【謎解き 感想】PARALLEL

全国150万人の”紙たばこから加熱式たばこへ変えた”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在ドラマチックホールで開催されている
『PARALLEL』に挑戦してきました! 

【概要】
あなたが今いる世界は

別の
あなたが選択しなかった世界(パラレルワールド)なのかもしれない

『SILENT NIGHT』『TRAP』『クラインの壺』を生み出した
よだかのレコードB-SIDEが送る7周年プレミアム公演

PARALLEL
 


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
所要時間:約180分
人 数 :4人1チーム

個人的満足度★★★★★★★★★☆ 9/10点 

ざっくり感想

これまでも狂気の発想力と実装力で数多くの謎解き野郎たちを虜にしてきたよだかのレコードB-SIDE
そのレーベル発足7周年を記念した新作公演に参加してきました。

よだかのレコードB-SIDEがこれまで発表してきた公演は5作品と少ないものの、そのどれもが参加者の心を揺さぶる演出やギミックが施されており、ディレクターである5103の作家性が遺憾なく発揮されるレーベルとなっておりますね。


個人的には普通の公演の皮を被ったトンデモ公演である『SILENT NIGHT』と、公演そのものの意味について考えさせられた『クラインの壺』が好きで、特に『クラインの壺』は当時謎解きにハマり始めていたわたしの脳を完全に焼き切り、その後肩まで沼にドップリと浸かるくらい強烈な体験になりました。


普段遊んでる公演と比べるとある種の掟破りが存在するため、一定数合わない人がいるもの事実。
実際わたし自身『CRIMZON』はイマイチだったりするのですが、その分刺さった時の爆発力が半端ないのがB-SIDEなわけです。

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謎解き公演ではありますがそれを解くことが主目的ではなく、謎解きをきっかけとして日常とは少しずれた世界線の出来事を体験として楽しむのが魅力なのではないでしょうか。


さて今回の『PARALLEL』も、非常にコンセプチュアルな仕上がりになっております。
まず目をひくのは180分という公演時間でしょうか。
3時間公演と聞くと、昨年タンブルウィードが開催した『IMMORTAL』がどうしても頭をよぎるわけですがそこはご安心ください。
全く異なるテイストの謎解きが楽しめます(なお長丁場でタフな公演なのは一緒)


感じたのは5103が今回の公演でやりたいことがたくさんあるということ。そのどれもが欠けてもいけないということ
この世界観を魅力たっぷりに伝えるには180分でなければ成立しない。その思いが伝わるような気がしました。

これがもし60分公演だったら慌ただしすぎてなにがなんだか分からないまま終わっちゃいますもん。3時間公演にしたのは英断というか必然だと思いましたね。


そして選択が大事となる本作では、様々なところに違和感と状況を打破するきっかけが存在していました。
『PARALLEL』というタイトルは、あまたある可能性をどのように紡ぎながら自分たちの道を構築していくか。その先にある本当に大切なことはなにかということを暗示しているのかもしれません。


また、演出面でも並行世界要素が存分に輝く仕上がり。
特に中盤以降はこちらの予想をことごとく裏切る光景が目の前に広がるので、思わず頭を抱えたりその窮地にニヤリとしてしまったりと感情のジェットコースターっぷりがいつもより激しかった気がしますね。
でもこの感覚をえたいからB-SIDE遊んでるだよなと強く再認識できました。

おわりに

そんな感じでレーベル発足7周年記念公演『PARALLEL』の感想でした。
個人的にはかなり刺さった公演で満足しています。
一部オペレーションのミスがあって現実が見えてしまったりなんなりがあったんですが、そこさえ直してくれれば非常に完成度の高いものだったでしょう。

ぽんぽん作品を出すのは難しいと思いますが、それでもわたしはよだかのレコードB-SIDEを応援していきます。

興味のある方はぜひ挑戦してみてください。きっと素晴らしい体験になることでしょう。