【ボードゲームレビュー】 『渡る世間は鍋ばかり』 コロナ禍読めますか?

全国150万人の"渡辺さん”いかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は、あの伝説のボードゲームの製作者さんが時勢にのって解き放った、家でコロナを笑い飛ばせるようなゲームの紹介です。

『渡る世間は鍋ばかり』

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【ゲーム概要】
 渡ナベ神経衰弱ゲーム「渡る世間はナベばかり」の4周年を記念して、コロナ禍にまけないコロナ鍋ゲーム「渡る世間は鍋ばかり」が登場! コロナ禍、コロナ鍋、コロナ渦、コロナ蝸などのカードをあわせる神経衰弱ゲームです。

【プレイ環境】
人数:1~8人
時間:10~30分
年齢:6歳以上


≪一言≫
知ったかゲムマ発の、無料で楽しめる高難易度神経衰弱。

ざっくりプレイ方法(コロナ化鍋衰弱版)

1. 取り札カード36枚をウラ(コロナと書かれた側)を上にして机に並べる
2.スタートプレイヤーを決める
3.手番プレイヤーは机の上のカードを2枚めくって表にする
4.めくった2枚のカードの漢字が同じなら、その2枚を獲得し、さらにめくる
5.めくった2枚のカードが違っていれば、その2枚を同じ位置に戻し、次のプレイヤーへ
6.机の上のカードがなくなったらゲーム終了

7.獲得カードが一番多い人が優勝

コロナ禍って読めますか?じゃあコロナ堝は?

『渡る世間は鍋ばかり』は、これまで数々のボードゲームを発表し続けているゲームデザイナー、中村誠さんの最新作。元ネタである『渡る世間はナベばかり』の製作者さんと言えば、ピンとくる方も多いんじゃないでしょうか。

渡る世間はナベばかり

渡る世間はナベばかり

  • 発売日: 2016/04/27
  • メディア: おもちゃ&ホビー

私は何度か『渡る世間はナベばかり』の方をボドゲカフェでプレイしたことがあるんですが、本当に難易度が高くてとても大変。絶対にあっていると思ったら謎の線が入っていてたりして、いつしか「ナベ」の字がゲシュタルト崩壊していくんですよね。 本来は対戦ゲームなのに、いつしか卓を囲んだ人同士協力プレイの様相を見せていくのが結構好きです。


そしたら今度は中村さん、コロナ禍(か)の文字が「鍋」に似ていることに気づいてしまったんですね。悪魔的発想です。
フットワーク軽く、Twitterでこんなキャンペーンを打ち出しました。



だがしかし案の定大混乱と三蜜状態を生み出しバッシングを受け配布は中止に。


という一連のものは現実に起きた出来事ではなくて、実はTwitter上で現在行われている、みんなで思いついた架空の「ゲームマーケット2020春」についてワイワイ語り合うイベント「#知ったかゲムマ」の一環ですのでご安心を。

ですが『渡る世間は鍋ばかり』のPDF版を無償で配布してくれるのは紛れもないファクト。 なんという僥倖でしょう。本当にありがとうございます。


さっそく中村誠さんのBOOTHページでダウンロードしましょう。

macogame.booth.pm

PDFでDLできますので、コンビニのプリンターで印刷できます。
ボードゲームのブログを書くときはいつも箱の写真を乗っけてますが、箱はないのでカードのみ印刷してきました。
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様々な鍋っぽい字が全部で18種類。見知ったものからこのゲームで初めて知る漢字もあります。変換して出ない漢字もチラホラ。
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背景の丸いボツボツとしたものに見覚えはないでしょうか。めくると正解が分かります。
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そう!これはにっくきコロナの姿だったのです。


こうやってコロナコロナと書かれてると非常にモヤモヤした気分になりますね。
でも自分の手でコロナを反転させることができるのはこのゲームくらいでしょう。


基本ルールはいわゆる神経衰弱なので誰でもプレイしやすいと思います。
漢字も紛らわしいものが多いですが、本家と違ってこちらは全18種類なので、繰り返していけば一人でも比較的全種類とることは容易い。本家は24種類と多いうえに違いが細かいですからね。

『渡る世間は鍋ばかり』は神経衰弱以外にも読み札カードを使ってカルタとしても遊べます。
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ただ読み方がだいぶ被っているので、「結局どれだよ!」とツッコミを入れたくなるかもしれませんね。国語の勉強としても良いはず。



実際のゲームマーケットは中止になってしまいましたが、ネット上の各所では様々な取り組みで盛り上がってるようなので、また面白い取り組みがあったらまとめられたらなと思います。
それでは今日はこの辺で。