工夫必要な気がします。それを考えるのも、また楽しみの一つでしょう。

大怪獣コトバモドス

大怪獣コトバモドス

  • Plan E
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  • 無料

ちなみにアプリ版も出ている様です(こちらは一人用)。興味があったらプレイしてみてください。それでは。