全国150万人の”アイアンシェフ”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は12月24・25日に竹芝ポートホールで開催されていた
『リストランテ・ミステーラと奇妙な美食家たち』に挑戦してきました!
【概要】
奇妙な食材。怪しげな道具。
おとぎ話のような不思議生物……。
気づけばあなたは、異世界のレストランに迷い込んでしまいました。
混乱するあなたの前に、一匹のモンスターが現れます。
『お願いします!わたしたちのレストランを救ってください!』
どうやらこれから訪れる異世界の美食家集団『イシュラン』を
満足させられなければ、この店を潰されてしまうらしいのです。
彼らが求めるのは、今まで見たことがないような全く新しいフルコース。
あなたの知恵とひらめきで、目指せ100ツ星レストラン!
【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
RIDDLER新作公演は、料理人の腕が試されるスコアアタック公演でした
ざっくり感想
謎解きクリエイターである松丸亮吾さんが代表を務めるRIDDLER株式会社のホール型公演第2弾。
血湧き肉躍るカジノが舞台だった前作『GambLe RiddLe ScrambLe!!!』と趣向を変え、
とある不思議なレストランを舞台に、異世界の美食家集団『イシュラン』をも唸らせる至高で究極なフルコースを提供していくというストーリーが展開されます。
世界観が異世界のため出てくる食材や料理も私達が普段見るものとは少し違うファンタジックなデザインになっており、デザイナーのこだわりがうかがえる仕様。
スタッフ・キャストの方もコックやホール担当などレストラン風に衣装をチェンジ。
より非日常感がマシマシになっていました。
私が参加したのは25日の17時回で、通常の公演に加え追加イベント(本編とは関係ない)がある回だったためポートホールは超満員。
リドラをずっと応援している方が多い印象でボルテージも相当高かったと思います。
前作と同じようにハイテーブルでスタンディング方式だったためチェック時に相当な混雑が予想されましたが、そこはさすがのRIDDLER。
チェックポイントの分散と大量のチェッカーの配置、そしてなにより今回のお楽しみポイントによってストレスのないゲーム運びが実現していたのです。
300人以上が同時に謎を解きを行うイベントでここまでサクサクとゲームが進むのは本当にすごいことなんですよ。大規模会場である利点と導線が光るポイントでした。
また、手に入れた食材を使って自分たちだけのフルコースを作っていくというシークエンスはかなり面白く、チームごとに完成するフルコース料理が違うのはいろんな面で素晴らしい遊びゴコロだったのではないでしょうか。
個人的には漫画『トリコ』で主人公たちが自分だけ特別なフルコースを模索していたのを思い出しましたね。
評価を求めて茨の道を進むもよし、思うがままに料理を作れる自由さが好きでしたね。
もうひとつ良かったのが映像関係。
巨大スクリーンに映し出されるオープニングはこちらの想像力とモチベーションをとても掻き立ててくれて、クライマックスの照明とのコンビネーションは少し感動すら覚えました。
素材はシンプルなんだけど、それを魅せる方法がうまい。
謎の感想
さて謎解きに関しても料理要素が存分に生かされます。
というのも、ストーリーにもある100ツ星を目指すためには材料の品質に加え料理人の腕が求められるから。
これが謎解きのシステムとガッチリとハマり、まるでスコアアタックのよう。
自らのスキルを信じ高みを目指すことも可能ですが、ここで素晴らしいと感じたのがコース料理の軌道修正をフレキシブルにおこなえるところ。
勢いよくローストビーフを作ろうとしたものの、時間が掛かりそうだと判断すればすぐに焼肉に変えることが出来るのは、いろんなタイプの人が参加する公演として大正解だったと思います。
特に質を求められる謎は本当に難しく、スタッフのかたに聞いてようやく全貌が明らかになることもしばしば。
自分たちは2流料理人であるとしっかり認識し、調理にかかりました。
目安時間も提示されているので、そこもありがたかったですね。
ラストはこれまでの経験を総動員。無事にすべての料理を提供することができました!
個人的にすごく好きな謎の流れだったのでここだけでも遊べてよかったと感じました。
結果は76ツ星とそこそこ健闘。
TOPは100を遥かにに超えるスコアを叩き出していました。もう調理現場を見せてほしい。
おわりに
そんな感じで『リストランテ・ミステーラと奇妙な美食家たち』の感想でした。
スタンディングはちょっと辛かったですが、プレイ中はそれを忘れるほど熱中していたので、非常に満足度の高い公演だったと思います。
来年はどんな謎解きで私たちを驚かせてくれるのでしょうか。今から楽しみです。