皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク(@alfbds0954)です。
現在横浜大世界アートリックミュージアムにて開催されているホラーイベント
『THE WITCH~美しすぎるお化け屋敷~』に参加しました!
美しすぎるお化け屋敷「THE WITCH(ザ・ウィッチ)」開催決定
【ストーリー】
夜の美術館に訪れたあなたは、一枚の魔女の絵画に魅せられて、不思議な世界へと迷い込む。
美術館とは思えない幻想的な空間。甘い誘惑。
世にも美しい奇妙な世界の先で、あなたは一体何をみるのか。
〈一言〉
蠱惑的な世界へ導かれた先に待つ衝撃的な光景。題名に込められた意味について考えされられます
ストーリーを前面に押し出したお化け屋敷
まず最初に言っておきたいことは、
このイベントは確かにお化け屋敷なんですが、いわゆるびっくり系のお化け屋敷ではありません。 ですのでお化け屋敷が苦手な人でも楽しめると思います(体感的にはディズニーのホーンテッドマンションの方がまだ怖いかなってレベルです)むしろゴシック・ファンタジーのようなジャンルに振り分けられるのではないでしょうか。
私たちは夜の美術館を歩き進め、とある1枚の絵と対峙します。その絵はとある街を恐怖に陥れた『魔女』について描かれているのだとか・・・
そんないわくつきの絵画に魅入られてしまった私たちは、出口を閉ざされ、もはや進むしか選択肢がなくなってしまします。
この美術館は最初に8階まで一気にエレベーターを使用して上がり、その後階段を利用して1階ずつ下に降りていくルートを通っていきます。最初のフロアでトリックアートを眺めたり、実際に触ってみたりして楽しんでいた私たちですが、魔女の絵を鑑賞しそして下の階へ降りるごとにストーリーが進み、見たくない深淵をのぞき込んでしまったような感覚に襲われます。
フロア内にはこの世界の住人たちが恨み・憎しみ・恐怖の感情を爆発させながら私たちに魔女の非道を訴えてきます。ただ観察するだけではなく、彼女たちの話や願いに耳を傾けることもこのイベントを楽しむ方法でしょう。
キャストの動きのキレが良すぎてブレブレに(・・;)
イベントが終盤に差し掛かると物語もクライマックスに。眼前で繰り広げられる事態に思わず絶句。と同時にここまでのストーリーが頭の中をぐるぐる回り始め、カチンとハマりきった瞬間に心の中にズーンと重いものがのしかかります。映画化もされた「白雪姫殺人事件」を思い出しました。
やっぱり『魔女』は存在してたんだよ・・・吐き気を催す程の邪悪さを持ったやつがね・・・
↑美術館を出て口に出た最初の感想
イベントをより楽しむための「仕掛け」
この『THE WITCH~美しすぎるお化け屋敷~』では、アナウンスもされている通り言葉を発することが出来ません。入場時にマスクを渡されそれを装着したままイベントに参加します。
マスクは折りたたまれていて、ガッチリテープで補強してあります。没入感を増幅させつつ、アロマのにおいを感じてもらう工夫なのだそうです。
誰かと一緒にいた場合でも会話をすることが出来ないので、何かで揺さぶられた感情は自分で昇華していくしかありません。その分終わった後の「あそこの絵はどう感じた?」「あれはこういう気持ちで見てよかったのかなぁ」なんて感想を言い合えるのが楽しい。
会場内はむせかえる程のアロマの香りと、おびただしい量のキャンドル、美しい旋律ながらもどこか物悲しいBGMが流れており、嗅覚・視覚・聴覚からもここが尋常ならざる世界であることを教えてくれます。キャンドルアーティストの櫻井園子さんと作曲家の柴咲あゆみさんが素晴らしい仕事をしてますよね。アロマは数種類の香りをブレンドし、何回も試行錯誤したのだとか。観覧後に入れるメイキングコーナーに置かれているテスターを嗅ぐと、最初期と最後で香りが全然違うことに驚きます。こんなにブラッシュアップしてるのか( ゚Д゚)!って感じです。
また、Youtubeの予告でもバックで流れているテーマ曲。会場でずーっと流れているのですが、曲調があまりにもツボ過ぎて思わず物販コーナーで購入しました。静かな環境で聞くテーマ曲もまた素敵。CDの入った袋を開けるとフワッと会場の香りがするのも気が利いていて幸せな気分になりましたよ。
ちょっとした後悔ポイント
そんなこんなでこの不思議な世界にどっぷりと肩まで浸かって存分に楽しむことが出来ました。 ところがメイキングコーナーの解説を見ると、イベント中にフロアで確認できていなかった情報が結構あったことが発覚。ストーリーを追いすぎてて細かいところまで目が行っていなかったとちょっと後悔しました。 でもこれはたぶん2回目にそういうところをみてね~っていうスタッフさん達の心遣いなのかも。
このイベントも残すところあと5日。(最終日は9/2)まだ参加を迷っている方はぜひ行ってみてください!