【謎解き感想】図工室からの脱出

全国150万人の”図工室にある椅子の背もたれがなぜ無いのかを知っている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在リアル脱出ゲーム吉祥寺店で開催されている
『図工室からの脱出』に挑戦してきました! 

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【ストーリー】
ここはどこだろう。ずっと昔にいた覚えがある 。
そうだ。ここは中学校だ。しかし授業が行われる様子はない。
出ようとしても扉は開かない。閉じ込められてしまった。

部屋の中にはさまざまな暗号やアイテム。周りを見渡すと見知らぬ男女。
みんなで協力してなんとかこの教室から脱出しなくてはならない。


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
公演時間:60分
人 数 :10人1チーム

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
12年前の公演がまさかの再演。すでにリアル脱出ゲームの骨組みは完成していた。

ざっくり感想

2021年2月から全国的に再演が行われていたこの公演。関東で遊べるのは今月末までとのことで、友人を誘って挑戦してきましたよ。


会場はリアル脱出ゲーム吉祥寺。
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吉祥寺もロングラン公演が多いイメージで、訪れたのは半年前の『絶望テレビからの脱出』ぶり。

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ゴールデンウイーク最終日で雨も降っていたからか、いつもより人口密度が高かった印象です。
TMCも閉まっているし、行き場のない人が集まったような気がします。


受付を済ませ、吉祥寺店の特徴的な螺旋階段を上り2階へ。
私は入場するまで『図工室からの脱出』をルーム型の公演だと勘違いしていたんですが、実は自分たち以外にもチームは存在するホール型の公演でした。

といっても沢山のテーブルがズラリと並んでいるわけじゃなくて、 エリアごとに仕切で区切られた空間を割り当てられ、3チームが同時に謎解きを行う、ホール型とルーム型のハイブリットのようなスタイル。
通常のホール型に比べると幾分狭いですが、やはり部屋内を漁ったり部屋内を自由に移動したりできるのは楽しい。
机上の選択だけでなく、実際の私たちの行動がきっかけで何かが変化するのはワクワクしますからね。


本公演は、2009年に行われた公演をベースに限りなく再現し、謎の部分はさらにボリュームアップを図っている とのこと。
私は当時の公演に参加していないので、どこまで再現がなされているか等の部分は知る由もないのだけれど、最初に配られる案内文にその片鱗を見ました


今でこそエンタメ業界のコンテンツの一つとして活躍しているSCRAPですが、初期SCRAPのスタンスはまさに私たちに対する挑戦状といった感じで、どこか言葉の端々にチクリとくる含みや毒を入れていました
いまやその片鱗を見せるのはリアル脱出ゲームDVD『人狼村からの脱出』のEDで加藤社長が放った一言か今回の案内文くらいなのかもしれません。



また、演出に関しても2021年の公演では逆に見かけなくなってしまった類のものもあり、12年経ち文字通り一周回って新鮮な体験でした。

謎の感想

謎に関してもかなりどこかで一度は触れているようなオーソドックスなものが多く、序盤から終盤まで詰まるところはごく僅かな印象。
逆に2009年に登場した様々な謎が、先の時代でオーソドックスな謎になっていることに感銘を受けました
色んな謎の元始を見ているかのような気持ちになれます。


さて今回の謎はキービジュアルにもある通り、とあるアイテム達を切ったり、貼ったり、工作しながら謎解きを進めていきます。
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作業ができるスペースの関係で私はほぼ応援側に回りつついくつか手伝わせてもらったんですけれども、めっちゃ不器用な出来栄えで結構な時間ロスだったと思います。
子供の時は指先が覚えていたのに…時間の流れは残酷です。


また、中盤以降は別の意味でのクラフト要素がルーム内で起こり、新たな難関を突破していくことに。
2009年もこの演出だったんですかね。いきなりあれが現れたら興奮しますよねー。


ラス謎はやはり難易度としてはグンと上がるんですが、互いの気づきをきちんと情報共有していたおかげで難なく危機を脱出することに成功しました。いやー嬉しい。
序盤になぜだろうと思っていた部分も解説で解消され、めちゃスッキリした気持ちで図工室を後にしました。


なにはともあれ 2009年の時点で現在までの基礎となるフォーマットを作り上げていたことに驚きまくった公演でした。
ここから派生して色んな公演が生み出されてきたんだなぁと、これまでの歴史を振り返るいい機会となりましたね。
直近で似た傾向の公演は、やはり『びっくり謎工作室からの脱出』かなと思います。

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びっくり謎工作室が好きだったあなた。また工作の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。