【ボードゲームレビュー】このセリフどうすか?『ヒットマンガ』

皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク(@)です。

突然ですが、皆さんマンガはお好きでしょうか?私は大好きです。
時たまマンガのストーリーに没頭するあまり(あれ・・・?このセリフはこういうパターンの方がグッとくるんじゃない?) なんて思っちゃたりもします。
今回は、そんなマンガのセリフに注目したボードゲームのご紹介です!

ヒットマンガ』

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【ゲーム概要】
読み札に書かれているのは文字ではなくマンガのひとコマ。
空白の吹き出しにぴったりハマるセリフをその場で考えて読み上げ、他の人はそれがどのカードの事かを当てる「かるた」をベースにしたパーティー・カードゲーム!

【プレイ環境】
人数:2人~
時間:20分
年齢:5歳~
価格:1944円
販売:タンサンアンドカンパニー
個人的満足度★★★★★★★★☆☆  8/10点

≪一言≫
想像力と共感力が重要なワイワイ型ゲーム。ベタでいくか、ボケ倒すかはあなたのアイディア次第!

ぼくのかんがえたさいきょうのセリフ

「かるた」は詠み手が読み札に書かれた文字を詠み、取り手がその言葉から連想される絵柄をとるゲームですが、
とにもかくにも『ヒットマンガ』の札をまずはご覧ください。

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いかにもマンガでありそうなシチュエーションに白吹き出し
そう!詠み手のプレイヤーはこのシチュエーションにあったセリフを考え出し、セリフを発表しなければなりません。

取り手はそのセリフを聞いて、ばっちり合いそうな札をとります。
札を取れれば点数が入り、人にわかるセリフを考え付いた詠み手も点数を獲得できます。
取り手が全員お手つきしてしまうと、その読み手は誰の共感も得られなかったということで不名誉な「打ち切りカード」を獲得してしまいます。

全てのカードを詠み終わるか、打ち切りカードを全て配布し終わるとゲームが終了。
一番得点の高い人が勝利です。

予測不可能なセリフ回し

このゲームの魅力は何と言ってもその絵柄に合うと思えば好きにセリフを入れられるところ!

例えばこの札。通常の考え方であれば
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「まさかトンネルの出口がこんなところに繋がっているなんてな・・・」

なんて読み方もできるでしょうが、
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「大将!まだやってる?」

なんてボケも繰り出すことが出来ます。
この記事の文字だけだと「こんなん伝わるワケねーじゃねーか( ゚д゚)、ペッ」って思ってしまうかもしれませんが、セリフを感情込めて言うと意外と通じてうれしい気持ちになります。
セリフ回しのセンスも大事だとは思いますが、恥を捨てて思いっきり言ってしまうのが吉です。

私のお気に入りはこのカード。どこぞの社長になった気分で大いに叫びましょう。
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「オレはこのターンこのカードを捨てて〇ルーア〇ズホワ〇トドラゴンを召喚!!」(CV.津田健次郎氏)

このゲーム唯一の難点は、同じメンツで複数回プレイしてしまうとセリフの内容が偏ってしまうこと。
これではゲームの面白さを損なってしまうので、同じプレイヤー同士でばかりやるのではなく、最低1人でも新しい人を交えてプレイすることで新鮮さが長持ちします。

子供も大人も同じように楽しめるいいゲームだと思います。
勝手に「サスペンス編」「ラブコメディ編」などと縛りを入れて、そのカテゴリにあったセリフを無理やり創造するのも面白いかもしれませんね。