【謎解き感想】ペーパーキングダムからの脱出

全国150万人の”幼少期ペーパーマリオを死ぬほど遊んでいた”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在リアル脱出ゲーム横浜店で開催されている
『ペーパーキングダムからの脱出』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
まもなく閉館する夜の図書館。
ふと目に止まった一冊の絵本を手にとり、ページを開いたその瞬間、まばゆい光があなたを包み込んだ。

「どうか、この世界を救ってください!」
どこからともなく聞こえる声。

目がさめると、鳥、草木、街も水も... 何もかもがペラペラな世界になっていた。
どうやらすべてが紙で出来た王国"ペーパーキングダム"に迷い込んでしまったようだ。

さらにこの王国では、紙の住人たちが次々と折りたたまれてしまうという恐ろしい事件がおきていた。
鍵を握るのは、王国に隠された魔法のハサミ!
彼らを助けることが出来るのは、外の世界からきたあなたしかいない。
さあ、あなたは王国の平和を取り戻し、絵本の世界から脱出することができるだろうか?


【プレイ方式】
タイプ :ルーム型
制限時間:60分
人 数 :10人1チーム

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

ざっくり感想

2019年からおよそ3年ぶりに横浜へ帰ってきた”紙”公演
導かれた絵本の中の世界「ペーパーキングダム」で大冒険をしながら、そこでおこったとある事件の収束を目指します。


近年のリアル脱出ゲームは新作公演も多く開催しているため過去の名作公演が再演されるスパンがどんどんと長くなっている気がしていて、ここで参加しないと次はいつになるかわからん!という気持ちで参戦しました。


会場は中華街にあるリアル脱出ゲーム横浜店。
ここにくると大体祝勝会や反省会を近くの中華料理屋で行うので、豆苗炒めと空芯菜が好きな私にとってはとてもウキウキする会場である。



エレベーターからすぐに店舗に入る構造上、入場可能な状態にならないと階数ボタンが押せないのはわかりやすい仕組みだと毎回思いつつ、一回エレベーターの扉を開けないとその状態がわからないという状況にヤキモキしてしまうのは私だけでしょうか。


受付を済ませいざ会場である夜の図書館へ。
閉館間近ということで若干照明を落とした室内。図書館だということはわかりつつも、ここからどうやってあのペラペラの世界へ行くのだろうとこちらのワクワクする気持ちをとても高めてくれる導入部分
そこからキャラクターがこんにちは(物理)することで、あっという間にペーパーキングダムに到着するのです。


大地や自然、人工物までもが紙でできたペーパーキングダム。
平日午前中のEテレを彷彿とさせるような、温かみのあるほわほわした世界がそこには有りました。
それだけに私たちの異物感は凄まじく、異世界転生をしているような気分に浸れます。


異世界転生ものではありますが、私たちが主役であるという感じは決してなく、どちらかというとペーパーキングダムに住んでいるキャラクターの困り事や厄介事をいっしょになって解決に導いていく、神の手のような存在としてこの世界に介入していきます。
以前遊んだ『工作室からの脱出』の精神を受け継いでいるような作りです。

www.rdbgjunction.com



そのため自分自身の体験としては他の公演に比べると一歩引いた感じがありますが、ちゃんとルーム型ならではの楽しみ方もあるのでご安心を。

謎の感想

『ペーパーキングダムからの脱出』の名前は伊達ではなく、紙やそれに関連するアイテムを使った謎が非常に多い印象
改めて紙が持つ表現の幅に驚かされる公演となりました。


特に序盤から使用するとあるアイテムは、こちらの童心に火をつけつつもその難易度から挑戦者の心を折り、また、多角的な視点をもって発想の飛躍をさせるなど、子供の頃に置いてきてしまったかもしれない”あのころの想像力”をもう一度思い出させてくれました。


個人的に失敗したなと感じたのは時間配分
この公演の制限時間は60分なんですが、前半のフェイズでかなりの時間を使ってしまって、中盤以降比較的サクサクと進んでいたはずなのに気づいたらもう残り時間30秒とかになってしまって、ラス謎を落ち着いて検討する時間が無くなってしまったのが残念でしたね。

もっと序盤の問題を上手にさばけていたら・・・と思わずに入られません。
久々のルーム型で洗礼を味わった気がします。

おわりに

『ペーパーキングダムからの脱出』。残念ながら失敗してしまいましたが、世界観が好きなのはもちろんのこと、スタッフさんの凄さを改めて感じることができました。
続編の『スーパーペーパーキングダムからの脱出』はホール型のようですが、こちらも挑戦してみたいですね。