全国150万人の”マッチっていうもんだから3回戦あると思っていた”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は7/15・16に東京で開催されていた
『謎解きおじゃマッチ』の感想です!
【ストーリー】
解いてジャマして勝利を目指せ!
新感覚謎解きバトル、ここに開幕。
【プレイ方式】
タイプ :ホール型
公演時間:100~110分
人 数 :4人1チーム
個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点
≪一言≫
おじゃまってな、200個あんねん。
ざっくり感想
ナゾトミライ制作、テクニコテクニカ主催の謎解きゲーム、『謎解きおじゃマッチ』に参加しました。
ナゾトミライは京都大学の謎解き制作団体ハードナッツのOBたちで構成されており、その実力は折り紙付き。
そしてなによりタイトルに惹かれて参加を決めました。
普段の謎解き公演において、誰かおじゃマする行為って絶対にやってはいけないタブーですし、なんなら周りに見える人っぽいものはすべて幻と言われるくらいなものなので、基本的には干渉なんてできないんですよ。
それがどのようにギミックとして公演に落とし込まれているのかが非常に気になりました。
会場は荻窪駅近くにある貸し会議室。
そこまで広くないフロアに6つほどテーブルが並び、参加者のやる気と気温でかなりの熱気を帯びていましたね。
さてここからは実際に遊んだ感想なんですが、すごく面白い公演でした!
まずゲームの中心となる「おじゃマ」要素ですが、まぁ~バラエティに富んだすごいラインナップが揃っておりまして。
もちろんネタバレなので具体的なことは言えないんですが、パッと見でめちゃくちゃ強そうなのもあれば、かゆいところに手が届く具合にやらしいものまで完備。
それをどのように活用するかで頭を使う使う…終わったあとはすごくお腹が空きました。
また、おじゃマを仕掛けるということはおじゃマを仕掛けられるということでもあり、プレイ中には耳元でジョルノが「貴方…覚悟して来ている人ですよね?」とずっと囁かれている気分に。
おじゃマの効果はダイレクトに目の前に現れます。
そのためテーブル上はかなり忙しく、全体的にバタバタするのですが、それをスタッフ2人でガシガシ回しているのがすごかったですね。
途中でヒント出しもしてるんですよ。途中で分身してた?
個人的にはアナビの名作『ニブンノイチマッチ』を想起させるタイトルだったものの、物語としてはよりポップな感じだったし、現状説明シートのお陰でより競技としての盛り上がりが演出されていたのも独自性を感じました。
謎の感想
一つ一つが一筋縄ではいかない謎を大量に解いたので、公演後は完全に放心状態でしたよ。
聞けば初演時はボリューム変わらずで50分公演だったらしいじゃないですか。正気か?(褒めてます)
自分で解いたから分かるんですけど。『謎解きおじゃマッチ』を50分で解けるチームはまじで百戦錬磨の猛者だと思う。こちとら60分でひーひーだったんじゃ。
とは言え難しいながらも小謎としても良質な出来ばえなのは間違いなく、中盤ぐらいに出現する推理と法則を見出して答えを導く工程は、チーム内でもかなりの盛り上がりをみせました。
時にちょっとしたネタ要素がありつつも、それを中心に発想を組み立てて行かなければならない謎のヤキモキ感は独特な解きごたえ。
オモロイんだけど頭の中がすごく混乱する。
でもこういうタイプってすごく作るのが難しそうだし、解法が分かった瞬間に作者と心が繋がった気分になるので好き。
また前述したおじゃマ要素をどのように活用していくかというシークエンス。
考えもなしにイケイケドンドンで使っていくといつのまにか思考の袋小路に迷い込んでしまうので、周りの人とかなり相談というか情報の整理をしながら進めていきましたね。
ちなみにヒントブックも常備されている安心仕様。困ったら聞ける雰囲気でもあったしね。
どうやら初演時はヒントブックすらなかったらしい。正気か?(褒めてます)
なんやかんや解き進みすべてが結実するラスト。
正直自分はチンプンカンプンだったんですが、チームメイトの人がズバッと答えをひらめいてくれてギリギリクリアできました!
これで私もおじゃマスターや。
おわりに
ナゾトミライ×テクニコテクニカの『おじゃマッチ』はこれまで関西でしか公演がされてなかったのですが、無事に東京で参加できたのは僥倖でした。
ギリギリでチケットを購入したんですけど、自分の嗅覚を信じてよかった。