【謎解き 感想】LAST QUESTIONS

全国150万人の”お祭り好きな”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在ドラマチックホールで開催されている
『LAST QUESTIONS』に挑戦してきました! 

【概要】
絶体絶命の危機がおとずれた6つの世界
英雄達は立ち上がり、それぞれの世界へと旅立った

これで世界は救われたー!!

はずだった!
あなた達の元に6人の英雄達から同じ内容の連絡が入った

「最後の謎以外は全て解くことができたんだが……
 最後の問題だけが解くことができない!
 どうか、きみたちの力を貸してほしい!!」

このゲームは、よだかのレコードが、
謎解きゲームを愛するあなたに送る、最終問題だらけのカーニバル!

1問も解けない可能性がある!
前代未聞の謎解きエンターテイメント!
6つの世界を、いくつ救うことができるのか!?

未来はあなた達にたくされた!
 


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
所要時間:150分
人 数 :4人1チーム

個人的満足度★★★★★★★★★☆ 9/10点 

≪一言≫
よだかのレコード10周年記念公演は、ラストの美味しいところばかり楽しめるボスラッシュ公演でした。

ざっくり感想

ラス謎

それは私たちの目の前に立ちはだかる最後の壁。
クリアすれば栄光とともに達成感を得られ、失敗すれば口の中が酸っぱくなるくらいの絶望を味わう。

当然難易度は高く、制限時間いっぱいまで酷使した頭ではその取っ掛かりすら見えないこともしばしば。
そんな公演における究極の1問がラス謎なのです。

当然最後に出てくる謎なわけですから、1公演につき1問が当たり前。
ですが今回の『LAST QUESTIONS』は違います。
なんとラス謎がいくつも用意されているのです


そんなのおかしいじゃないか。1つの公演でいくつもラス謎があるなんて。
『LAST QUESTIONS』ではそんな不可解な状況をあるとっておきの策で実現しています。

そう、6つの公演のラス謎だけを数珠つなぎにすることによって

これがどんだけハイカロリーなことになるかは謎解きによく行く方ならおわかりでしょう。
制限時間が刻々と迫るあの焦燥感をなんと6つもつるべ打ちに楽しむことが出来るのです!
よだかのレコード、正気か


また、用意されている6つの公演はそれぞれ制作陣が異なるため体験のテイストもバラエティーに富み、途中でダレるということもありませんでした。
特に後半の公演では支給されたアイテムには会場がざわつきましたねー。


加えて公演のデザインもちゃんと力が入っており見た目のインパクトもバッチリ担保
1つ1つの公演がフル尺のものだった錯覚するほど。いつもよりコストがかかっていると推察できます。
ラス謎を遊ぶためだけなのにOP映像がちゃんと用意されていたのは感動すら覚えました


そして驚くべきはこの公演が2時間をゆうに超える長尺の公演であるということ。
6つもあるとは言えラス謎がしか遊ばないので実質的なプレイ時間は通常の公演とさほど変わらないのですが、いろいろな要因が重なりとてもタフな体験となるため万全の体制で遊ぶことをオススメします

謎の感想

せっかく6つの公演に分かれているので、各公演ごとに一口感想を書いていこうと思います。(一応順不同にしておきます)

人生逆転ゲームからの脱出 失敗


個人的には一番悔しさを感じた作品。
与えられた情報だけでなく、情報の余白にこそ真実にたどり着く道があるという制作者さんの個性が光っていましたね。

しかくボックス 成功


一大ムーブメントを起こした”しかく”な謎を公演風にアレンジ。
過去いくつものしかく謎を解くことができなかった私ですが、この公演で唯一自力でラス謎を解くことに成功。制作者さんと心が通じあえた気がして嬉しかったですね。
実際に箱が目の前にあるのもいい!

世界を滅ぼす電子ゲームからの脱出 成功


『RPGからの脱出』を彷彿とさせるような特殊なゲームを体験できます。
この公演に登場するデウス・エクスマキナのカッコよさと全能感がバシバシと伝わりました。個人的にこのラス謎が一番好きです。

ペーパークラフトファクトリーの忘れられない1日 失敗


敗因:探索不足
見た目は可愛いですが、ラス謎としてやることの多さは随一。
手先が不器用なこともあって、非常にバタバタしていました。
配られる資料にも遊びごころがあって、ラス謎に到達する前はどんな公演だったのかが気になります。

コップリンの秘密の料理ショー 失敗


敗因:探索不足その2
わらっちゃうくらい歯が立ちませんでした。変な表現ですが、ラス謎の最序盤で躓いてしまったので掟破りのスタッフヘルプが登場する事態に。
その後なんとか挽回するものの、あえなくタイムアップとなりました。
解説前にクリアまでの筋道が分かったのも悔しい。完全に目が曇っていました、、、
ストーリー自体は好き。ゲストもいるしね。

海中決戦からの脱出 成功


ある意味謎解き公演としてとてもオーソドックスなロジックやギミックが仕込まれている、60分公演だったら初心者におすすめしたいやつ。
そして某スマホゲーを思わせるラス謎の展開に爆笑しました。
配布されるアイテムを見て「記憶にはないけど、ちゃんと私たちはここまで謎を解いてきたんだな」と思わせてくれる演出に少しぐっときたのは内緒。

おわりに

そんなわけで全体を通すと3勝3敗と言った感じで引き分けでした。

振り返ればたった6問を解くための公演といった感じですが、 とても贅沢な時間を過ごし、10周年記念公演としてキービジュアルどおりのお祭りを存分に体験できました。
これからのよだかのレコードにいろんな形でどんどん謎解きを作ってもらいたいです。その分参加しますので。

謎解きが好きだという方はぜひチャレンジしてみてください。絶対に損はさせません。